俳優で歌手の菅田将暉が、30日深夜に放送されたラジオ番組『菅田将暉のオールナイトニッポン』(ニッポン放送/毎週月曜25:00~27:00)に出演。新型コロナウイルスによる肺炎で29日に死去したタレントの志村けんさんについてコメントした。
菅田と志村さんは、12月公開予定の映画『キネマの神様』でW主演を務める予定だった。志村さんの訃報について菅田は「今朝起きて、マネージャーさんからのメールで知りました」と明かし、「本当に残念でなりません」と悔やんだ。
菅田と志村さんの共演シーンは基本的にはなく、1シーンだけ一緒に演技をする予定が組まれていたとのこと。
「そのシーンをすごい楽しみにしていた」という菅田は、「(共演の)数日前に、志村さんが体調を崩されまして。そのときは『体調を崩された』という情報だけで。ちょうどその頃、現場で集合写真を撮ったのですが、プロデューサーさんが『みんなでアイーンのポーズで撮りましょう』『これ送るので志村さん元気に戻ってきてくださいね』みたいな状況だったりしたんですけど」と振り返った。
「そこからあれよあれよといろいろと情報が報告されていき、このようなことになり…」と菅田。「なんと言うんですかね。自分でもうまいこと言葉がまとまらなくて申し訳ないんですけど、どう言っていいか自分でもわからないですね。個人的には、これからだったので。テレビで見ていたスーパーヒーローとこれから一緒にモノづくりをするという段階でこういうことになったので」と無念さを見せた。
さらに菅田は「僕らは今できることをやるしかないというか。必ず素晴らしい作品にしなきゃなと今、現場ではなっております。僕もそう思っております」と決意表明し、あらためて「謹んでお悔やみ申し上げます」と悼んだ。