
◆本記事はプロモーションが含まれています。
【この記事のエキスパート】
空間デザイン・DIYクリエイター:網田 真希
「インテリア空間デザイン」「スタイリング」「写真」「テレビ撮影」「監修」「執筆」などフリースタイルにて幅広く活動中。
予算100万円で自身が住む自宅をフルリノベーション、古材、流木などを使った家具作りが話題となり、様々なメディアにて取り上げられている。
幼少期から物作りが好きで、何でもまず作ってみる、やってみる精神、そんな好きが高じて、趣味から現在のお仕事に発展。
硬い金属板などに穴をあけるときに便利なアイテムが「パンチャー」です。本記事では、パンチャーの選び方とおすすめ商品をご紹介。さらに、通販サイトの最新人気ランキングのリンクもあるので、ぜひ売れ筋や口コミも確認してみてくださいね。
パンチャーとは
厚い金属に穴を開けたいときに便利な道具がパンチャーです。ほかにも穴を開ける道具としてドリルなどもありますが、パンチャーは穴あけパンチを強力にしたような構造になっているため、短時間で効率よく金属に穴を開けることができます。
おもに業者向けのものが多かったパンチャーですが、最近では一般の方でも手を出しやすいお手頃な価格の商品も続々と登場しています。
さまざまな種類があるので、選び方のポイントをしっかりと確認してから購入しましょう。
パンチャーの選び方
それでは、パンチャーの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の5つ。
【1】油圧の有無
【2】手動か、電動か
【3】タイプ
【4】電源の種類
【5】穴あけ可能な穴径と厚み
上記の5つのポイントをおさえることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】油圧の有無をチェック
パンチャーには油圧を使ったタイプのものと、油圧を使用せすバネの力で穴を開けるタイプの大きく2種類があります。このうち一般の方でもかんたんに作業ができる、おすすめのタイプは油圧式のパンチャーです。油圧の力を使うので、力を入れる必要もなく、ハイパワーで手早く穴をあけることができます。時間を取らないので、作業効率がいい点もポイントです。
いっぽう、バネの力で穴を開けるタイプのものは、厚い金属板に穴を開ける際には力を入れる必要があるので腕に負担がかかる点が難点です。薄いものにのみ使用するという場合はこちらのタイプでも問題ありませんが、ここでは油圧式についてご紹介します。
【2】手動か、電動か、チェック
油圧式のパンチャーは、手動式と電動式の2つのタイプがあります。それぞれの特徴をチェックして、作業内容に適したものを選びましょう。
▼「手動式」大きな穴も開けられる
パンチャーにはダイスという付属品がついていますが、その大きさにより、開けられる穴のサイズが異なります。手動油圧式のパンチャーは、直径50mmを超える比較的大きな穴を開けられるダイスが入っているのが特徴。大きな穴を開けたいという場合は手動式を選ぶのがおすすめです。
手動タイプでも油圧式パンチャーはもちろん力を入れる必要がありません。手に入れやすいお手ごろな価格も魅力です。
▼「電動式」厚い鉄板にも使用できる
電動油圧式パンチャーは一定の大きさの穴しか開けられないものが多く、直径20mmくらいまでのダイスしか入っていません。大きめの穴をあけたい場合には不向きですが、手動式に比べ強力なパワーがあるので、厚い鉄板でもらくらく作業ができるのがメリットです。
電動式にはさらに、単動式と複動式の2種類があります。単動式は穴を打ち抜くときにだけに油圧を使用し、複動式は打ち抜き・打ち上げのどちらにも油圧を使います。複動式なら、厚い鉄板などに使用する際に刃が戻らないという場合にも、油圧の力でかんたんに戻すことができます。
【3】タイプをチェック
油圧式のパンチャーには手動・電動を問わず、さまざまなタイプがあります。おもな3つをみていきましょう。
▼「ホースタイプ」狭い場所にも使いやすい
ホースタイプは手動油圧式パンチャーにあるタイプです。ハンドルとダイスのついたヘッド部分がホースと繋がっており、ヘッド部分を伸ばすことができるので狭い場所の作業にも便利に活用できます。
電気設備工事や配管工事などの狭いところによく使われるタイプです。手ごろに手に入る機種もあるので、DIYに活用したい方にもおすすめ。
▼「バリアフリータイプ」ヘッド部分の可動域が広い
低い位置に固定されたものに穴を開ける場合や、下からしか穴を開けることができない場合は、ヘッド部分を自由自在に動かすことのできるバリアフリータイプがおすすめ。こちらは手動式・電動式のどちらにもあります。
ヘッド部分が固定されていないので、可動域が広く使いやすいのが特徴。90~360度まで、商品によって稼動範囲が異なります。とくに、本体が大きい電動油圧式を狭い場所に使用する際は、バリアフリータイプでないと作業が困難です。用途に合わせてチェックしましょう。
▼「ノッチングタイプ」切り欠き加工ができる
金属板を一部分だけ開いた状態で抜けるのがノッチングタイプのパンチャーです。一般的なパンチャーは、打ち抜いて穴を開けるのに対し、ノッチングタイプは一部分を残した状態で抜くことができます。
こちらは手動式・電動式のどちらにもあるタイプです。ただし、電動式のノッチングタイプはお値段が張るのが難点。たまにしか使わないという方は手動式もチェックしてみましょう。
【4】電源の種類をチェック
電源式のパンチャーの電源には、AC電源式と充電式があります。自分の使いたい用途に合わせて、それぞれの特徴を参考にしてくださいね。
【AC電源式】すぐに使える
電源を繋いですぐに使える、AC電源式の電源油圧パンチャーです。充電式とは違い、コンセントさえあれば使いたい時にすぐに使うことが可能です。電圧が安定することも強みです。
【充電式】場所を選ばず使える
充電してどこでも使えるのが充電式のパンチャーです。バッテリーの種類でパワーも変わってきますが、電源がない場所で使えるのが最大の特徴です。充電しておけば場所に関係なく使えます。
【5】穴あけ可能な穴径と厚みをチェック
パンチャーに付属するダイスのサイズによって、穴を開けることのできる穴径が異なります。一般的に、サイズ別のダイスが5~6個付属しています。ついてくるダイスのサイズは各メーカーごとに多少異なる場合があるため、あらかじめ開けたい穴のサイズを確認し、そのサイズが含まれているかチェックしておくと安心です。
また、ダイスはサイズだけでなく形状にも種類があります。丸型や、四角穴など、オーソドックスなものから特殊なものまであるので、こちらも合わせて確認してみてください。
さらに、穴あけできる厚みにも注意しましょう。素材により硬さが異なり、多くのメーカーはSS400(一般構造用圧延鋼材)を基準としています。SS400よりも硬いステンレスを使用している場合は、穴あけ可能な厚みが薄くなるので気をつけましょう。
エキスパートのアドバイス
【エキスパートのコメント】
素材の厚みなど考えてより自分にあったものを
パンチャーは金属のスピーディーな穴あけをする工具で、電気工事など少し専門的な作業をする際に必要とされている工具です。
比較的値段も高いので、穴開けする素材の厚み、価格帯、手動、電動など、さまざまなタイプより、比較して自身にもっともあった道具を選ぶといいでしょう。