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【この記事のエキスパート】
空間デザイン・DIYクリエイター:網田 真希
「インテリア空間デザイン」「スタイリング」「写真」「テレビ撮影」「監修」「執筆」などフリースタイルにて幅広く活動中。
予算100万円で自身が住む自宅をフルリノベーション、古材、流木などを使った家具作りが話題となり、様々なメディアにて取り上げられている。
幼少期から物作りが好きで、何でもまず作ってみる、やってみる精神、そんな好きが高じて、趣味から現在のお仕事に発展。
電子機器や楽器などの動作不良、メンテナンスに潤滑油として使われる接点復活剤。ギターのノイズ解消、車・バイクにも効果を発揮します。今回は、用途に合わせた接点復活剤の選び方とおすすめ商品をご紹介します。使い方や注意事項も解説していますので、参考にしてくださいね。
接点復活剤とは
楽器や電子機器を使用していると接触不良で動作が遅くなったりしてしまうことがあります。そんなとき接触不良の場所に潤滑油として利用することで動作不良が改善される可能性がある接点復活剤。ご家庭のスイッチやコンセントの接触不良も改善してくれる便利な商品として発売されています。
SDカードの差し込み部分など意外と身近なものに使えて、使い道が広く、さまざまなシーンで使用することができるとても便利な商品です。
潤滑剤やシリコンスプレーでは代用できない?
市販で売っている接点復活剤だと高いので、ダイソーなど100均にある潤滑剤やシリコンスプレーでもできないのかと思いますよね。しかし、代用はできません。
実は接点復活剤に含まれる成分には鉱物油や防錆剤、石鹸系溶剤などが含まれています。防錆剤は電子機器などがサビるのを防いでくれるので、酸化防止や硫化防止にも繋がります。
潤滑剤はプラスチックやゴムを溶かしてしまう危険性もあるため、代用は避けたほうがいいでしょう。
接点復活剤の選び方
まずは、容器のタイプや、用途に合わせた成分の選び方などをチェックしていきましょう。ポイントは下記の2つ。
【1】用途・目的
【2】タイプ
上記のポイントをおさえることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】用途・目的をチェック
接点復活剤は使用する用途によって種類が異なります。
ここでは、よく使用されている楽器や車のメンテナンスなどそれぞれの用途別にどれを選んだらよいのか、選ぶポイントをご紹介していきます。
楽器・音響機器|添加物が含まれていないものを
エレキギターなどの楽器や音響製品の「ガリガリ」というノイズは接触不良の可能性があります。そんなときは、ジャック部分に接点復活剤を吹きかけて布でこすると解消できます。
ただし、車やバイク用の洗浄力が高いものは、プラスチックや樹脂パーツに吹きかけると溶けてしまうため注意が必要です。楽器には、鉱物油や溶剤などの添加物が含まれていないタイプを使用しましょう。パッケージや商品説明をしっかり確認してくださいね。
オーディオ・テレビ|防錆剤・研磨剤配合のものを
オーディオやテレビ、配電盤などの精密機器には、防錆剤や研磨剤を配合しているタイプを選びましょう。接点部分に付着したカーボン汚れを落として、サビなどの腐食防止効果が期待できます。
端子などの直接スプレーで吹きかけられない場所には、綿棒などで塗布して使用するといいでしょう。
SDカード・ゲームカセット|アルコール配合のもの
メモリーカード、レトロゲームなどのカセットにはアルコール成分が配合のものを使うといいでしょう。液剤を吹きかけたあとに布で拭き取ることで汚れが落ち、改善しますよ。
端子部分に使えるオイルタイプでも使用できますが、成分によっては壊れてしまう場合があるので注意が必要です。
車・バイク|カーボン汚れ対応のもの
車やバイクのメンテナンスとして使用する場合には、カーボン汚れがしっかりと落ちる洗浄力の高いものを選びましょう。
バイクや車用のなかには、ゴムやプラスチックなどの樹脂にも使用できるタイプもあります。使用するものに応じて、使い勝手のよい商品を選んでください。
【2】接点復活剤のタイプをチェック
接点復活剤の種類は大きく分けて「スプレータイプ」と「液状タイプ」があります。容器の仕様は、使う場所に合わせて選ぶといいでしょう。それぞれのメリット・デメリットを紹介します。
スプレータイプ|届きにくい場所に
スプレータイプのメリットは、手の届かないような狭い部分へ噴射できることです。接点復活剤のスタンダードなタイプで、使用頻度が高く、多目的に使いたい方におすすめです。
反対に、噴射量が多いと不要な部分にもかかって逆に故障を招く原因になるケースも。使用するときは、綿棒などに吹きかけて使用すると安心です。
液状タイプ|ピンポイントで使いやすい
液状タイプのメリットは、ピンポイントで使用できることです。ボトルや瓶に入っていて使用したい量だけを付属のブラシや綿棒で直接塗っていきます。
乾いてしまうので、瓶に入っている液剤をほかのトレーに出して塗布していきましょう。広範囲にかかってしまうスプレータイプとは違い、こまかい部分に使用するのに適しています。
また、液状タイプは、スプレータイプよりも品質の高いものが多くなっています。そのぶん値段も張りますが、効果のあるものを選びたい方には液状タイプがおすすめです。
エキスパートのアドバイス
【エキスパートのコメント】
使用する機器に適したものを選ぼう
精密機器に使用することも多い接点復活剤ですが、使用する機器、対象物に対して、適切な接点復活剤を選択する必要があります。使用する範囲などからも検討するといいでしょう。
選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)