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【この記事のエキスパート】
文具研究家:秋月 千津子

文具研究家:秋月 千津子

文具研究家、ISOT (国際文具・紙製品展。国内外のメーカーが集う日本最大級の「文具PR商談会」)PRサポーター、「文房具カフェ」会員。
文具についての情報をさまざまなメディアで発信中。
得意ジャンルはノートなどの紙類、ボールペン。
オフィスや文房具屋に必ず置いてあるような定番文具を好む。
推しメーカーは三菱鉛筆、リヒトラブ、クルーシャル。


会社の資料作成などで使われる製本機。業務用のイメージが強いですが、リング製本・中綴じ製本ができるもの、家庭で使える卓上の製本機など種類はさまざまです。この記事では、製本機の選び方と、「とじ太くん」などの人気おすすめ商品をご紹介します。

製本機とは?

出典:Amazon

製本機とは、文書や契約書など複数の書類を1冊の冊子にまとめるための機械のこと。専門の業者に頼まなくても自宅やオフィスなどで手軽に製本することができるよう、近年では業務用だけでなく安価でコンパクトなタイプも販売されています。

想像以上に完成度の高い製本機もあるので、ぜひ、各商品をチェックしてみてくださいね。

製本タイプ、サイズ、厚み、消耗品で
製本機の選び方

製本機は、製本方法や用紙の厚みなどによって、選び方が異なります。製本のタイプや機能について、選び方のポイントを解説するので、ぜひ参考にしてみてください。ポイントは下記のとおり。

【1】製本タイプで選ぶ
【2】製本したい用紙のサイズに対応しているか
【3】背幅の厚みに対応しているかもチェック
【4】コストパフォーマンスで選ぶ

上記のポイントを押さえることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。

【1】製本タイプで選ぶ

まずは、製本タイプの種類について紹介します。具体的な製本方法を知ることで、どのタイプがどういった冊子をつくるのに向いているのかをイメージできます。小説のような形にしたい、雑誌のような綴じ方がいいなど、完成品のイメージから製本機を選んでみるといいでしょう。

『くるみ製本』市販の書籍と同じ仕上がりを

出典:Amazon

「くるみ製本」は「背のり方式」ともいわれる、市販の書籍で多く利用されている一般的な製本タイプです。単行本や小説、参考書などはほとんどくるみ製本で作成されています。専用のカバーを使い、表紙となかの冊子をのりで貼り合わせ、熱を加えて仕上げる方法です。

また、くるみ製本タイプの製本機はリーズナブルなものが多いのも特徴。専用カバーを別途購入する必要はありますが、見た目を美しく仕上げたい人に向いています。

『中綴じ製本』雑誌に使われている

出典:Amazon

薄手の雑誌などに使用されている製法が「中綴じ製本」です。紙を折り、中央をホチキスで留めるタイプで、ランニングコストが少ないのが特徴です。

業務用途では専用の製本機が必要になりますが、個人で使うものだと大きなホチキスのようなタイプもあります。中綴じ製本は折り曲げる作業も必要で手間がかかりますが、自動で折り曲げてくれる製本機もあるので、用途に合わせて選ぶといいでしょう。

『テープ製本』手軽にオリジナルノートができる

出典:Amazon

「テープ製本」は、その名のとおりテープで製本する方法です。ホチキスでまとめた書類の背にテープを貼ることで、見栄えと耐久性が向上します。コストを掛けず、見た目のよい簡易的な製本がしたい方におすすめです。

製本用のテープは手で貼ることもできますが、1冊ずつ貼っていると時間がかかるので、テープ製本用の製本機を活用したほうがいいでしょう。

『リング製本』リングノートができる

出典:Amazon

リングノートと同じように製本できるのが「リング製本」です。試験勉強などで自分でまとめた資料を、リングノートとして保管しておきたい人に適しています。見開きしやすい構造なので、勉強時に使いやすいでしょう。ただし、リング部分がかさばるので、配布目的には適していません。

製本方法は、穴を開けてリングをとおすといったシンプルなもの。書類を製本機にはさんでレバーを引くだけ、といったカンタンな操作で制作できるものが多くあります

【2】製本したい用紙のサイズに対応しているか

製本機は、本にしたい用紙のサイズに対応したものを選びましょう。よくある勘違いが「A3まで対応しているからA5も作れるだろう」というもの。製本機ごとに対応する用紙サイズが決まっており、大きいサイズに対応しているからといって、小さいサイズの製本ができるわけではありません。用紙の対応サイズは必ず確認しましょう。

【3】背幅の厚みに対応しているかもチェック

出典:Amazon

用紙サイズを確認すると同時に、作成する冊子の厚みも気にしなければなりません。製本する厚さを事前に確認して、厚みに対応できるものを選びましょう。

また、どのぐらいの厚さかわからないから、分厚い製本が可能なタイプを選ぶというのはあまりおすすめできません。分厚い本にも対応できるスペックの高いものでも、製本に時間がかかる、高価なものが多いなどデメリットがあります。きちんと自分に合っているサイズを選ぶほうがお得ですよ。

【4】コストパフォーマンスで選ぶ

本体の機能や価格で選ぶのも必要ですが、別途かかる消耗品のコストなども事前に把握しておきましょう。リング製本はリープリング、中綴じ製本はホッチキスの芯、くるみ製本は背のり方式専用のカバーなど、製本方法によって必要な消耗品があります。

頻繁に使用する場合や、そこまで製本方法にこだわらない場合には、本体価格以外にも消耗品が安いタイプを選んだほうがいいでしょう。

文具研究家がアドバイス
消耗品が入手しやすいかにも着目

【エキスパートのコメント】

製本機の購入を検討している場合、使用目的が明確だと思うので「製本の方法」「対応サイズ・厚み」が希望に合っていることをしっかり確認しましょう。特に「厚み」は綺麗に製本できるかを左右するポイントになります。

また、見落としがちなのは製本カバーやリングなどの「消耗品」。価格は勿論ですが、手に入りやすいかどうかもチェックを! カンタンに入手できない場合は、本体購入時に消耗品もある程度の量を買っておきましょう。

選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)