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【この記事のエキスパート】
インテリアコーディネーター、WEBライター、ブロガー:ホリカワ ダット
WEBライター、ブロガー、元注文住宅の営業マン。高気密高断熱を得意とする建築会社の勤務経験を活かし「家探し」や「家づくり」のノウハウをわかりやすく解説。「インテリアコーディネーター」や「1級カラーコーディネーター(商品色彩)」などの資格保有。京都と滋賀の地酒をこよなく愛し、毎晩日本酒で晩酌するのが趣味。
赤ちゃんの泣き声やピアノの音、車や電車の走行音など、室内外からの騒音を抑えてくれる、防音カーテン。本記事では、防音カーテンを選ぶときのポイントとおすすめ商品をご紹介。遮音のほかに遮光・遮熱効果がある商品や、おしゃれなレースタイプの商品など厳選しました。
防音カーテンの効果
防音カーテンには、音を遮ることを目的として特殊加工がほどこされているので、室内外の騒音をある程度抑えることができますが、すべての音を遮断できるわけではありません。
防音カーテンには、得意な音の領域があり、人の話し声よりも少し高い中高音、例えば、赤ちゃんや子どもの騒ぐ声、ピアノの練習音、ペットの泣き声などの音を防ぐことにすぐれています。室内の音もれ以外にも、車や電車の走行音など外からの騒音を防ぎたいときにも効果を発揮します。
なお、防音カーテンは厚手のものが多くなるので、防音のほかに遮光・遮熱にもすぐれています。
防音カーテンの選び方
それでは、防音カーテンの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の4つ。
【1】防音レベル
【2】サイズ
【3】重さ
【4】吸音効果
上記の4つのポイントをおさえることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】防音レベルをチェック
防音カーテンは商品によって対応している騒音レベルが異なります。どのような選び方をすればいいのかを見ていきましょう。
音をしっかり防ぎたいなら「4重構造」以上
赤ちゃんや子どもが騒ぐ声、ピアノの練習音、ペットの泣き声といった大きな音をしっかりカットしたいなら、4重構造以上の防音カーテンが適しています。屋外で発生する車の音や犬の鳴き声などが室内に入ることも軽減してくれます。
カーテン生地に3層以上の加工が施された防音カーテンは厚みがあるため、防音性のほかに、遮光性や遮熱性にすぐれた商品も多いです。遮光性や遮熱性が高ければ、冷暖房代を抑えることにもつながります。
日常レベルの音を防ぎたいなら「3重構造」
テレビの音や子どもの遊ぶ声など日常生活レベルの騒音を抑えたい場合は、3重構造の防音カーテンが向いています。
4重構造以上のものに比べ、3重構造のものは生地が軽く、通常のカーテンレールにそのまま取り付けられるタイプが多いのが特徴。種類やデザインも豊富で、インテリアの雰囲気に合わせて選びやすいのも魅力です。
話し声などの音もれを防ぎたいなら「コーティング加工」
話し声や生活音など最低限の音もれをカットしたい場合には、コーティング加工の防音カーテンを選ぶといいでしょう。
コーティング加工の防音カーテンは、生地にコーティングを施すことで音を遮る仕組みになっているため、3重構造や4重構造といった層タイプの防音カーテンより機能は劣ります。ですが、価格が抑えられているうえに、いろいろなデザインの商品が販売されているので、ほどほどの防音性を求める方にぴったりです。
【2】窓に合わせてサイズを選ぶ
防音カーテンの機能をしっかり生かすには、サイズ選びがとても大事です。窓枠ギリギリのサイズだと隙間から音がもれて防音性が下がってしまうため、ガラス窓をしっかり覆うことができる、窓枠よりやや大きめのサイズを選ぶといいでしょう。ドレープカーテンならヒダにたるみができないようにして横幅をきめ、長さは床のホコリがつかないよう床面から1cm~2cm程度短いサイズがベターです。
ちょうどいいサイズの防音カーテンが見つからない場合は、1cm単位などでサイズをオーダーできるオーダーカーテンを検討しましょう。
【3】生地の厚みや密度で重さは変化する
音は、空気を伝わって伝播するため、空気を遮断できるほどの厚みや繊維密度の高い生地で作られたカーテンほど防音効果が高くなります。そのため、防音性が高いカーテンほどカーテンそのものが重くなります。
したがって、重量のある防音カーテンを選ぶ場合は購入前にカーテンレールの耐荷重を確認しておくことが大切です。もし、カーテンレールの耐荷重をオーバーした防音カーテンを取り付けたい場合は、カーテンレールの取り換えが必要になります。
【4】カーテンの表面で吸音効果を確認
防音性によりこだわりたいなら、カーテン生地の表面にも注目してみましょう。凹凸のある生地は音を吸収しやすいため、フラットな生地よりも防音性にすぐれています。
インターネット通販で防音カーテンを購入する場合は、生地感がややわかりにくい場合もあるかもしれません。販売店によってはカーテン生地のサンプルの取り寄せができる場合もあるので、ぜひ活用してみてください。
エキスパートのアドバイス
【エキスパートのコメント】
吸音力と遮音力を理解して選ぼう
防音には音の反響を小さくする「吸音」と、音を跳ね返す「遮音」の2つの仕組みがあります。多孔質の素材は吸音力があり、重い素材は遮音力が高いです。
室内から外への音もれを防ぎたいなら吸音カーテン、外からの騒音を跳ね返したいなら遮音カーテンを選ぶといいでしょう。防音ライナーを足すと、さらに音がもれにくくなります。
ちなみに車の走行音や大型犬の吠え声など、低音ほど遮音しにくくなります。