テレビ東京による、赤ちゃん向け番組『シナぷしゅ』(4月6日スタート 毎週月〜金曜 7:35~8:00)の内容が31日、明らかになった。
同番組は、昨年12月に5日間放送し、大きな反響を呼んだ民放初の赤ちゃん向け番組。レギュラー化に際しても、大人が思う「赤ちゃん番組」の枠にとらわれず、メインターゲットである0~2歳の赤ちゃんのことだけを考えて制作するという。
赤ちゃん目線で「見やすい」つくりを徹底した結果、赤ちゃんがリアクションをするためのちょっとした間をとるなど、細部にまでこだわり、視聴者の意見をもとに、各コーナーもブラッシュアップ。赤ちゃんはハマると何度も見たがる傾向があるため、繰り返しも大切にしつつ、毎週見ても飽きないよう、新しいコーナーも増やしていく。さらに、朝の放送に加え、17時30分からの再放送も決定、YouTubeなどでの配信も行う。
番組は1日10コーナー程度で構成し、オープニングの「はじまりぷしゅ」は大きくリニューアル。胎内をイメージした温かなセットの中で、同局 松丸友紀アナウンサーが振り付けしたダンスをオーディションで130人の中から選ばれた5人の子どもたち(7~9歳)が踊る。その他、シリーズ累計40万部を突破した大ヒット絵本『もいもい』(ディスカヴァー刊)を映像化した「うごくもいもい」、ありそうでなかった五十音の「あいうえーお! のうた」などの新コーナーも追加された。
また、東大赤ちゃんラボの開教授とともに、数字コンテンツを開発中。赤ちゃんが数(カウンティング)を習得するのをサポートするようなコーナーを目指す。放送外の展開としても、新たに同局のコンテンツビジネスやイベント事業などの部署からもメンバーが加わり、これまでのテレビ番組とは異なる取り組みも積極的に行っていく。同局初の番組公式オンラインサロン「シナぷしゅラボ」、シナぷしゅ公式YouTubeチャンネル「シナぷしゅch」、同局初・音声メディアVoicyでの公式チャンネル「シナぷしゅラジオ(仮)」を開設(4月予定)。「シナぷしゅラジオ(仮)」は、松丸アナがMCを務め、育児に奮闘する「オトナ」たち向けの番組となる。
さらに、松丸アナが「食育インストラクター」の資格を取得。トライアル時にオープニングとエンディングのダンスなどで活躍した松丸アナは、4月以降、画面には登場しないものの、食育インストラクターとしての知見を活かして、親子で参加できる料理教室や、親子で楽しめるレシピ考案など放送外の企画にチャレンジしたいと意気込む。