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【この記事のエキスパート】
ガーデニング研究家:はたあきひろ
1967年生。兵庫県西宮市出身。1991年に大手住宅メーカーに入社し、研究所(造園研究室)、マンション事業、本社設計部などを経験。現在は独立し、人と人、人と自然の繋がりを大切にし、毎日丁寧に暮らすことを提案する『庭暮らし研究所』を設立。
奈良市で草屋根の家に暮らしながら、家族5人分のお米と野菜をつくり、自給生活を送る。NHK総合テレビ「ぐるっと関西おひるまえ」では、野菜づくり講師として10年間毎月出演。NHK出版WEBサイト「みんなの趣味の園芸」でブログ担当。YouTubeチャンネル「園芸研究家はたさんの野菜づくりチャンネル」を発信。
家の顔ともいえる「表札」は、住む人の情報を伝えることはもちろん、その人の好みやセンスがひと目で伝わるもの。この記事では、表札の選び方とおすすめの商品を紹介します。素材やフォント(書体)などはメーカーや商品によって異なるので好みに合わせて選びましょう。
表札の役割
玄関に入るとき、最初に目に入るのが「表札」。その家の顔ともいえる表札は、住む人の好みやセンスがあらわれます。
また、郵便配達や災害時などには、住む人の情報を伝えてくれる大切な役割も果たしています。戸建てやマンションによっても、取り付ける表札は異なるもの。さまざまな素材やデザインを吟味して、お気に入りの表札を選びましょう。
表札の選び方
それでは、表札の基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の6つ。
【1】素材
【2】サイズ
【3】デザイン
【4】カラー
【5】フォント
【6】取り付け方法
上記の6つのポイントをおさえることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】素材をチェック
表札には「天然素材」と「人工加工素材」のものがあります。戸建てには年数の経過によってさらに味が深まる天然木、マンションやアパートにはモダンな雰囲気が出るステンレス製のものなどがおすすめです。
表札のイメージを大きく左右する素材は、家の雰囲気とマッチしたものを選ぶのがポイント。代表的な素材であるタイル・ステンレス・天然石・木製の4パターンをご紹介します。
タイル製|日光や雨に強い
タイルは暖かみのある自然な雰囲気が魅力です。選ぶカラーやフォントによって、ポップでかわいらしい雰囲気など、好みの印象を演出することができます。水や日光などによる劣化が少ないため、戸建ての屋外でも使用できる素材です。
ステンレス製|おしゃれでモダン
ステンレスはモダンでスタイリッシュな雰囲気を演出してくれます。またほかの素材と組み合わせたり、くり抜き文字にしたりとオリジナル性も高く、目を引く表札をお探しの方におすすめです。
サビにくい反面キズがつきやすい素材なので、こまめにやわらかい布で汚れを拭き取ると長持ちします。
天然石|耐久性が高い
天然石の表札にはおもに大理石や御影石が使われます。天然石独特の色合いや柄、研磨された表面の美しさに定評があります。昔から表札に使われることが多く、飽きのこない素材です。
ほかの素材よりも耐久性が高く、重量もあるので、戸建てなどの雨風にさらされる外の環境でも長く使うことができます。
木製|風水では縁起がよい
木製の表札にはヒノキやケヤキ、桜などの木材があります。自然のエネルギーを吸収した天然木の表札は、風水においても縁起がよいとされており、根強い人気があります。
長年使うことで家の歴史と共に変化する色合いは、天然素材だからこその魅力。木目の出方や色合いの違いなどによって、個性があります。
アクリル・ガラス製|高級感たっぷり
アクリルやガラス製の表札は、その透明感とエッジのきいた美しさが魅力。ステンレスのバックプレートと一体になっているデザインが多く、おしゃれで高級感のある雰囲気を作れます。接着剤で貼り付けられるものもあり、取り付けもかんたん。
【2】サイズをチェック
正方形|戸建てのドア横・門柱に
