俳優の小澤征悦が主演する東海テレビ・フジテレビ系ドラマ『パパがも一度恋をした』(毎週土曜23:40~)がこのほど、オールアップを迎えた。

  • (左から)鈴木拓、塚地武雅、本上まなみ、福本莉子、小澤征悦=東海テレビ提供

一足先にクランクアップとなった山下吾郎役の小澤とその娘・トモ役の福本莉子は、グリーンバック合成での演技がラストシーン。台に寝そべりながらめいっぱい動き、下からは強風が当てられるというシュールな光景に、モニターを観ながら笑いの絶えないキャストたちだった。

クランクアップ直後、感想を求められた小澤は「とにかくチーム力が素晴らしかった。パパ恋・パート2ができたらいいな。次はトモがやさぐれたのを心配した多恵子がまた戻ってくるという設定で!」と、最後まで座長として周囲を笑わせた。

福本は「全てのキャスト、スタッフの皆さんのおかげで笑いの絶えない現場でした。皆さんとお仕事ができて幸せでした。これからも頑張ります!」と笑顔を見せた。

続いて、おっさん多恵子役の塚地武雅、多恵子役の本上まなみ、全話出演の鈴木拓も撮影を終え、ついにオールアップ。鈴木がドラマの感想を話していると、先に帰ったはずの小澤と福本が仲良く腕を組んでサプライズで登場し、キャストを驚かせた。

本上は「今日で終わってしまうのはとても寂しい気分です。家族っていいな、大事な人といる時間はかけがえのないものなんだな、と改めて感じさせてくれる作品でした」と感慨深くコメント。

塚地は「2カ月半、女性に見えるよういろいろと努力してきました。登場から素っ裸でビルの屋上に降り立ったり、ことあるごとに、(スタッフから)“おっさん、入ります”と言われたり…。心身ともに痛めつけられた現場でしたが、確実に僕の中での代表作と言える作品になったと思っております」と、充実感にあふれた表情を見せていた。