
◆本記事はプロモーションが含まれています。
【この記事のエキスパート】
空間デザイン・DIYクリエイター:網田 真希
「インテリア空間デザイン」「スタイリング」「写真」「テレビ撮影」「監修」「執筆」などフリースタイルにて幅広く活動中。
予算100万円で自身が住む自宅をフルリノベーション、古材、流木などを使った家具作りが話題となり、様々なメディアにて取り上げられている。
幼少期から物作りが好きで、何でもまず作ってみる、やってみる精神、そんな好きが高じて、趣味から現在のお仕事に発展。
DIYや作業現場で初めて金属を切断する方必見!本記事では、高速切断機の基礎知識や選び方、そしておすすめ商品をご紹介。初心者向けに、マキタやハイコーキをはじめとした人気メーカーの商品をピックアップしていますので、ぜひ、参考にしてくださいね。
高速切断機とは
高速切断機とは、金属を切断するための工具のこと。切断する金属は具体的に、鋼材・ステンレス・鋳物など。
主に切断用の砥石を使用し、切断刃を使わないのが特徴です。同じく金属を切断するチップソーは切断刃を使用しますが、砥石を使うことで、切断時のパワーが出て、さらに、耐久性も高いため、刃の交換などが少なく済みます。
プロの現場のみならず、近年ではDIYの流行から家庭用でも使用される、手間のかかりにくい工具です。
チップソー・丸ノコとの違い
切断する工具として、チップソーと丸ノコがありますが、初心者であるとその違いについてあやふやですよね。本項では、上記の違いについて解説いたします。
チップソーとの違い
チップソーカッターは、高速切断機と同様、金属を切断するための工具です。切断する金属は、鋼材・ステンレス・鋳物など。
前述しましたが、高速切断機は切断する際に砥石を使用しますが、チップソーカッターは切断刃を使用します。刃が消耗しやすく、メンテナンスにも手間がかかるデメリットはある一方で、切断時の性音声が高いこと、そして、火花・粉塵が出にくく、切断スピードも早いことがメリットです。
丸ノコとの違い
丸ノコは、木材を切断するための工具。木材をスピーディーで正確に切断する際に用いられます。
切断刃が使用され、基本的に木材の切断がメインですが、刃を替えることで、プラスチックやコンクリート、さらには金属をも切断できるモデルもあります。しかし、そのタイプは価格も高く、替え刃のコストもかかるため、比較的プロ用が多いです。
高速切断機を使う際の注意点
高速切断機は安全に配慮し、正しい使い方をしなければ重大な事故につながってしまいます。切断中は火花や粉塵が飛び散るため、使用中は必ずゴーグルと防塵マスクを着用し、高速切断機を覆って火花や粉塵を防ぐ安全カバーを使用してください。
可燃物のない場所で使用し、換気も忘れずに行いましょう。また、激しくハンドルを押し上げ切断すると砥石の破損につながりますので注意してくださいね。
高速切断機の選び方
それでは、高速切断機の基本的な選び方を見ていきましょう。
【1】切断能力
【2】角度切りの角度
【3】バイスの開き幅
上記のポイントをおさえることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】切断能力をチェック
高速切断機は、砥石のサイズやバイスの開き幅によって、切断できる対象物のサイズや、パワーの強さや回転数でどれだけ早くキレイに切断できるかが変わってきます。
切断能力は主に3つのポイントがあるので、それぞれみてみましょう。
砥石のサイズは必ず確認!
砥石の直径サイズは305mm、355mm、405mm、455mmの4種類がありますが、おもに家庭用や日曜大工で使う場合、AC電源が100Vの305mmか355mmの製品です。
一般的に、305mmの砥石で切断できる対象物の厚さは90mmで、355mmの砥石で切断できる対象物の厚さは120mm(丸パイプの場合)と言われているので、切断したいものの厚みによって砥石のサイズを選びましょう。
また、高速切断機は違うサイズの砥石をつけることはできませんので注意してください。
パワーの強さと消費電力をチェック
当たり前ですが、作業がしやすい高速切断機はパワーがあるモデルになります。そして、パワーがあるモデルと消費電力は比例し、消費電力の大きさは砥石のサイズが大きくなればなるほど大きくなっていきます。
高速切断機に使われているAC電源は単相100V、単相200V、三相200Vの3種類があり、自宅などで利用する場合は単相100V、工場などで利用する場合は単相200V、三相200Vのものを使います。使う場所でAC電源が利用できるかどうかも確認しておきましょう。
1分間の回転数はどれくらいか
高速切断機の1分間の回転数は、製品にもよりますがだいたい3000〜4400回で、回転数が多ければ多いほど、対象物をキレイに切断することができます。
購入時の目安ですが、1分間で3,800回転ぐらいの性能があればじゅうぶんと言えますが、1分間で4,000回転以上だとよりキレイに切断が可能です。
【2】角度切りの角度をチェック
高速切断機は上からまっすぐ切断する場合がほとんどですが、水道管などを加工するために角度をつけて切断する場合もあります。高速切断機のほとんどは45°まで角度をつけて対象物を切断することが可能ですが、なかには右側は45°、左側30°まで傾けて切断できるものもあります。
水道管やパイプなどを角度をつけて切断する機会がある場合、角度切りの角度も必ず確認しておきましょう。
【3】バイスの開き幅をチェック
切断する対象物を固定する、バイスの開き幅も必ずチェックしておきましょう。バイスの開き幅は製品によって異なりますが、鉄板などを切る場合は200mm以上、丸パイプなどの幅がないものを切る場合なら200mm以下で問題ないでしょう。
人気メーカー・ブランドの特徴
高速切断機の製造元はよく知られている日本メーカーから、価格の安い海外メーカーまでさまざまな会社があります。ここでは、代表的な国内メーカーのマキタ、京セラ、HiKOKIの3社の製品の特徴やサービスをご紹介します。
マキタ:大手工具メーカーで安心の品質&サポート体制も抜群
電動工具の日本国内シェア約60%の国内大手製造メーカーです。大手メーカーなだけあって品質レベルが高いだけでなく、全国116カ所(2020年3月現在)に営業所があり、購入後もアフターサービスが受けやすいのが特徴です。
また、故障した製品を依頼から3日間でなおす「修理3日体制」で、故障してもすぐに修理してもらえるのもうれしいポイントです。
HiKOKI(旧:日立工機):他社にはない配慮や機能を搭載!
マキタに次いで日本国内シェアが多いといわれているメーカーです。高速切断機に関しては、ほかのメーカーにはない配慮や機能が搭載されているのが特徴で、床面に砥石が接着しないためのアンダーカバーがついていたり、操作しやすい大型トリガースイッチを採用するなど使用しやすい製品が多いです。
修理やアフターフォローに関しては、販売店での修理が基本ではありますが、販売店が近くにない場合はウェブやFAX、電話でも修理依頼や相談が可能です。
リョービ:家庭向け~プロ向けまで製造!
リョービシリーズの工具はホームセンターでも多く発売されており、プロの方はもちろん、DIYや趣味で愛用している方も多く、パワーがありながらも使いやすい製品が多いのが特徴です。
リョービの電動工具事業は2018年に京セラの子会社に譲渡されたため、全国47カ所(2020年3月現在)にある京セラの子会社の営業所と、購入したホームセンターや販売店で修理を受けつけており購入後のサポートも万全です。
選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)