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【この記事のエキスパート】
フードコーディネーター:加治佐 由香里
日本フードコーディネーター協会常任理事。
2000年よりフードコーディネーターとしての仕事をスタート。
商品開発、レシピ開発、スタイリング・撮影、食イベントの企画運営、講演会講師、料理教室講師など、食に関する業務に広く携わり、「食の楽しさと大切さ」を伝えています。
新しいもの、便利なものを取り入れながら、古き良きもの、伝統的な食文化も重んじるのが私のスタイル。
ここでは、豊かなフードライフスタイルの実現に役立つ提案を行っていきたいと思っています。
お正月に飾りたい「鏡餅」。縁起ものでもあり日本の新年に欠かせないアイテムのひとつです。昔ながらの生タイプや紅白餅の他、使い勝手のいい切り餅タイプの個包装や子供に人気のキャラクター柄など様々な種類があります。この記事では鏡餅の選び方とおすすめ商品を紹介します。
意味や由来は?
鏡餅とは
鏡餅は、古くから受け継がれてきたお正月の伝統の飾り物で新年の神様である「年神様(としがみさま)」のお供えと依り代です。元旦には、年神様が、一年の幸福をもたらすためにやってきて、鏡餅に依りつくとされています。新しい年の幸福や恵みをたくさん授けてもらい、鏡開きに魂の宿った鏡餅を食べると良いとされています。飾るタイミングは、12月28日までがベストです。
お餅のタイプ、数、付属品やデザインで
鏡餅の選び方
鏡餅の選び方には包装の有無や飾る場所、また飾り方や雰囲気など、複数のポイントがあります。それぞれのポイントを確認して、自分に合った商品を探してみましょう。
選び方のポイントについてご説明しますので、ぜひ参考にしてみてください。
お餅のタイプで選ぶ
お餅のタイプは大きく分けて「生」と「個包装」の2種類があり、どちらにもメリットとデメリットがあります。ご自分の好みや都合にあわせて選んでみてください。
お餅の味を重視したい方は「生タイプ」
昔ながらの「生タイプ」の鏡餅は、よりおいしいお餅を食べたいという人におすすめです。お餅屋さんや和菓子屋さんが本格的に作っていることが多く、つきたての鮮度がいいお餅を楽しめます。
ただし、生ものなのでどうしてもカビが生えやすいという短所があります。生の食べものをむき出しで飾ることになるので、衛生面で気になる方は注意しましょう。
長期間保存がきく「個包装タイプ」
「個包装タイプ」は、鏡餅の形をしたプラスチックなどの容器のなかに個包装の丸餅や切り餅が詰められています。ただし、見た目より量が少ないので、足りないことがないように詰められている丸餅や切り餅の数を確認しておくとよいでしょう。
プラスチック製などの容器なので、生タイプの鏡餅と比べるとどうしても趣に欠けますがそれぞれのお餅が真空パックで包装されているため賞味期限が長く、お正月の間に急いで食べる必要がないのが嬉しいポイントです。
飾る場所に合ったサイズを選ぶ
鏡餅をどこに飾りたいかで選ぶサイズも違ってきます。買う前にどこに飾るのかを決めておくとぴったりの商品を選びやすいです。
うっかり華やかな大きい鏡餅を買ってしまい「どこに置けばいいの」、と悩む状況にならないように気をつけてください。
メインの正月飾りとして使いたいなら「12cm以上」
和室の床の間やリビング、玄関などお客さまを迎える場所に置く場合は、直径12cm以上のものがおすすめです。
大きい鏡餅は華やかで迫力があり、広い空間に飾ってもしっかりと主役として存在感を放ちます。豪華でおめでたさがよりアップするので、お客さまを迎えるのにもぴったりです。
神棚や個人の部屋に飾るなら「10cm以下」
神棚にお供えしたり、自分の部屋に飾りたい場合は直径10cm以下の鏡餅がおすすめです。小ぶりな鏡餅ですが、存在感をきっちり示してくれます。
また、置きやすいサイズなのでキッチンや子ども部屋、飾り棚に置くのにもぴったりです。各部屋に1個ずつちょこんと飾るのもかわいらしく、お正月気分がアップします。
もち米の産地で選ぶ
お餅の味にこだわりたい人は、もち米の産地で商品を選ぶのもおすすめです。名産地だけでなく、全国各地でオリジナルのもち米が生産されています。それぞれ食感や味わいが異なるので、お気に入りの産地を探すのもたのしいですよ。
デザインで選ぶ
最近の鏡餅はデザインもいろいろな商品が作られています。伝統的で豪華なものからかわいらしいものまで幅広いです。キャラクターとコラボレーションした鏡餅もあります。
ご自宅のインテリアデザインやご自分の好みに合わせて鏡餅を選ぶのもおすすめですよ。
付属品で選ぶ
「鏡餅だけあってもどう飾ればいいのかわからない」と悩む方におすすめなのが、飾りつけの付属品がセットになった鏡餅です。ほかのものを買い足さなくてもいいので、うっかり三方や橙を買い忘れたということもなくなります。
鏡餅には欠かせない! 「橙(だいだい)」や「葉みかん」
鏡餅といえば、上に橙(だいだい)を乗せるのが一般的。ちいさい鏡餅には葉みかんを乗せることもあります。橙は熟しても落果しないことから、代々大きくなって落ちない縁起物として飾られています。
橙や葉みかんは急には手に入らないこともあるので、鏡餅とセットになっている個包装タイプを選べば安心です。プラスチック製の橙や葉みかんがついています。
雰囲気があらたまる「三方・屏風・敷き紙」
お正月にふさわしい飾り方で、あらたまった雰囲気を出したいという人も多いでしょう。そんな人におすすめなのが三方・屏風・敷き紙の3点が付属しているセット商品です。
三方を組み立てて敷き紙をその上に敷き、鏡餅をのせて屏風を後ろに立てるだけで、カンタンに華やかかつお正月らしいめでたい雰囲気が即座に作れます。組み立て作業もカンタンなので、ぶきっちょさんも安心です。
フードコーディネーターがアドバイス
本格的な鏡餅なら生タイプ、手早く飾りたい方は個包装タイプがおすすめ
【エキスパートのコメント】
伝統的なお正月飾りのひとつ、鏡餅。格式を重んじる方や、お餅好きの方には生タイプがおすすめです。杵つきのお餅は引きが強く粘りがあり、おいしさも格別。真空パックや脱気パックだと日持ちし、鏡開きまで安心ですよ。
鏡餅型の容器に入った個包装タイプは、手早く飾りたい方や手軽に食べたい方に。丸餅と切り餅の2つの形があり、重さも1個20~50gと幅があるので表示で確認を。形は地域の風習や好みに合わせて選びましょう。