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【この記事のエキスパート】
住まいづくりナビゲーター/一級建築士・インテリアコーディネーター:神村 さゆり

住まいづくりナビゲーター/一級建築士・インテリアコーディネーター:神村 さゆり

住宅メーカー、ゼネコン設計部、設計事務所等で約300棟の新築設計実績と現場代理人女性としては希少な現場監督経験を生かしリフォーム物件も約70棟手がける。

住宅や暮らし方、環境整備をテーマに、これまで一般企業研修・公的機関・学校等にて講師としてこれまで述べ5000人以上を指導。

整理収納アドバイザー、ルームスタイリスト資格認定講師として800名余の資格者を認定。また資格試験対策として二級建築士やインテリアコーディネーターの受験指導も行っている。手描き図面やイラストでのプレゼンにも定評があり、多くの文具を試してきた。

多趣味が高じて醗酵教室や手抜き家事教室を開催し好評を得ている。
子ども3人。A型・獅子座


接着剤剥がし液はダイソーなどの100均でも安く買えるアイテムですが、用途に合わせて最適なものを選ぶことが重要です。この記事では、接着剤剥がし液の選び方とおすすめ商品をご紹介します。固まった強力な接着剤にも! ぜひ参考にしてください。

きれいにはがせる!
あると便利な「接着剤はがし液」

誤って接着剤をつけてしまったときのためにも、接着剤はがし液は用意しておきたいアイテムです。接着剤を使うなら、接着剤はがし液は必須アイテムといえるでしょう。

接着剤をきれいに除去できる

接着剤はがし液には、接着剤を溶かしたりやわらかくしたりする成分が含まれているため、かたくなった接着剤もきれいにはがすことができます。接着失敗時に備えて、ひとつは用意しておきたいところです。

これまでは有機溶剤を使ったはがし液が主流でしたが、最近では接着剤はがしに効くとされるオレンジオイルを主成分とした商品も数多く発売されています。

粘着剤はがしとは異なるので注意

「接着剤はがし液」と「粘着剤はがし液」は混同しやすいので注意が必要です。名前は似ていますが、そもそも用途が違うので間違えて購入しないようにしましょう。

粘着剤はがし液は、おもにステッカーやテープをはがすときに使います。接着剤はがし液の選択時には、各商品の商品説明や用途をチェックするようにしてください。

ゴム・エポキシ系など用途やタイプで選ぶ!
接着剤はがし液の選び方

一級建築士・インテリアコーディネーター・神村さゆりさんにお話をうかがい、接着剤はがし液の選び方を聞きました。ポイントは以下です。

【1】はがしたい接着剤の種類
【2】下地への影響

それぞれ詳しくみていきましょう。

【1】はがしたい接着剤の種類で選ぶ

接着剤はがし液を選ぶときには、はがす接着剤の種類を確認しましょう。

溶剤系接着剤はがし液

出典:Amazon

溶剤系の接着剤、プラスチックを有機溶剤に溶かした接着剤なので、硬化する前ならプラスチックを溶かすベンジンや塗料のうすめ液ではがせます。

ただし、硬化してしまったあとでは一般的な接着剤はがし液での除去は難しくなります。最終的にはナイフやサンドペーパーなどを使って、物理的に削り取ることになるでしょう。

瞬間系接着剤はがし液

出典:Amazon

瞬間接着剤をはがしたいときは、専用のはがし液を使いましょう。瞬間接着剤専用はがし液の主成分「アセトン」は、瞬間接着剤の主成分「シアノアクリレート」を溶かすので、塗るだけでかんたんにはがせます。

ただし、アセトンでは溶けない「メチルシアノアクリレート」が使われている瞬間接着剤もあるので、成分を事前に確認しておきましょう。

ゴム系向け接着剤はがし液

出典:Amazon

ゴムを有機溶剤に溶かしたゴム系接着剤は、トルエンなどの有機溶剤ではがせます。ただし、接着剤をつけたあとで硬化してしまうと、きれいにはがせないこともあります。

そのような場合には、ナイフなどで削り取るしかありません。接着剤を間違えてつけてしまったら、できるだけ早めにはがし液を使って除去するようにしましょう。

エポキシ系向け接着剤はがし液

出典:Amazon

エポキシ系の接着剤は接着力が強く、耐熱性や耐水性にもすぐれています。高い性能のエポキシ系接着剤に使えるはがし液もありますが少しやわらかくなる程度なので、しっかりはがすのは難しいかもしれません。

エポキシ系の接着剤をきれいにはがしたいときには、はがし液と合わせてナイフなどを使い物理的に削り取りましょう。

シリコン系向け接着剤はがし液

出典:Amazon

シリコン系の接着剤は、硬化すると弾力性のあるシリコンゴムになります。そもそもシリコンは耐薬品性が高く、温度の変化にも強いので使える接着剤はがし液はありません。

シリコン系の接着剤をはがす場合には、ナイフなどを使って削り取ることになります。ただし、硬化後も弾性があるため、削り取るのはそれほど難しくありません。

木工ボンドは濡らした布で拭き取るだけ

出典:Amazon

木工用ボンドは水に弱いので、接着剤はがし液を使わなくてもかんたんにはがせます。硬化したあとでも濡らした布で拭き取れば落とせるので、間違えてつけてしまっても慌てる必要はありません。

なお、木工用ボンドは熱にも弱いので、間違えてつけてしまった場所に水蒸気をあてるだけでも手軽にはがすことができます。

ホットメルト系は加熱して削り取る

出典:Amazon

ホットメルト系の接着剤はプラスチックの接着などに使用されます。固形で棒状の接着剤をグルーガンにセットして、溶かしながら接着するのがホットメルト系の特徴です。

ホットメルト系の接着剤には適しているはがし液がないので、どうしてもはがしたいという場合には、加熱してやわらかくしてからナイフなどで削り取っていきます。

【2】下地への影響も考慮する

接着剤はがし液を使うときには、下地への影響も考慮しましょう。接着剤はがし液のなかには、接着剤だけではなくペンキなども溶かしてしまう商品もあります。

このようなはがし液を、下地にペンキが塗られている箇所で使うと塗装ごとはがれてしまうので注意してください。強いはがし液は下地に影響を及ぼす可能性があるので、使う場所には細心の注意を払いましょう。

一級建築士・インテリアコーディネーターがアドバイス
便利だけど材料や種類の確認を怠らないこと

【エキスパートのコメント】

接着剤はがし液は、強力なシールもキレイにはがせるし、べたつきも剥がし液でそうじするとキレイになります。こんなに便利ですが、接着剤や下地の確認を怠ると、はがれないどころか下地をいためたり塗られている塗料やコーティング剤まではがしてしまい、大変残念なことになってしまいます。

また、有機溶剤を使用した製品は人体に有害な場合もあるので、手袋をしたり換気に注意する必要があります。

選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)