MMDLaboは4月23日、「在宅勤務におけるツール利用動向調査」の結果を発表した。調査は4月2日~3日、スマートフォンを所有する20歳~59歳の会社員1,089名を対象にインターネットで行われた。
新型コロナウイルスの影響で勤務体系に変化があったかを聞いたところ、「在宅勤務」と「時差出勤」がともに12.9%と最多となり、次いで「時短勤務」(7.0%)が続いた。「とくになにもしていない」という人は70.6%と、7割以上の人が変わらずに出社していることがわかった。
変わらず出社している理由を尋ねると、「在宅で行える仕事ではない」(63.8%)が圧倒的に多く、次いで「会社が在宅勤務を推奨していないから」(23.8%)、「接客業のため在宅勤務ができないから」(15.6%)と続いた。
次に、在宅勤務をしていて良かった点を聞いたところ、「新型コロナウイルスにかかるリスクが軽減された」(61.7%)、「通勤時のストレスがない」(61.0%)、「通勤時間を別の時間に充てられた」(43.3%)が上位に。「特に良かったと思う点はない」という人は9.2%にとどまり、9割超は在宅勤務をしていて良かったと感じていることが明らかに。
一方、在宅勤務をしていて困った点については、「仕事とプライベートの切り替えが難しい」(40.4%)、「家の中にある誘惑に負けてしまう」(30.5%)、「社員同士のコミュニケーションが減った」(29.1%)が上位にあがった。
在宅勤務開始に伴い導入したツールについては、「ビデオ通話/WEB 通話」(17.0%)が最も多く、次いで「チャット」(9.2%)、「スケジュール共有」(8.5%)という結果に。導入したサービスについては、「Skype」(48.0%)が断トツに多く、次いで「ZOOM」(20.0%)、「slack」(12.0%)と続いた。