自宅で過ごす時間が増えている今、テレビは大事な情報源や娯楽に。峠田氏は「同じ時間に同じ映像を見て、SNSを介してみんなで時間を共有できることの意味を改めて実感しました」と言い、「星野さんがインスタで、当時は撮影でバタバタだったので、初めて火曜10時に皆さんと一緒に観られるって書いていましたが、原作の海野(つなみ)さんも脚本の野木(亜紀子)さんもずっとツイートしてくれて、視聴者のみなさんを中心に出演者、原作者、脚本家、制作陣もみんなが同じ時間を共有して、思いや捉え方を発信し、『同じだ!』『違う!』と他の人の意見に反応し、確かめ合い、楽しめるという空間を作れるのはテレビの強みなのではないかなとすごく感じました」と語った。

そして、「視聴者の皆さんの言葉をSNSなどで確認しながら観ていて、みなさんがSNSですごく反応してくれているのがうれしくて、“バニラ”のところは未公開だったので気づいてもらいたいし、あそこで1回つぶやこうかって。オンエア中にスタッフ同士でやりとりしながら『バニラ』ってつぶやいたり。僕たちも皆さんと一緒になって楽しめているのはとてもうれしいです」と話した。

「バニラ」ツイートは、「#逃げ恥ただいま」というハッシュタグもつけて投稿。「みなさんが『おかえり』って言ってくれていたので、『#逃げ恥ただいま』っていうハッシュタグを。それも返したいなという思いもあり、つぶやきました」と、感謝を込めた視聴者への返事でもあった。

ちなみに、脚本の野木氏は「短縮版でもガッキーの可愛いカットは絶対に切らないぞ!という執念を感じた」とツイート。峠田氏は「新垣さんの表情や平匡さんの表情を大事にしたい、すべての出演者のいいなと思える表情を大事にしたいってスタッフみんなで話をしていたので、野木さんにそう言ってもらえたのはうれしかったです」と喜んだ。

■視聴者に感謝! 2話のサプライズも予告

最後に峠田氏は視聴者へ、「僕たちも自粛ムードの中でエンターテインメントというものをどうやっていけばいいんだろうと話しています。そんなときにみなさんが『逃げ恥』について『楽しみ』とか『面白い』と言ってくださる、その一言一言が僕たちもすごくうれしくて、僕らなりの工夫を毎話していって、視聴者のみなさんに少しでも驚きや面白さを感じてもらえるものにしたいと思っています」とメッセージ。

「ぜひリアルタイムで見ていただいて、出演者、原作者、脚本家や僕らスタッフと同じ時間を共有してもらえたらうれしいです。今、ソーシャルディスタンスと言われて人と人との距離がある中で、星野さんの恋の歌詞ではないですが、そういうところで感じ合うことができる。人と会えない時期だからこそ余計に、同じもの一つでみんながつながれたら幸せだなと思っています」と呼びかけ、「キャスト、スタッフも皆さんからエネルギーをもらえていて本当にありがたいと思っています」と感謝した。

さらに、きょう26日放送の2話について「1話以上に未公開シーンも未公開カットもあります。ぜひ楽しみにしていただけたら。あと実はサプライズもあります! これはびっくりしてもらえるんじゃないかと思います。キャスト、スタッフもドキドキワクワクしながらその準備しているので、楽しみにしてもらえたらと思います」とサプライズも予告した。

『逃げるは恥だが役に立つムズキュン! 特別編』第2回は26日22時より放送。

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