クロス・マーケティングは4月23日、「新型コロナウイルスにおける自粛疲れ対策・工夫に関する調査」の結果を発表した。第1回~第3回「新型コロナウイルス生活影響度調査」の結果を基に、自粛することにストレスを感じている人の実態と対処法をまとめた。

45.1%が「自粛することに疲れている」

  • 自粛ストレスの割合 時系列変化

自粛ストレスの状況を調べたところ、全体の45.1%が「自粛することに疲れている」と回答。時系列変化をみると、緊急事態宣言前は36.0%だったのに対し、緊急事態宣言後の第3回調査では45.1%と1カ月で9.1ポイント増加した。同調査では、「自粛期間が長くなるにつれストレスを感じる人が増加傾向にあると思われる」と推測している。

自粛に疲れを感じている人のやりたいことでは、1位「旅行に行く」、2位「商業施設への買い物」、3位「家族との外食」と、外出関連の項目が上位に並んだ。また、4位には他者とのコミュニケーションに関わる「友人や同僚などとの付き合い」が入った。

自粛ストレスに対する対処法では、前向きな気持ちになれるよう取り組んでいる活動として、1位「家の掃除や片づけをする」、2位「音楽を聴く」、3位「動画共有サービスなどを観る」がランクインした。

自粛疲れをしていない人のストレス対処法をみると、「手洗いうがいの徹底、アルコール消毒」(女性24歳)、「メディアからの情報を断つ時間を作る」(女性28歳)など不安要素を取り除く行動や、「室内運動としてヨガ・ストレッチを取り入れ柔軟性を高める」(女性29歳)、「断捨離や長年しなかった掃除」(男性38歳)など余暇時間を活用しているものがみられた。

調査期間は2020年3月12日~4月14日、調査対象は47都道府県に在住する20~69歳の個人で、有効回答は2,500人。