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【この記事のエキスパート】
フードコーディネーター:加治佐 由香里
日本フードコーディネーター協会常任理事。
2000年よりフードコーディネーターとしての仕事をスタート。
商品開発、レシピ開発、スタイリング・撮影、食イベントの企画運営、講演会講師、料理教室講師など、食に関する業務に広く携わり、「食の楽しさと大切さ」を伝えています。
新しいもの、便利なものを取り入れながら、古き良きもの、伝統的な食文化も重んじるのが私のスタイル。
ここでは、豊かなフードライフスタイルの実現に役立つ提案を行っていきたいと思っています。
塩分計は、普段何気なく口にしている味噌汁などの食べ物に含まれている塩分濃度を計測できるので、塩分制限中の方や塩分のとりすぎを気にする方にぜひ使ってもらいたいアイテムです。本記事は、塩分計の選び方、タニタやドリテックなど人気のおすすめ商品をご紹介します。
塩分計の選び方
まずは、塩分計選びのポイントをおさえておきましょう! 測り方・表示方法・計測値の精度・電源方式などのポイントに焦点をあてて紹介します。フードコーディネーターの加治佐由香里さんからアドバイスもいただきましたので、ぜひチェックしてみてくださいね。
ポイントは下記のとおり。
【1】測り方の種類
【2】表示方法
【3】計測できる温度も確認しよう
【4】計測できる形状も要チェック!
【5】電源方式
【6】防水設計か
上記のポイントをおさえることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】測り方の種類で選ぶ
塩分計にはいろいろな形状があり、用途に合わせて選ぶことができます。ここでは、スプーンタイプ・スティックタイプ・乗せて測るタイプの3つを紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね。
味噌汁などの汁ものには「スプーンタイプ」が便利
「スプーンタイプ」は、計測器の先の部分がスプーンの形状になっています。そのため、味噌汁のような塩分が底に沈殿してしまう汁ものの塩分を測るときにとても便利です。計測前にまんべんなくかき混ぜることで、正確な塩分量を測ることができます。
煮もの・炒めものなどマルチに使える「スティックタイプ」
見た目は体温計のような形をしている「スティックタイプ」。汁ものだけでなく、煮物や炒め物などのあらゆる種類の料理に活用することができます。先端を料理に浸して測るので、お鍋のなかに入っている状態でも計測可能です。
調味料の塩分をチェックできる「乗せて計測するタイプ」
それぞれの調味料を料理に入れる前に計測することができる、「乗せて計測するタイプ」の塩分計。レシピを見て分量を量りながら作っているときに、みそ・醤油・だしなどを個別に測ることができるのがとても便利です。どんな調味料にどのくらいの塩分が含まれているのか知るという点でも役立ちます。
また、直接塩分計に乗せることができるので、ほかの容器にうつす手間もかかりません。
【2】デジタル表示なら、目的にあわせて精度の高さで選ぶ
塩分濃度を数値表記するデジタル式の塩分計には、0.1%単位で表示するタイプと、さらに高精度の0.01%単位まで表示するタイプがあります。食事の塩分に関して、自分はどのくらい気をつける必要があるのかを考えて決める必要があります。
健康目的で測りたいなら「0.1%単位」が使いやすい
一般的に販売している塩分計は0.1%単位で表示されるものです。食事の塩分が気になる方や減塩生活を心がけている方、病気予防のために気をつけたいという方が使うのにじゅうぶんな単位です。
健康診断の医師からのアドバイスに塩分制限が含まれていないうちは、0.1%単位のものを使って高血圧などを防止するといいでしょう。
厳しい塩分制限が必要な方は「0.01%単位」がおすすめ
健康診断の結果から判断して、医師によって塩分摂取量の制限や無塩食をするよう言われている方には、より精度の高い0.01%まで表記してくれるものがおすすめです。
厳しい塩分制限が必要なら、より正確な塩分濃度を知りたいですよね。0.01%単位で表示できるので、食事の塩分管理がしやすくなるでしょう。
【2】表示方法で選ぶ
塩分計には2つの表示方法が採用されています。ひとつは段階に分けて表示するタイプで、もうひとつは、塩分濃度を数値で表示するタイプです。大きな違いは精度の高さですが、どちらにもメリットがあります。
味つけの濃さを測りたい方はひと目でわかる「段階表記」を
医師からの塩分摂取目標量のアドバイスがなく、健康管理の一環として減塩を心がけているという方には、段階表記のものがおすすめです。毎日の食事の味つけの濃さ確認に向いています。ひと目見ただけで薄味にできているか、それとも濃い味になっているかがチェックできますよ。
健康のために減塩を心がけたいという方は、まずはシンプルな段階表記の塩分計を購入して、減塩生活をはじめてみるのがよいでしょう。
こまかく塩分管理をしたい方は「デジタル式の数値表記」を
医師からの指示によって1日の塩分摂取量が制限されている方には、こまかく塩分濃度を表示してくれるデジタル式の数値表記タイプがおすすめです。段階表記のタイプのものよりも高性能で、測定できる範囲が広いのが特徴。
段階表記の塩分計よりも高価なのが難点ですが、毎日使うものであり、健康にかかわる重要な計測なので、より正確な数値を計測できるものを選びましょう。
【3】計測できる温度も確認しよう
塩分計は、商品によって計測できる温度が異なります。測定温度の範囲が広いと、冷たいものから温かいものまで使うことができます。冷たい料理にも使いたいという方は、0度から測定できるものを選ぶのがおすすめです。
温かい料理や調理中のお鍋などに直接入れて使う場合は、耐熱性を確認する必要があります。購入する際には必ず計測できる温度の範囲を確認しましょう。
【4】液体のみ対応の商品も! 計測できる形状も確認しよう
計測できる料理の形状を確認することも重要です。一般的に家庭用として売られている塩分計は、サラサラとした液体状の料理だけ計測できるものが多いです。そのため、ペースト状の食べものや固形物、調味料などは10倍に希釈してから計測するつくりになっています。
たとえば、医療現場や食肉加工業で使うために作られたプロ仕様の塩分計であれば、希釈せずにそのまま計測でき便利です。しかし、そのぶん高価になってしまうのが難点です。
【5】電源方式で選ぶ
塩分計は、電池で動くタイプと電源がいらないタイプの2種類あります。使う場面をイメージして選ぶといいでしょう。
主流なのは「電池式タイプ」
一般的に家庭用の塩分計として売られているものは、電池で動くものがほとんどです。商品にもよりますが、満タンの電池を入れると、約1,000~2,000回計測ができるものもあります。
電池で動くタイプのなかには、メーカーに問い合わせないと電池交換ができない商品もあるようです。1日に何度も計測する必要がある方は、自分で電池交換ができる商品を選びましょう。
電池を気にせず使える電源不要タイプも
電池の残量を気にしないで使える、電源不要タイプも出ています。
たとえば、接眼レンズを通して数値を確認するタイプもあるので、旅行先で使う用に持っておくと便利です。短期間だけ塩分摂取制限する方にもおすすめです。
【6】水洗いできて衛生面もばっちり! 防水設計かチェック
塩分計は直接料理に触れるものです。清潔にしておく必要があるので、使った後は水洗いしたいという方も多いですよね。
家庭用として販売されている塩分計のなかには、防滴設計のみの商品や拭き取り専用の商品もあるので注意が必要です。とくに頻繁(ひんぱん)に使用する方は防水設計を選びましょう。
選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)