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【この記事のエキスパート】
イタリアソムリエ協会正規コース オリーブオイルソムリエ:鈴木 奈保子
イタリアの食文化に魅かれ、2001年よりローマ在住。
イタリアソムリエ協会の正規コースのオリーブオイルソムリエ。
二人の子供を育てるかたわら、イタリアのマンマたちから、シンプルでヘルシーなのに美味しい本物の家庭料理を学ぶ。食とライフスタイルのライターとしてウェブに寄稿するほか、取材、翻訳、通訳のほか、旅のコーディネートも行います。
パルメザンチーズには、パスタにかける粉チーズ以外にも、ブロックタイプのパルミジャーノ・レッジャーノなどさまざまな種類があります。この記事では、料理に合う美味しいパルメザンチーズの選び方と、クラフト・雪印などの人気おすすめ商品をご紹介します。
パルメザンチーズの選び方
オリーブオイルソムリエでイタリア料理に詳しい鈴木奈保子さんに取材をして、パルメザンチーズの選び方のポイントを教えていただきました。チーズ選びではタイプや産地をよくチェックすることが大切です。ポイントは下記のとおり。
【1】粉タイプのパルメザンチーズは産地をチェック
【2】いろいろ使うならブロックタイプも選択肢
上記のポイントをおさえることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】粉タイプのパルメザンチーズは産地をチェック
スーパーなどでよく見かける、手に入りやすいのが粉末タイプのパルメザンチーズです。気軽に使える粉タイプを選ぶポイントを解説します。
手軽に使える国産やアメリカ産のもの
粉末状になっているパルメザンチーズには、日本国内やアメリカなどいろいろな産地があります。
国産やアメリカ産のパルメザンチーズは、手軽に購入できるのが魅力。パッケージも円柱型など使いやすい形状のものも多くなっています。食卓用に常備したい、いろいろな用途で使いたいときにぴったりです。
こだわるなら本場のものを
こだわり派の方には、パルミジャーノ・レッジャーノを粉末にしたタイプがおすすめ。「パルメザンチーズ=パルミジャーノ・レッジャーノ」と思っている方も多いかもしれませんが、厳密には違います。パルミジャーノ・レッジャーノを名乗れるのは、北イタリアの特定地域で生産され、DOP(保護指定原産地呼称)というEUの食品法の認定を受けたもののみ、さらにパルミジャーノ・レッジャーノ協会の熟成期間中に行なう厳重な検査に通過した、最低1年以上の長い熟成に適したものが該当します。
本場のパルミジャーノ・レッジャーノは高価ですが、そのぶん深いコクとうまみが感じられます。
【2】いろいろ使うならブロックタイプも選択肢に
パルメザンチーズやパルミジャーノ・レッジャーノは、粉末タイプ以外にも、ブロックタイプもあります。くせの少ないチーズのため、ブロックをそのままカットして食べるのにも向いています。
ほかにも、チーズ削りを使用して、削りたてのパルメザンチーズやパルミジャーノ・レッジャーノを料理にかけて使うのもよいでしょう。
オリーブオイルソムリエがアドバイス
本格的なイタリアンにはパルミジャーノ・レッジャーノ
【エキスパートのコメント】
パルメザンチーズはアメリカの工業製チーズの名称で、昔から粉チーズとしておなじみですね。一方、パルミジャーノ・レッジャーノは厳しいEUの食品法DOP認定を受けた本格的なイタリアチーズ。
アミノ酸によるコクと旨味のバランスが絶妙で、料理をさらにおいしくします。粉末タイプは使いやすく便利ですが、酸化しやすいのが難点。ブロックで購入して、食べる直前に削るとチーズ本来の風味を楽しめます。