学研プラスはこのほど、ジャーナリストの池上彰さんが監修した書籍『なぜ僕らは働くのか』(税別1,500円)を発売した。

  • 『なぜ僕らは働くのか』(税別1,500円)

同書は、「生きる」「働く」について、親から子どもたちへ絶対に伝えておきたい大事なことを凝縮した1冊。掲載しているテーマは、「仕事とはなにか」「"働く"とお金の関係」「人生100年をどう生き抜くか」など、多種多様で、時代が変わっても変わらない大切な心構えはもちろん、いまだからこそ知りたい最新の情報も掲載している。

同書の主人公は、将来への漠然とした不安を胸に抱えている中学生男子。はっきりとした将来の夢がなく、自分に自信を持てずにいる少年が、ある本との出合いをきっかけに精神的に大きく成長していく物語となっている。「働く」や「生きる」に関する大事なことを、ストーリー仕立ての中で学べるような構成とした。

同書では、各章の冒頭でストーリーが展開する。生きる・働くを語るときに欠かせないお金の話、AI、SDGs、ダイバーシティ、人生100年時代など、現代の重要テーマも網羅した。各章末には仕事への思いが感じられる、実際に働く人の声も収録している。全228ページで、そのうちフルカラーマンガが70ページ、本編はデザイン性の高い図解ページが120ページ超。

  • 各章の冒頭でストーリーが展開。フルカラーマンガが70ページ。

発売前には、広く一般の人々に原稿を公開。小学生~大人の239名に読んでもらったところ、内容の満足度は97.5%と大変好評だったという。「進路について考え始めた我が子に贈りたい」(49歳)、「なぜ勉強するかという疑問に対して、いままで読んだ本の中でいちばんスッキリする答えをくれた」(13歳)など、大人から子どもまで多くの感想が寄せられているとのこと。

  • 本編はデザイン性の高い図解ページが120ページ超