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【この記事のエキスパート】
フードアナリスト・日本箸教育講師:市岡 充重

フードアナリスト・日本箸教育講師:市岡 充重

2005年、朝日新聞地域情報誌のライターとして取材執筆活動をスタート。2014年、フリーライターとして独立、個人事務所iworks を設立。

2013年にフードアナリスト、及び日本箸教育講師の資格を取得し、以後、数々の飲食店や生産者、料理人を取材し、食にまつわる情報や食の魅力を高いレベルで発信。

2020年2月、エゾシカ産業に挑戦する北海道釧路市の人々の奮闘を綴った『北海道ジビエ物語』(シーソーブックス)を共著で出版。


ふだん何気なく使用している割り箸には、実は素材や形状の違いがたくさんあります。この記事では、用途に合った割り箸の選び方と市販のおすすめ人気商品を紹介。さらに通販サイトの人気売れ筋ランキングや口コミ、割り箸の上手な割り方やマナーも紹介します!

木の種類が違う! 日本製や中国製も!
割り箸の選び方

まずは割り箸の選び方をチェックしていきましょう。ポイントは下記の4つ。

【1】材質
【2】形状
【3】漂白剤や防カビ剤不使用がおすすめ
【4】デザイン

上記のポイントを押えることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきますので自分の使い方にぴったりの割り箸を選ぶために参考にしてみてくださいね。

白樺、竹、ヒノキ、杉など
【1】シーンによってふさわしい材質は異なる

一見どれも同じように見える割り箸ですが、使われている木材にはさまざまなものがあります。また、材質によってふさわしい場面は異なるので購入前によくチェックしたいところ。それぞれの特徴についてご紹介していきます。

日常使いに向くコスパが高い「白樺」

出典:Amazon

白樺素材のものははコスパが高く、よく見かけるスタンダードな割り箸です。よく割り箸を使う方や、カジュアルな場で使うことを目的に探している方にはこちらがぴったり。

腰が強いため折れにくく、香りもほとんどないため料理の味わいを邪魔しないのもすぐれたポイント。とくにお祝いやおもてなしを目的とせずに使う場合は、白樺素材の割り箸を選ぶとよいでしょう。

油の多い料理にぴったりの「竹素材」

出典:Amazon

竹素材は油をはじくので、油の多い天ぷらや中華料理の取り分けの際にも清潔さを保って使うことができます。さらに煤竹(すすたけ)を使用しているものなら、虫やカビ対策もできるのでより衛生的。もちろん食事用としても使えます。

ただ、煤竹素材のものは酸っぱいにおいを感じる場合があるので、風味が繊細な料理の場合は避けましょう。

お祝いの場にふさわしい「ヒノキ」

出典:Amazon

ヒノキは高級素材のため、手触りがなめらかなのが特徴です。強度も高いため、ささくれが出たり変なところで割れてしまうこともほとんどありません。このため、おもてなしの場やお祝いの場などのあらたまったシーンに向いています。

また、虫やカビ対策もできるため、衛生面にもすぐれているのがポイント。ただ、ヒノキの香りが料理によっては合わない場合もあるので注意しましょう。

特別なおもてなしの日にぴったりな高級素材「杉」

出典:Amazon

割り箸素材のなかでもとくに高級とされるのが杉素材のものです。その理由は、美しい木目と割ったときにきれいに裂けること。独特の上品な香りもポイントです。

おもてなしの心をじゅうぶんに伝えたいときにはこちらの素材がぴったり。ただ、ヒノキと同じように料理によっては合わないことがあるので、料理メニューに注意しましょう。

【2】使うシーンに合わせて形状を選ぶ

割り箸には形もさまざまなものがあり、シーンによって使うべきものが異なります。それぞれの特徴を押さえておきましょう。

カジュアルに使える「元禄型」や「小判型」

出典:Amazon

元禄型は、お箸がきれいに割れるように中央にV字の溝がついているタイプ。小判型は、割り箸の四隅の面や角を削って使いやすくしたものです。上部から見たときに長方形ではなく小判のような形に見えることからこのように名付けられています。

元禄型・小判型ともよく見かけるスタンダードな形なので、手に入りやすい割り箸です。おもてなしやお祝いのような場でなければ幅広く使えます。

木目の美しさを堪能できる「天削型」

出典:Amazon

割り箸の上部が斜めにカットされているのが天削(てんそげ)型。片方のみが細く削られているので、どちらが食べる側か一目でわかるのが特徴です。また、カットされた部分から木目の美しさを楽しめるのも、このタイプの割り箸の魅力。

高級な形として扱われているので、おもてなしなどの大切なシーンにも使えます。種類が多いのでさまざまな素材から選べます。

お祝いの場にぴったりな特別感を出せる「卵中型」

出典:Amazon

卵中(らんちゅう)型とは、中央が太く両端が細く削られているタイプ。はじめから割れており、中央に帯が付いていることが多く見た目にも特別感があります。軽くて丸みがあるため扱いもらくです。

割り箸のなかでもとくに高級とされることが多いため、お祝いごとのときに使うのにもぴったり。割る必要がないためささくれがでないのも特徴です。

和食に合う「利休型」

出典:Amazon

利休型は、中央が太く両端が細く加工されているタイプです。卵中型との違いは2本のお箸の真ん中がくっついていること。千利休が考案したと伝えられています。

材質によって、カジュアルな場面からおもてなしまで幅広く使われています。

お正月や婚礼の場で使いたい縁起のいい「丸型」

出典:Amazon

「祝箸(いわいばし)」とも呼ばれることのある丸型。このタイプははじめから割れており、中央が太く両端が細い俵形をしているのが特徴です。断面も丸型のため全体的に角の取れた形をしています。

家庭円満や食べ物に不自由をしないことなどの願いが込められているため、お正月やお祝いの場にぴったり。とても縁起のいいお箸です。

【3】漂白剤や防カビ剤不使用のものがおすすめ

出典:Amazon

日常使いする場合や小さな子どもが使う場合には、割り箸に使われている添加物も気にしたいところ。外国産の材料を使った割り箸のなかには、漂白剤や防カビ剤が残留していることがあります。

こういったものを避けるには、添加物を使用していないことが明記されているものを選ぶか、国産の木材を使用しているものにこだわって選ぶようにしましょう。

【4】おもてなしに使うなら包装のデザインも重視して

出典:Amazon

大切なおもてなしの場では、箸袋や帯のデザインも気にして選んでみましょう。おしゃれなものを選べばテーブルの雰囲気をより高めてくれますよ。

お祝いの場なら、金文字が印刷されているものや水引がついたものもおすすめです。

日本箸教育講師からのアドバイス

【エキスパートのコメント】

ふだん使いからおもてなしまでシーンに合わせて

端材の有効活用としてつくられはじめた割り箸は、モノを大切にする日本人の「もったいない」精神が生み出した日本文化。飲食店、パーティーやイベント、お弁当を食べるときなど食のさまざまなシーンで用いられています。

ひとくちに割り箸といっても、シンプルでコスパの高いものからデザイン性にすぐれた特別感のあるものまで、幅広いラインナップがあります。素材ごとの特徴や形状を知り、使うシーンに応じて選ぶことが大切です。

選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)