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【この記事のエキスパート】
住まいづくりナビゲーター/一級建築士・インテリアコーディネーター:神村 さゆり
住宅メーカー、ゼネコン設計部、設計事務所等で約300棟の新築設計実績と現場代理人女性としては希少な現場監督経験を生かしリフォーム物件も約70棟手がける。
住宅や暮らし方、環境整備をテーマに、これまで一般企業研修・公的機関・学校等にて講師としてこれまで述べ5000人以上を指導。
整理収納アドバイザー、ルームスタイリスト資格認定講師として800名余の資格者を認定。また資格試験対策として二級建築士やインテリアコーディネーターの受験指導も行っている。手描き図面やイラストでのプレゼンにも定評があり、多くの文具を試してきた。
多趣味が高じて醗酵教室や手抜き家事教室を開催し好評を得ている。
子ども3人。A型・獅子座
家事のなかでもちょっと面倒になりがちなアイロンがけ。使いやすいアイロン台で、作業をらくにしましょう。ニトリやアイリスオーヤマ、山崎実業などさまざまなメーカーから販売されています。この記事では、アイロン台の選び方とおすすめ商品をご紹介します。
アイロン台不要?それとも必要?
アイロン台があったほうがいい理由
アイロンを購入するとき、一緒にアイロン台も用意する方は多いでしょう。しかしなかには、「アイロン台がなくても大丈夫」「アイロン台は使わないときに邪魔になる」といったアイロン台不要派も。たしかに、場所をとるものなので、ほかのもので代用できないかなと考えることもあるかもしれません。
いろいろな意見がありますが、やはりアイロン台は用意したほうがよいです。理由は、「キレイに仕上がる」から。アイロン台は、アイロンによって衣類にかかる熱をすばやく逃がす役割を持っています。
机などにタオルをしいて代用しようとすると、アイロンの熱が逃げずに衣類のシワはキレイにのびません。収納場所に困っている方向けに、コンパクトなアイロン台も多く販売されているので、アイロン台を用意してパリッと気持ちよくアイロンがけをしましょう。
まずはアイロン台のタイプを把握しよう!
アイロン台の種類
アイロン台は大きく分けると3種類あり、座って使用する座卓程度の高さのもの(卓上タイプ)と、立って使用するスタンド式のもの、手にはめて使用するコンパクトなハンディタイプがあります。
コンパクトで収納にも便利な「卓上タイプ」
卓上型アイロン台は、コンパクトさが最大のメリット。コンパクトなので、場所を選ばずどこでも作業できて便利です。作業面は小さめなので、小さな衣類にアイロンをかけることが多い、作業スペースや収納スペースが取りにくいという人におすすめです。また、気軽に毎日アイロンがけをしたいという方にもぴったり。
卓上型には、座卓程度の高さの脚がついているタイプと、床やテーブルのうえに置いて使う脚なしのものがあります。なかには、くるくると巻いて収納できるアイロンマットもありますよ。
卓上型だからといって、座ってしか作業できないというわけではなく、脚付きのものであれば、座って作業することもできます。立って作業するのにちょうどいい高さのテーブルがあれば、そのうえに乗せて使うという方法もありますね。
一方で、使用できるスペースも狭くなるので、大きな衣類はアイロンがけしにくいというデメリットもあります。
たくさんの衣類をアイロンがけするのに便利な「スタンドタイプ」
ある程度の高さと作業スペースが必要となる、スタンドタイプ。立ったまま、または椅子に座りながらアイロンをかけることができます。また、作業中に服が床につかない、大きな衣類のアイロンがけがしやすいというのもメリットです。週に一度など、まとめてたくさんの衣類をアイロンがけする方におすすめです。
スタンド式のアイロン台であれば、じゅうぶんなスペースがあるため、腕の先だけでなく身体全体を使って無理のない姿勢でアイロンを動かすことができます。また、立って作業することでアイロンに体重がのり、シワが伸びるのできれいに仕上がりやすくなるといえます。高さ調節ができる商品も多く、自分の作業しやすい高さでアイロンがけができますよ。
デメリットとしては、大きさがあるため作業や収納に場所を取ってしまうことです。アイロンがけスペースをどこにするか、脚を折りたたんで収納できるスペースがあるか、事前に確認しておくとよいでしょう。
旅行・出張先でも使える「ハンディタイプ」
ハンディタイプのアイロン台は、ミトンのように手にはめるタイプで、アイロン台とアイロンで布を挟んでしわを伸ばします。コンパクトなサイズなので持ち運びに便利。旅行先で畳みジワを直したり、出張先でワイシャツのしわを伸ばしたりするのに重宝します。
小さいので衣類の多いご家庭で使うには向いていませんが、一人暮らしでハンディタイプの衣類スチーマーを使っている方にもミトン型が使いやすくておすすめです。
初心者でも効率よくキレイに作業できる!
