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【この記事のエキスパート】
空間デザイン・DIYクリエイター:網田 真希
「インテリア空間デザイン」「スタイリング」「写真」「テレビ撮影」「監修」「執筆」などフリースタイルにて幅広く活動中。
予算100万円で自身が住む自宅をフルリノベーション、古材、流木などを使った家具作りが話題となり、様々なメディアにて取り上げられている。
幼少期から物作りが好きで、何でもまず作ってみる、やってみる精神、そんな好きが高じて、趣味から現在のお仕事に発展。
スナップリングの着脱に欠かせず、ほかの工具では代用がしにくいスナップリングプライヤー。本記事では、スナップリングプライヤー選び方とおすすめの商品をご紹介。用途に合わせたタイプの選び方や、軸用、穴用に分けておすすめ商品をピックアップしています。
スナップリングプライヤーとは
スナップリングプライヤーは、ベアリングの固定やシャフト軸の脱落防止のために設置されている「スナップリング(C型止め輪)」の着脱に使用するための専門工具。使用頻度は低いといえますが、その専門性から、ほかの工具では代用が難しいアイテムです。
用途によって種類や形状が異なるので、選び方のポイントをしっかりと確認してから購入しましょう。
スナップリングプライヤーの選び方
それでは、スナップリングプライヤーの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の4つ。
【1】用途ごとの種類
【2】先端(クロー)形状
【3】サイズ
【4】品質
上記の4つのポイントをおさえることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】用途ごとの種類をチェック
スナップリングプライヤーは、大きく分けて、軸(シャフト)用と穴(内径)用のふたつのタイプがあります。それぞれの特徴をふまえて、用途に合った種類を選びましょう。
▼「軸用」
スナップリングはバネ用鋼で作られており、弾力を利用して溝にはまる仕組みになっています。シャフトなどの脱落防止や部品の固定のために、スナップリングを軸の外側につける場合は「軸用」のスナップリングプライヤーを使いましょう。
軸用のスナップリングプライヤーは、グリップを握ると先端が開くようになっています。この特徴により、軸に取りつけられたスナップリングがカンタンに広がり、誰でも手軽に着脱を行なうことが可能です。
▼「穴用」
スナップリングを筒の内側につける場合は「穴用」のスナップリングプライヤーを選びましょう。べリングやギアをシャフトなどに固定するために設置されたスナップリングを着脱するのに適しています。
軸用スナップリングプライヤーとは異なり、ペンチなどと同様、グリップを握ると先端部分が閉じる構造になっているのが特徴です。
▼「兼用タイプ」
ふたつの機能がほしいという方におすすめなのが、兼用タイプのスナップリングプライヤーです。軸(シャフト)用と、穴(内径)用の両方の機能を備えており、1本に先端部分がふたつついているタイプや、先端部分を交換して使用するタイプがあります。用途や使用頻度に合わせて、自分に合ったタイプを選びましょう。
【2】先端(クロー)形状をチェック
スナップリングの種類が決まったら、先端(クロー)の形状を選びましょう。使用したいものや場所により、特殊な形状のプライヤーが必要な場合もあります。おもな3つのタイプを詳しく見ていきましょう。
▼「ストレートタイプ」
誰でも扱いやすく、一般的な使用に適しているのが「ストレートタイプ」。その名のとおり、先端部分がまっすぐになっている、スタンダードな形状です。はじめてスナップリングプライヤーを購入する方にもおすすめ。
▼「オフセットタイプ」
狭い場所や奥まった場所のリングの着脱に使う場合は「オフセットタイプ」がおすすめ。ストレートタイプでは対応できないときや、スナップリングプライヤーが穴の内壁に邪魔されてはまらないというときに便利なアイテムです。
先端の傾きはさまざまで、15度・45度・90度などの種類があるので、事前に先端の角度をチェックして、使いやすいものを選びましょう。
▼「ロングタイプ」
ストレートタイプでもオフセットタイプでも作業ができない、深穴部にあるスナップリングを着脱する際には、「ロングタイプ」のスナップリングプライヤーがおすすめです。事前に取りつけたい位置の深さを確認して、その位置まで届く長さのものを選びましょう。
【3】サイズをチェック
スナップリングプライヤーを選ぶ際は、使用するスナップリングの内径にサイズが合っているかを確認することも重要です。リングと使用範囲のサイズが合っていないと、きちんと着脱することができない場合もあります。購入する前に、あらかじめスナップリングの使用範囲を確認し、内径に合ったサイズのものを選びましょう。
【4】品質をチェック
精度や耐久性など、品質を重視して選びたい方は老舗メーカーのスナップリングプライヤーを選ぶとよいでしょう。
KTCやクニペックス、フジ矢などの工具メーカーが作るものなら、安心して長く使うことができます。
エキスパートのアドバイス
【エキスパートのコメント】
使用する場所に合わせて先端形状を選択しよう
スナップリングプライヤーはC型の止め輪を着脱する専用のプライヤーになります。C型止め輪は自動車などの部品として多く使用されていて、着脱に普通のプライヤーなどで代用してしまいがちですが、きちんと装着するためには専用の道具を用いるべきです。
そんなスナップリングプライヤーは、軸用、穴用と大きく分けて2種類のなかから選択します。使用する場所によっては届きづらいところもあるため、プライヤーの先端の形状からも選択するとよいでしょう。