
◆本記事はプロモーションが含まれています。
【この記事のエキスパート】
フリーエディター&SUV生活研究家:山崎 友貴
自動車雑誌編集長を経て、フリーの編集者に。登山やクライミングが趣味で、アウトドア雑誌「フィールダー(笠倉出版社刊)」にて連載中。悩みは増え続けるアウトドア用品などの遊び道具の収納場所で、愛車のJeepラングラーもすっかり倉庫代わりに。昨今は車中泊にもハマり、住居をキャンピングカーに変えるか真剣に悩み中。
登山やトレイルランニング中に水分補給を素早くできるようにするハイドレーションパック。オスプレーやサロモンをはじめ、人気メーカーから超軽量、飲みやすいモデルなど多数の商品が発売されています。この記事ではハイドレーションパックの選び方とおすすめ商品を紹介します。
走りながらの水分補給が可能
ハイドレーションパックの選び方
ハイドレーションパックを選ぶときは容量や飲み口の構造、ザックへの収納のしやすさ、お手入れのしやすさなどをチェックしましょう。なかにはザックとハイドレーションパックがセットになったものもありますよ。ここで詳しく解説していきます。
登山やランニングなど
状況に応じた適切な容量を
ハイドレーションパックに入る水の容量は1~3リットルと商品によってさまざま。登山やランニングは汗をかくので、こまめに水分を補給することが大切です。そのため、自分が必要とする容量のものを購入する必要があります。
ただし、水3リットルだと重さも3kgになるので自分が飲む量と持ち運ぶ重さのバランスを考えて容量を選びましょう。
ちなみに、登山上級者だと真夏でも2リットル、ランニングの場合はさらに軽くする方が多いようです。水分補給する場所が途中にあるかどうか、ペットボトルなど別の容器で水などを持ち運ぶかによっても状況が変わるので、使うシーンに合わせて選ぶようにしましょう。
流水の出やすさに差が出る!
飲み口の構造を確認
飲み口の構造によって流水の出やすさ、つまり飲みやすさに違いがあります。ここでは噛んで吸うタイプと、噛むだけまたはストッパーを外すだけで水が出るタイプについて解説します。
残量が心配なら飲み過ぎを防げる噛んで吸うタイプ
飲み口を噛んで吸うタイプのハイドレーションパックは、適量を素早く飲めるのがメリットです。ハイドレーションパックはザックに入って水の残量が分かりにくいということもあり、一回ごとの飲む量が調整できないといつの間にか水が足りなくなることも。
そのため吸う力によって水の量が調整できれば、飲みすぎ防止にも役立ちます。登山中は吸わずに飲めるとラクですが、残量の心配をしたくないという方におすすめです。
飲み口を噛む or ストッパーを外すタイプ
登りがキツい登山や長距離ランニングでは、吸う力すら残っていないということもあります。そんなときは吸う力が少なくすむハイドレーションパックが便利です。飲み口を噛む、またはストッパーを外して軽い力で水が出るタイプなら、親子登山であればお子さまに水分を分けることもできます。
ラクに飲めるため、給水ペースがはやくなりすぎて気づいたらなくなっていたということがないよう気をつけましょう。
水を入れても収納性にすぐれたパックを
登山のザックには荷物が左右どちらかに偏らないようにしたり、必要なものがすぐ取り出せるようにするなどの工夫で快適になります。そのため、ハイドレーションパックもザックへの収納性が重要になります。
パックの形が崩れにくく、水が少なくなってもぐしゃっとなったり丸まったりしないものを選ぶとザックのなかでおさまりがよく便利です。そのようなタイプは水を入れたときにもふくらまずに平らになるので、ザックのなかにフィットします。
さらに、使わないときには小さくなるものであれば家での収納性も◎ですね。
衛生的だと安心
汚れを防ぐ機能やお手入れ方法にも注目
ハイドレーションパックは使い終わったあとにお手入れする必要がありますが、飲み口にカバーが付いていると土などの汚れもつきにくく衛生的。
また本体であるリザーバーが裏返せる仕様になっていたり、手が入れられるぐらい給水口が広いと洗いやすく乾燥もしやすいので清潔に使うことができます。そこで、衛生面に関係するチェックポイントをお伝えします。
飲み口にカバーがあれば汚れを気にせず使える
飲み口にカバーが付いたタイプであれば、飲み口が汚れるのを防ぐことができます。ハイドレーションパックのチューブと飲み口はすぐに飲めるように、外にむき出しになっている仕様です。そのため、ザックを地面におろしたときに飲み口に土などの汚れが付いてしまうことも考えられます。汚れが気になる方は飲み口にカバーが付いたものを選ぶと安心です。
洗浄・乾燥しやすいと衛生的に使用できる!
ハイドレーションパックは、しっかり洗ってしっかり乾かさないとカビや菌が増殖する可能性があります。そのため、洗いやすさと乾かしやすさも選ぶときに大切なチェックポイント。
たとえば、チューブが本体であるリザーバーから取り外せたり、飲み口もチューブから取り外せるタイプの方がチューブや飲み口を洗うのに便利です。
リザーバーも裏表をひっくり返して洗えるタイプは隅々まで洗うことができるだけでなく、乾かしやすく衛生的。水を入れる入り口が大きいタイプも手が入れられて洗いやすいでしょう。もしチューブの内部など隅々まで洗いたい場合は、錠剤タイプの専用クリーナーを使うとさらに便利です。
荷物が整理しやすい
ザックとセットのパックなら収納効率アップ!
ハイドレーションパックにはザックとセットで販売されているタイプがあります。リザーバー、チューブ、ザックが一体になっているため、ハイドレーションパックの収納がしやすい構造になっています。
また、リザーバーを固定できるほか、ザックがからだに密着するため、安定性が高くなります。比較的小さいザックが多いため、短時間で荷物の少ないハイキングや、トレイルランニングなどの使用におすすめです。
そのほかに、セットではなくてもザックにハイドレーションパック用のポケットがついているものもあります。ザックの荷物整理にも役立つので、まずは手持ちのザックにハイドレーションパック用ポケットがついているか確認してみてください。
選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)