アイロン台の選び方
続いて、アイロン台を選ぶ際のポイントを6つご紹介します。
【1】形
【2】高さ・サイズ・重さ
【3】カバーの素材
【4】便利な機能
【5】折りたたみ
【6】人気メーカーや好みのデザイン
一つひとつ解説していくのでぜひ、チェックしてみてくださいね。
【1】アイロンがけするものに適した形を選ぼう
アイロン台にはいくつかの代表的な形があります。アイロンがけするものに合わせて、適切な形のアイロン台を選ぶと、より作業しやすいですよ。
万能タイプで使いやすい「舟型アイロン台」
家庭で使用するなら、万能タイプの舟型(船型)が定番のひとつ。アイロン台の片方が、船の先端のように細くなっているタイプです。
大きな布やスカートなどは台の広い面を使い、こまかなプリーツの部分や袖は台の細いほうを使ってシワを伸ばすなど、ひとつのアイロン台で用途に合わせた使い分けができます。
ワイシャツやブラウスなら「人体型アイロン台」
マネキンの上半身のような形をしているので、トルソー型と呼ばれることもあります。マネキンの上半身をかたどっているので、シャツやブラウスのアイロンがけにぴったりです。
アイロン台にシャツをかけて使用するので、首や肩のラインのシワもスムーズに仕上がります。ボタンの間などもかんたんにアイロンがけできるので、前後ともにパリッとした仕上がりのシャツになりますよ。
壁に立てかけて収納できる「平型アイロン台」
立てかけて置けるおしゃれなデザインが多い「平型」は、ちょっとしたスキマに収納したり、立てかけていても邪魔にならないのが特徴です。
アイロンをかける面積が広い衣類、ハンカチ、タオルなどのアイロンがけにおすすめです。長方形なのでブラウスなどのアイロンがけには不向きなので、どんな衣服をアイロンがけすることが多いか考えてみて購入してくださいね。
【2】自分に合う高さ・サイズや重さのものを選ぶ
卓上型であってもスタンド型であっても、ある程度力を入れてアイロンがけができる使いやすい高さのものを選びましょう。なかには二段階などで高さ調節ができるアイロン台もあります。
また、アイロン台本体のサイズも要チェック。アイロンをかけたいものに対して小さすぎても大きすぎても作業しにくいです。あわせて、使うときに出し入れがしやすいように、なるべく軽いアイロン台を選ぶといいですよ。
【3】アルミコートか布製か、カバーの素材も確認
アイロン台を選ぶときは、アイロン台カバーの素材をチェックすることも大切。布製のカバーかアルミコーティングが一般的です。目的に合わせて選びましょう。
また、長く使ってきてカバーの汚れやへたりが気になってきたら、別途アイロン台カバーのみを購入して付け替えるとよいでしょう。もともとは布製カバーのタイプでも、あとからアルミコーティング素材のカバーを購入するというように、変化を楽しむこともできます。
見た目も選べてお手入れ楽ちんな「布製」
布製のカバーは、さまざまなデザインがあるのが特徴。好みの柄を選べば、アイロンがけの時間も楽しくなりそうですね。また、取り外せば洗えるというのもメリットです。
素早く熱が伝わり時短になる「アルミコーティング」
アルミコーティングされている素材は、熱伝導率が高く、パリッとした仕上がりに。一方で、洗濯できないという欠点もあります。使用後はきれいに拭いて片づけておきましょう。カバーに茶色いヤケができてしまうと、洋服に移ってしまうこともあるので注意が必要です。
【4】便利な機能があるかチェック
シャツやスカート、制服など何かと面倒なアイロンがけもアイロン台の機能ひとつで少し楽になりますよ。商品によってさまざまな機能がついているので、自分にあったタイプを探してみましょう。
こまかい仕上げが簡単になる「仕上げ馬」
アイロンがかけにくい場所のひとつが、シャツの袖ですよね。その袖部分のアイロンがけを助けてくれるアイテムが「仕上げ馬」です。細長いアイロン台なので、袖や肩などの難しい部分のシワもきれいに伸ばすことができますよ。
アイロン台とセットになっている商品もあるので、はじめから仕上げ馬付きを探すのもよいでしょう。
蒸れにくく冷めやすい「メッシュ構造」
アイロン台の天板がメッシュ構造になっているものは、蒸気を逃がしてくれるので、スチームを使ってもパリッと仕上がります。
さらに、通気性が良くて熱がこもりづらいので、天板の表面が冷めやすく、アイロン後の片づけもスムーズになりますよ。
作業効率が上がる「アイロン置き台」
アイロンにアイロン置き台がついていると、動線が短くなるので作業効率が上がります。一度にまとめて沢山の衣類をアイロンがけしたいときは、アイロン置き台がついているものがおすすめです。
スライドして収納できるタイプなら、余計な場所も取らなくて便利ですよ。
【5】コンパクトに折りたたみできれば収納にも便利
アイロン台は、毎日使う方、週に1回使う方など、使用頻度は人それぞれですよね。ずっと部屋に出しっぱなしという訳にもいかないので、アイロン台を選ぶ際は収納のしやすさもチェックしましょう。
折りたたむと本棚に入るくらい小さくなるものや、フックがついていてハンガーラックにかけられるものなどがあります。卓上タイプとスタンド式で、それぞれ収納しやすい工夫がされていますので、どこに収納したいのかを考慮して選びましょう。
【6】人気メーカーや好みのデザインもチェック
アイロン台は、コスパのよさが人気のニトリや、おしゃれな生活雑貨が人気の山崎実業、収納用品が有名な天馬、アイロン台の専門メーカー・大栄産業など、さまざまなメーカーから販売されています。好みのメーカーから選ぶのもひとつの方法です。
また、シンプルな無地だけでなく、可愛い雲柄やおしゃれな北欧風デザインなどさまざまな商品があります。カラーバリエーションもメーカーによってさまざま。使うときに気分が上がるような、お気に入りのデザインや、インテリアに合うデザインなど、色や柄にも注目してみてくださいね。
選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)