戸建ての場合、ドア横や門柱・門扉に取り付けるのが主流です。一軒家なら150~200mm角の正方形や、100×200mmの長方形がおすすめ。さまざまなデザインにマッチしやすく、存在感を放ってくれます。
また、楕円形の表札は丸みを帯びてやわらかい雰囲気がありながらも、個性的な印象になります。
長方形|マンションやアパートに
一方、マンションやアパートの場合は、玄関ドア横のユニット部分やポストに取り付けることが多いです。70×30~50mmサイズの長方形だと、狭いスペースでも取り付けやすいでしょう。
念のため購入前に取り付けるユニット部分のサイズを測っておくようにしましょう。
【3】デザインをチェック
表札はスタイリッシュなデザインや、北欧風のかわいいデザインなどバリエーションが豊富。家の外観の雰囲気に合うものを選びましょう。
スタイリッシュ
あまりカラフルなものより、玄関の雰囲気になじむものをお探しの方は、シンプルな無地デザインがおすすめ。素材はアイアンや焼き物だと、スタイリッシュなイメージになります。白、黒、グレーなどの色を基調に選んでみてください。
かわいいイラスト風
親しみのあるデザインをお求めなら、イラスト風の親しみやすいデザインがおすすめです。かわいいデザインなら花をモチーフにしたもの、ペットを飼っている家庭であれば犬や猫モチーフなど。デザインのバリエーションが複数用意されている商品もあるので、好みのデザインを家族と話し合って決めるといいでしょう。
【4】カラーをチェック
壁のカラーと表札本体のカラーのバランスはセンスが試される場でもあります。家の印象に大きく影響するので、慎重にチョイスしましょう。
背景となじみすぎても表札が見えにくくなってしまいます。悩んだときは、たとえば白い壁にベージュの表札など、同系色でグラデーションになるものを選びましょう。
表札を目立たせたいなら、差し色になるパステルカラーを選ぶのもおすすめです。
【5】フォントをチェック
表札はさまざまなフォントを選ぶことができます。しかし、名前を知らせるという本来の表札の役割から考えて、見た目だけではなく、名前が読みやすいフォントを選ぶといいでしょう。
難読漢字や、一般的な読み方とは異なるような場合は、漢字ではなくローマ字表記でもよいでしょう。
【6】取り付け方法をチェック
取り付け方法は、「ボルト式」「貼り付け式」「マグネット式」などが主流です。取り付け面が平坦ではない場合や、表面がざらざらしている場合、表札に重量がある場合はボルト式で取り付けます。逆に取り付け面が平坦な場合は貼り付け式で取り付けることができます。
ボルト式|しっかり固定できる
壁にボルトの穴を開け、接着剤を使って取り付ける方法。手順は、まず壁にボルトを受ける穴を開けたら、穴の中に適量の接着剤を注入します。表札の裏面にも接着剤を塗り、ボルトを差込み、固定します。
ボルトと接着剤を使って固定するので、安定感があり、重量のある表札も取り付けることができます。取り付け面の素材によっては、穴を開けられない場合があるので、事前によく確認してください。天然石や木製、くり抜き文字のステンレスはボルト式で取り付けることをおすすめします。
貼り付け式|工具不要で取り付け簡単
取り付け方法として手軽なのが、接着剤や両面テープを使う方法。工具を使わないので、誰でも簡単に取り付けられます。タイルや平らなステンレス素材に適しています。
両面テープの場合は工作用ではなく、耐久性のある屋外用を使ってください。接着剤の場合は、ステンレス用やタイル用など素材に合う接着剤を使用しましょう。最初に取り付ける面の埃やゴミを取り、完全にくっつくまでテープなどで固定すると、剥がれにくくなります。
マグネット・スライド式|マンションOK
マンションやアパートの場合、部屋番号が書かれたユニット部分に表札を取り付けることが多いです。磁石でくっつくタイプなら、マグネット式の表札だと設置がかんたん。
もしくは、ユニットの横から差し込むスライド式の表札にも適用できるでしょう。
選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)