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【この記事のエキスパート】
フリーエディター&SUV生活研究家:山崎 友貴
自動車雑誌編集長を経て、フリーの編集者に。登山やクライミングが趣味で、アウトドア雑誌「フィールダー(笠倉出版社刊)」にて連載中。悩みは増え続けるアウトドア用品などの遊び道具の収納場所で、愛車のJeepラングラーもすっかり倉庫代わりに。昨今は車中泊にもハマり、住居をキャンピングカーに変えるか真剣に悩み中。
雪山登山からトレラン、ハイキングまで、愛用者の多い登山用ゲイター。雪や雨、小石、砂などから足元を守って快適なアクティビティをサポートしてくれます。この記事では、登山ゲイターの選び方とおすすめ商品をご紹介します。
すき間をふさぐカバー
登山用ゲイターとは
登山用ゲイターはスパッツとも呼ばれ、登山の際に靴を覆い、すき間をふさぐカバーのことです。ゲイターは雪山登山では必須のアイテム。靴のなかに雪や風が入るのを防ぎ、水濡れによる体温低下から守ってくれます。
また、夏の登山やトレイルランニングも、ゲイターがあると快適です。ゲイターで足首を覆うことで雨露で靴が濡れるのを防ぎ、小枝や小石が靴のなかに入るストレスを軽減してくれます。ゲイターを装着しておけば、泥ハネでズボンの裾が汚れる心配もありませんし、オーバーパンツをアイゼンでひっかけてしまって破いてしまうのを防いでくれます。
登山やハイキング、トレイルランニングにと、オールシーズン活躍してくれるゲイター。自分に合ったものを選んでアウトドアを快適に楽しみましょう!
素材・長さ・フィット感など
登山用ゲイターの選び方
登山用ゲイターのおすすめ商品を紹介する前に、ゲイターの選び方について見ていきましょう。着目するポイントがわかれば、気になるアイテムを比較する際も選びやすくなりますよ。自分に合ったゲイターを選ぶ参考にしてくださいね!
素材から選ぶ
登山用ゲイターを選ぶ際、生地にはどんな素材が使われているかが重要なポイントになります。素材によって特性があるため、使用シーンに適した素材が使われたものを選びましょう。用途別にどんな素材のアイテムを選べばいいかのか見ていきます。
雨や雪を防ぐ
雪山登山での使用や、雨対策として履くなら防水透湿性が高い素材で作られた商品がおすすめです。水濡れを防ぎつつ蒸発した汗による湿気を逃がしてくれるので、蒸れずに快適に使用できます。防水透湿性の高い素材としては、ゴアテックス素材がメジャーです。ほかにも、eVent(イーベント)といった新しい素材も、毎回の洗濯が必要ながらゴアテックス以上の防水透湿性を持つとされていて注目です。
また、積雪期はアイゼンの爪がひっかかりゲイターが破れてしまうことも。耐久性の高いコーデュラナイロンや、引き裂きに強い厚手のリップストップナイロンなどで下部がしっかり補強がされたものを選ぶと安心です。
夏山やランニング
夏山やランニングで使うなら、激しい運動をしても蒸れにくく、軽くて動きやすい素材が適しています。おすすめなのはソフトシェル素材。通気性と伸縮性にすぐれ、軽くフィット感がいいのが特徴です。防水性は低いため本格的な雨には耐えられませんが、雨のなか使用することを前提とした使い方でなければ快適に使うことができるでしょう。
ソフトシェルは薄くかさばらず、持ち運びがしやすいのもメリット。しかし耐久性は高くないため使用シーンによっては破れてしまうこともあるので注意しましょう。
長さから選ぶ
登山用ゲイターの長さには、大きく分けてロングタイプとショートタイプの2種類があります。ロングタイプは膝下あたりまでをカバーし、深い雪のなかや険しいコースでも足元をしっかり守れるよう作られています。昨今の日本の登山道は、台風で荒れてガレ石や土が靴に入ることが多いので、登山用ならロングタイプでしっかり膝下まで保護するものがおすすめです。
ショートタイプは足首の上20cmくらいを覆うタイプ。おもに小石などの異物や雨が靴に入るのを防ぐ目的で使用されます。ロングタイプに比べて保護する範囲が狭くなりますが、通気性のよさや動きやすさ、携帯のしやすさが魅力です。トレランやハイキングでの使用に向いています。
開閉タイプから選ぶ
開閉部の位置や開閉方法などは着脱のしやすさに影響してきます。商品によって開閉部のタイプはさまざま。素材や丈の長さに比べて見落としがちですが、登山用ゲイターを選ぶときは開閉のしやすさもしっかりと確認しておきましょう。
開閉位置
ゲイターの開閉位置は前面にあるタイプのほうが、操作がしやすく着脱がかんたんです。なかには後ろ側にジッパーがついた古いモデルもありますが、かがむ動作が多くなったり視認しづらくなったりするので着脱しにくいと感じることも。ゲイターを選ぶときは開閉部の位置を確認しましょう。着脱がラクなものを選ぶと使い勝手が向上しますよ。
開閉方法
ゲイターの開閉方法には、面ファスナー式とジッパー式があります。面ファスナー式はさっと開閉できる手軽さが魅力。冬場に手袋をつけたままでもラクに開閉できます。
ジッパー式は手軽さは劣りますが、雨による浸水を防いでくれるのがメリット。なかにはジッパーと面ファスナーの両方で留めるタイプもあります。それぞれのメリット、デメリットを考慮したうえで自分にとって使いやすいタイプを選びましょう。
フィット感を確認する
雨や雪、小石などの侵入を防ぐ目的で使われるゲイターはフィット感が重要です。きちんとフィットするものでないと、ゲイターを装着する意味がなくなってしまいます。フィット感を確認する際の3つのポイントについて見ていきましょう。
サイズを確認してフィッティングする
登山用ゲイターは、L・M・Sといったサイズを展開しているものがほとんどです。サイズが合わないと窮屈で上まで締められなかったり、ブカブカで動きづらいということも。サイズを確認して自分にぴったり合ったものを選ぶ必要があります。
ゲイターを選ぶときは、実店舗でフィッティングしてみるのがベストです。ブランドごとのサイズ感の違いもあるので、数字を見ただけではわかりづらい場合もありますよね。ゲイターに合わせる登山靴を持参して、実際に試してみるのがおすすめです。
ゲイター上部のフィット感をチェック
ゲイターを選ぶときは、ゲイター上部のフィット感も確認しましょう。ゲイターの上部がしっかりフィットしないと、ずり落ちてきて雨や小石などが侵入しやすくなってしまいます。ゴムが入っているだけだと伸びて次第に緩んできてしまうことも。長さを調節しやすいテープストラップや、伸縮性のドローコードなどでゲイター上部をしっかりフィットさせられるものを選びましょう。
レースフックをチェック
レースフックはゲイターと靴を固定するためのパーツで、ほとんどのゲイターについています。ゲイターを装着したあとにレースフックを靴ひもの前方にひっかけることで、ゲイターのずり上がりと、雨水が靴ひも付近から入り込むことを防いでくれます。
通販などでは確認しづらいポイントですが、レースフックの位置も重要です。レースフックの位置が合わないと、甲がむき出しになってしまったり、たるんできちんとフィットしないこともあります。フィッティングが可能な場合はレースフックもあわせてチェックしましょう。
選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)