俳優の坂上忍が14日、フジテレビ系情報番組『バイキング』(毎週月~金11:55~13:50)に生出演。テレビ朝日のニュース番組『報道ステーション』(毎週月~金曜21:54~)のメインキャスター(月~木曜担当)を務める富川悠太アナウンサーが新型コロナウイルスに感染したことについて言及した。
番組では、平熱に戻ったとはいえ発熱後も富川アナが出演を続けたことに厳しい言葉が上がっているという話になり、歌手の甲斐よしひろが「メインアクターなので自分の責任もある。『降板します』って言いづらいですよね」と言うと、坂上も「僕もそこは、報道と情報の違いはあれど共感できる。自分の身に置き換えたら言いづらい部分あるだろうなと」と富川アナの心情に理解を示した。
続けて、「ただ、この状況を見たらやっぱり言わなくてはいけないし、視聴者の方が異変を感じているんだったら、周りの方々が言って、本人ジャッジっていうのはちょっとかわいそうな気が僕はしたんですけどね」とコメント。視聴者からも、番組途中からかすれ声になり苦しそうな表情を見せた富川アナを心配する声が上がっていたことから、周囲の人たちが判断するべきだったのではないかと意見を述べた。
また、フリーアナウンサーの赤江珠緒が、13日放送のTBSラジオ『たまむすび』に自宅から電話出演し、『報ステ』のチーフディレクターを務める夫に感染の疑いがあると明かしたことにも触れ、「責任感なりやる気が勝っちゃったっていうのは、今回の場合はダメなんですよね」と話した。
富川アナは、今月3日と4日、朝に検温したところ、38℃の発熱があったが、両日ともその後すぐに熱が下がったという。だが、7日には『報道ステーション』の本番中に痰がからむ症状があり、8日ごろから息切れを感じるように。9日、体温は平熱だったが、階段を昇ったり早歩きすると息苦しさを感じ、10日の朝も同じ症状が続いたため、都内の病院に入院。肺炎の症状があったため、11日にPCR検査を受けて陽性と判定された。