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【この記事のエキスパート】
保育士・社会福祉士:武田 優希

保育士・社会福祉士:武田 優希

施設保育士として、被虐待児や発達障害児を含む0〜18歳の幅広い年齢の子どもと多く関わる。またその保護者へ、育児相談だけではない実践的な養育支援を含む生活基盤確立のためのあらゆる支援を行い、後に社会福祉士を取得。

全国転勤族で、帯同に伴う転職で企業主導型保育園や小規模保育園での勤務経験もあり。

保育士人材紹介会社のコラムを執筆担当中。
また転勤族の妻向けのブログを運営し、育児情報を中心に赴任地の様子を発信している。三児の母。


小学校入学にかかせないランドセル選び。人気のランドセルは早くに売り切れてしまうこともあるので、早めの情報収集が大切です。この記事では、保育士で3児のママでもある武田優希さんにお話をうかがい、ランドセル選びのポイントやおすすめ商品、ランキングを紹介します。

ランドセルはいつ買う? 新作販売時期は?

多くのメーカーが、新作のランドセルを4~5月に発表します。2024年4月に入学する場合は、2023年の春。つまり、入学1年前から新作の案内が始まります。

新作が出揃ったころに予約も始まり、5~6月に決めてしまう方も多いです。とくに、お目当てのランドセルがある方は、売り切れてしまわないように早めの行動がよいでしょう。夏休みから9月頃にかけて、新作や人気商品の売り切れが出るところもあります。

入学する年の冬にまだ買えていない! これってもう遅い?

入学する年の1月~3月でもランドセルの販売はされています。「直前でまだ用意できていない!」という人も、落ち着いて探しましょう。値引きされて、お得に買える可能性もありますよ。

ただし、その時期になると人気モデルが手に入る可能性は低いのと、納期をきちんと確認することが重要です。

失敗したくないママ・パパは要チェック!
ランドセルの選び方

まずはランドセルの選び方をチェックしていきましょう。保育士で3児のママでもある武田優希さんのアドバイスもご紹介しています。

素材選びは「耐久性」と「価格」を左右する!

ランドセルはどの素材を選ぶかによって、耐久性や価格が異なります。代表的な素材の特徴を説明するので、メリット・デメリットをおさえましょう。

耐久性なら「コードバン」

出典:楽天市場

コードバンは耐久性が高い素材で、キズなどにも強いためよく動き回る元気な子にぴったりな素材です。高級素材として知られており、6年使っても型崩れや劣化がしにくいのが特徴です。ただしほかの素材よりもどうしても価格が高くなってしまい、安価な素材より数倍の値段になってしまうことも。

他の素材に比べると、比較的バリエーションは少なめ。オーソドックスなデザインでもいいからとにかく丈夫なランドセルを考えている人向けです。

バランスのよい「牛革ランドセル」

出典:楽天市場

牛革ランドセルは、価格的にはちょうど中間くらいになります。耐久性と軽さを兼ね揃えており、見た目も高級感があってしっかりとしたつくりです。

牛革の特徴は、使い込むうちに味が出てくることです。年々しなやかさが増し、自分オリジナルのランドセルに仕上がります。ただし、キズがつきやすくひっかいた跡などはなかなか消せないので注意しましょう。

デザイン豊富な「クラリーノ」

出典:楽天市場

デザインやコスパの高さで選ぶなら、クラリーノ製のランドセルがぴったりです。クラリーノは人工皮革のひとつで、牛革やコードバンよりも安価。カラーバリエーションやデザインも豊富にそろっています。

その年でないと買えない限定デザインが多く発売されるのもポイントです。「型落ち」として、次年度は安く買える可能性も出てきます。少しでもお得に入手したい方は狙い目です。新しい商品がどんどん発売されるので、子どももワクワクするでしょう。

メンテナンスいらずの「タフガード」

出典:楽天市場

タフガードは、クラリーノと同じ人工皮革です。一見すると、クラリーノと変わりないように見えますが、軽量で水やキズに強いという特徴があり、クラリーノより少し高価なのが特徴です。発色がよいので、カラーバリエーションも豊富にあります。

クラリーノより少し上質なランドセルを探している人にぴったりです。

「軽さ」はグラム数より構造で判断して

出典:Amazon

小学生が背負う荷物の重さは、ランドセルを含めて平均6kg程度といわれています。なかには首の凝りを訴える子もいるほど荷物が重いわけですが、ランドセルの平均重量は1,100~1,300gです。軽いといわれるものでも900g程度。重さに大差ないため、実際の軽さよりも「軽く感じる構造」のほうが大切です。

ランドセルが軽すぎると耐久性の心配もあるので、丈夫で背負いやすいものを選びましょう。

背負いやすさをチェックしよう

出典:Amazon

ランドセルは軽いことも大切ですが、荷物をたくさん入れて長時間歩くことを考えると背負いやすいことが軽さよりも大切。価格帯の低いランドセルのなかには、肩や背中部分のクッションを削っているものもあり、肩や背中に負担がかかると、背負っているうちに疲れてしまいます。

しっかりと肩や背中にクッションが入っているか、肩ひもが立ち上がっているかもチェックして選ぶようにしましょう。

6年保証がついているか

出典:楽天市場

ランドセルは、6年間使っているあいだに破損させてしまう可能性も。6年保証がついているランドセルであれば、毎日使うランドセルに万が一のことがあっても困りません。ただし、保証の内容はしっかりチェックしておきましょう。

いざ保証を使おうとしたら、対象外で有償修理になってしまったということにもなりかねません。購入するときに、店舗やメーカーにしっかり問い合わせておくとよいでしょう。

A4ファイルが入るサイズか

出典:Amazon

ランドセルに入れるものは、教科書やノートだけではありません。毎日のように配られるプリントも入れておくことになります。A4サイズのファイルがすっぽりと入るかどうかもチェックしましょう。

セイバン、池田屋、フィットちゃんなど
ランドセルの主要メーカーは?

