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【この記事のエキスパート】
料理研究家&食専門ライター:松本葉子
紙媒体およびwebで食関連記事を執筆するほか、食物学専攻の学生時代から継続している料理研究および多くの料理人や飲食店、生産現場を取材してきた経験を生かして食品メーカーや飲食店などにレシピ提供・メニューアドバイスを行っている。
代表的な中華調味料で料理にコクや甘みを加える甜麺醤(テンメンジャン)。料理にコクや甘みがプラスされ、麻婆茄子やホイコーロー、野菜炒めなどの炒め物で大活躍します。この記事では、料理研究家の松本葉子さんに選んでもらったおすすめ商品をランキング形式でお届けします。
豆板醤やコチュジャンの違いも
甜麺醤(テンメンジャン)とは?
甜麺醤(テンメンジャン)は、中華料理に使われる調味料です。元々は小麦・塩・麹が原材料ですが、砂糖、ピーナッツ、ごま油などの材料を加えて作られた「中華甘味噌」の甜麺醤もあります。濃い茶褐色でとろっとしており、甘みをもった味わいが特徴。北京ダックや回鍋肉(ホイコーロー)、麻婆豆腐などの中華料理でよく使われています。
少し加えるだけでコクや香りが際立つので、ご家庭にひとつあれば重宝するでしょう。日本でも多くのメーカーから販売されていて、商品ごとに材料や特徴も違います。韓国料理に使われる「コチュジャン」や中華の辛味調味料「豆板醤」とも似ていますが、甜麺醤には辛味がないのでお子様でもおいしく食べられます。
コク深い旨味のエッセンス
甜麺醤の選び方
甜麺醤を選ぶときに重視したいポイントを説明します。ポイントは下記の3つ。
【1】調理法に合った味や香り
【2】原材料
【3】パッケージや容量
上記のポイントを押えることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】調理法に合った味や香りの商品を選ぶ
甜麺醤はメーカーによって味や香りが大きく異なります。そのため、自分がどういった料理を作りたいのかによって、商品を使い分けましょう。日本では、中国のメーカーの甜麺醤のほかに、日本のメーカーの甜麺醤が流通しています。
コクや深みを出したいなら中華専門メーカー
中国や台湾のメーカーがリリースしている甜麺醤は、本格的な味のコクと香りの深さが特徴。料理に使用することで、ほどよい甘みを加えることができます。
日本ではS&Bから販売されている「李錦記(りきんき)」がそのひとつ。回鍋肉などの炒めものだけでなく、中華春巻きのアクセントに使えます。
和食の隠し味などに使うなら日本のメーカー
日本のメーカーや商社が販売している甜麺醤は、日本人の味覚に合わせてよりマイルドな味わいに調整されています。そのため、和食にもよくマッチするのが特徴。
醤油を使う料理にアクセントとして入れてみたり、冷奴にそのままトッピングしてもおいしい商品が多く展開されています。隠し味として使用するのもいいでしょう。
【2】原材料で選ぶ
甜麺醤に使われる原材料によっても風味や味わいが異なります。また、食品だからこそ体にいいものを選びたいですよね。商品の裏面を見て、原材料もチェックしてみましょう。
香ばしさを加えるならピーナッツやごま入りを
ピーナッツやごまが入った甜麺醤は、加熱によって香りが引きたちます。そのため、炒めもののアクセントとして使われているのがこのタイプの商品。少量でも風味が大きく変化します。料理好きな方は、このタイプを手元に置いておくのもおすすめです。
添加物や化学調味料不使用のものを選ぶ
甜麺醤は辛さがないため子供でも食べやすく、さまざまな料理に使えて便利な調味料です。しかし、商品のなかには化学調味料や添加物が使われているものも。家族が安心して食べられる無添加のものを選びたいですね。
無添加の甜麺醤は、味噌、醤油、砂糖、ごまペースト、植物油脂などシンプルな材料で作られています。体にやさしいものを選ぶなら、購入前に原材料をチェックすることをおすすめします。
【3】パッケージや容量で選ぶ
甜麺醤はおもに中華料理で使用する調味料。そのせいか一度使った後しばらくは使う機会がなかった、なんてこともよく聞きます。甜麺醤を買うときは自分が使う頻度や量を考え、容器や容量に注目しましょう。
料理する頻度が少ないならチューブタイプ
あまり中華料理を作らないのであれば、使いやすいチューブタイプがおすすめです。チューブタイプは容量も少なめで、キャップを開ければすぐに使えるのが特徴。冷蔵庫のなかで場所をとることもないので、気軽に購入できます。
甜麺醤を試してみたいという人は、まずはこちらのタイプを購入するのが無難といえるでしょう。
たっぷり使うならボトルタイプや業務用
中華料理を頻繁に作るというかたは、ボトルタイプの商品を購入しましょう。大容量の商品が多く展開されており、チューブタイプと比べるとコストパフォーマンスにすぐれていることがメリットです。
料理研究家からのアドバイス
2種類以上試してみて好みの味を見つけましょう
【エキスパートのコメント】
現在手に入る甜麺醤は製法も原材料も多彩で、それぞれが個性的です。とくにベースになっている味噌の種類や甘みの強さで好き嫌いが分かれると思います。そのため、できれば2種類以上試してみて好みのものを見つけるのがおすすめです。
また中国や台湾からの輸入品、輸入品をベースに日本で加工したもの、日本で製造されているものなどがありますので、こちらも選ぶポイントになると思います。