JR東日本横浜支社は23日、新型コロナウイルス感染症の影響により、首都圏と伊豆エリアとを結ぶ特急「踊り子」の一部列車を5月7日から運転取りやめとし、「踊り子」「サフィール踊り子」の6月の指定席発売を一部見合わせると発表した。

  • 特急「踊り子」は今年3月のダイヤ改正から一部列車にE257系リニューアル車両が導入されていた

「踊り子」「サフィール踊り子」は主目的地である伊豆急行線内への利用が大きく減少している。普通列車の減便を計画している伊豆急行からの要請も踏まえ、一部運転の取りやめと指定席発売の一部見合わせを決定した。

運転を取りやめる列車は、5月7~31日に運転予定だった下り「踊り子7号」(東京駅10時0分発・伊豆急下田駅12時41分着)、「踊り子15号」(東京駅13時0分発・伊豆急下田駅15時44分着)、上り「踊り子4号」(伊豆急下田駅9時51分発・東京駅12時32分着)と、5月7~29日に運転予定だった上り「踊り子18号」(伊豆急下田駅16時2分発・池袋駅19時5分着)、5月30・31日に運転予定だった上り「踊り子98号」(伊豆急下田駅16時2分発・東京駅18時47分着)。期間中の合計は100本となる。

指定席の発売を見合わせる特急列車は、6月に運転予定だった下り「踊り子7号」(東京駅10時0分発・伊豆急下田駅12時41分着)、「サフィール踊り子3号」(東京駅12時30分発・伊豆急下田駅15時30分着)、「サフィール踊り子5号」(新宿駅12時25分発・伊豆急下田駅15時30分着)、「踊り子15号」(東京駅13時0分発・伊豆急下田駅15時44分着)、上り「踊り子4号」(伊豆急下田駅9時51分発・東京駅12時32分着)、「踊り子18号」(伊豆急下田16時2分発・池袋19時5分着)、「サフィール踊り子4号」(伊豆急下田駅16時30分発・東京駅19時20分着)。期間中の合計は162本となる。

指定席の発売を見合わせる特急列車に関して、事態の推移や利用動向を踏まえて販売開始を判断する一方、列車の運転を取りやめる場合もある。運転取りやめとなる列車のきっぷを持っている場合、「みどりの窓口」などで無手数料にて払い戻すことが可能。乗車変更も通常と同様、1回に限り可能となる。乗車変更を一度済ませたきっぷでも、無手数料で払戻しの上、他の列車のきっぷを購入できる。