ランドセルは、さまざまなメーカーから販売されています。そのなかでも、とくに有名なセイバン、フィットちゃん、ふわりぃ、ララちゃんといった大手ブランドや、池田屋、村瀬鞄行、土屋鞄製造所といった工房系ブランドそれぞれの特徴をご紹介します。

セイバン

出典:楽天市場

セイバンは、「天使のはね」ランドセルで有名なメーカー。肩のベルト部分に「天使のはね」を内蔵することで、子どもの身体にぴたっと密着し、安定した姿勢で背負うことができるのがポイントです。

ほかにも、ランドセルの底を傾斜にして教科書が背中側に倒れるようにしたり、ランドセルをまっすぐ背負えるように背中のクッションが入っていたり、こまやかな工夫がたくさん。6年間使い続けられる丈夫な設計で、6年保証があるのも魅力です。

フィットちゃん

出典:楽天市場

「フィットちゃん」は、ハシモトBaggageのランドセルブランドです。150種類50色から選べるという種類の豊富さがうれしいですね。

フィットちゃんのランドセルは、その名のとおり身体にフィットして背負いやすいのが特徴です。肩ベルトを25度立ち上げ、背中とのすき間を減らすことで、らくに背負えるように工夫しています。また、肩ベルトが左右別々に動くので、背負うときと降ろすときもらくらく。

背当てには、通気性と通湿性にすぐれた「エアーフレッシュ」素材を使用して、ムレを軽減しています。快適に背負えるランドセルシリーズです。

ふわりぃ

出典:Amazon

ふわりぃランドセルは、協和のランドセルブランド。創業70年の歴史ある日本国内の工場で、職人さんがひとつひとつ丁寧に作っています。

特徴としては、背中まわりのフチをカットして軽量化していること。これにより、コンパクトに背負うことができ、身体にもフィットしやすくなっています。

肩ひもは、付け根を立ち上げることで背中にぴったりフィット。「スタンダード」「ハイクッション」「立体裁断」「αGEL」の4つの肩ベルトから、好きなタイプを選ぶことができます。

ララちゃん

出典:楽天市場

ララちゃんは、ランドセル専門メーカー・羅羅屋のブランドです。ララちゃんランドセルには、羅羅屋ならではの工夫が盛りだくさん。

肩への負担を考慮して、肩ベルトには食い込みにくい「マジかるベルト」を採用しています。やわらかいウェットスーツ素材と、スポンジ芯材が肩にやさしくなじんでくれます。立体的な「標準ベルト」も付属しており、子どもの成長とともにかんたんにベルト交換ができるのも魅力です。

ほかにも、ランドセルのサイドには特許取得済のフックを採用。つり下げた袋が木などに引っかかっても、フックごと外れるという安心設計です。

池田屋

出典:www.pikachan.com

池田屋のランドセルは、大きく4つのシリーズがあります。人工皮革ながら、牛革に近いツヤのある高級感を実現した「ベルバイオ」シリーズ、ツヤをおさえたクラリーノ生地を使用した「クラリーノ」シリーズ、上質な牛革を使用した「防水牛革」シリーズ、カブセ部分に希少なコードバンを使用した「防水コードバン」シリーズです。

デザインはどれもシンプルで、成長しても飽きずに使用できるでしょう。また、すべての素材が防水力のある特殊素材なので、雨カバーがなくてもランドセルのなかに浸水しないのが大きなポイントです。

ほかにも、カラーオーダーできるシリーズもあります。自分だけのランドセルが作れるのも魅力的ですね。

村瀬鞄行

出典:楽天市場

村瀬鞄行は、1957年創業のランドセルメーカーです。職人がひとつひとつ心を込めてつくっています。

背当てのクッションには、すぐれた衝撃吸収素材「メモリーフォーム」を採用し、低反発で背中にフィット。ほどよいやわらかさで、6年間の使用でもへたりにくいのもポイントです。

ランドセルのカブセや肩ベルトなどには反射材をつけ、ファスナーの引き手は子どもが使いやすいように大きく設計。安全性や使いやすさが考え抜かれたランドセルです。

土屋鞄製造所

土屋鞄製造所のランドセルは、細部までこだわり抜いてつくられた丈夫さと品のあるデザインが特徴です。

肩ベルトのバックルである「尾錠(びじょう)」の受けパーツや、「指革」と呼ばれるベルト通しなど、ふだん気に留めないような細かいパーツも、革を二重にしたり、フチをミシン掛けしたりといった作業で強度を上げ、丈夫なランドセルにしています。

肩ベルトはS字型で、走ってもズレにくいよう設計。また、安定感があり背負いやすいです。背当てには2種類のウレタン素材を使用することで、より背中にフィットしやすい工夫がなされています。

選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)