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【この記事のエキスパート】
元歌舞伎役者・JSA認定ソムリエの数寄monoライター:杉浦 直樹(スギウラ ナオキ)
コピーライター、歌舞伎役者、シトロエンのトップセールス、支配人兼ソムリエとしてフレンチレストラン経営、モノ系雑誌の編集ライターを経て現在好事家フリーライター。
編集時代は文房具やスーツケース、ガジェットなどに関するコンテンツを多数担当。
またブルゴーニュとシャンパーニュの「古酒」専門フレンチレストラン、オーセンティックなカウンターBarを経営していたため、ワインはもちろん、スピリッツ・リキュール・日本酒・焼酎にも造詣が深い。
男性・女性問わず人気の高級筆記具ブランド、モンブラン。マイスターシュテュック・スターウォーカー・PIXなどさまざまなシリーズがあります。この記事では、モンブランボールペンの人気シリーズの特徴や選び方、一生モノとして使えるおすすめの商品をご紹介します。
万年筆、ボールペンの老舗ブランド
ビジネスマンを魅了するモンブラン
モンブランの正式な表記は「MONT BLANC(モンブラン)」。シンボルマークは、ヨーロッパ最高峰のモンブランに積もった雪をモチーフにしています。モンブランはレザー用品やフレグランスなどとともに万年筆、ボールペンの老舗メーカーとしても有名。
この記事でご紹介するモンブランのボールペンは、見た目のよさ、書き味のよさもさることながら、シリーズによってサイズやペン先のタイプ、インクの種類、替え芯の互換性が異なっていること。
それぞれの特徴と自身の好みがうまくマッチングすると、最高の1本が手に入るかもしれません。
各シリーズの特徴、軸の太さ、インクの種類、リフィルの互換性、ペン先をみる
モンブランのボールペンを選ぶポイント
monoライターの杉浦直樹さんに取材をして、モンブランのボールペンを選ぶ際のポイントを教えていただきました。ポイントは以下のとおりです。
【1】シリーズ
【2】サイズ
【3】インクの種類
【4】替え芯のサイズや互換性
【5】ペン先の仕組み
上記のポイントを押さえることで、あなたに合った商品を見つけることができます。ぜひ参考にしてみてください。
マイスターシュテュック、スターウォーカー、モンブランM、PIX
【1】シリーズから選ぶ
モンブランのボールペンには、さまざまなシリーズがあり、いずれもユーザーに高く評価されています。代表的なシリーズをご紹介しましょう。
ブランドを代表するシリーズ、「146」「149」が定番
「マイスターシュテュック」
「マイスターシュテック」は、モンブランの代表作・定番と言われる、人気の高いシリーズです。重厚感のある上品な見た目で、重要な書類を記載する際や公式な場などで使うのに最適な1本です。
なお、マイスターシュテックは、シリーズのなかでさらにさまざまなシリーズに派生しています。はじめて買う人に最適な「クラッシック」、コンパクト&すぐれた収納性の「モーツアルト」、バランスにすぐれた「ル・グラン」など、それぞれのシリーズが高いクオリティで人気を集めています。
近未来的なデザイン
「スターウォーカー」
伝統的なモンブランのなかで、少し異色なのが「スターウォーカー」シリーズ。比較的華やかで、近未来を想像させるスタイリッシュなデザインで、人間工学に基づいた快適な書き心地を実現しています。普段使いできるボールペンを探していて、割とスタイリッシュなデザインが好きな人なら、「スターウォーカー」がぴったりだと思います。
また、上部にある半透明なキャップは、モンブランのシンボルマーク「ホワイトスター」の刻印が浮かび上がる仕掛けが特徴的です。カラーも黒やクリップ部分がレッドゴールド仕上げなど、さまざまなバリエーションから、お気に入りの1本を探すことができます。
ただし、「スターウォーカー」シリーズは若干重めのものが多いので、ペンの軽さを求める人は別のシリーズを検討したほうがいいかもしれません。
著名デザイナーとコラボした革新的なフォルム
「モンブランM」
ニューヨーク近代美術館や、ロンドンのデザインミュージアムにも作品を収蔵される経歴を持ち、家具・家電・インテリアなど幅広く活躍する世界的デザイナーのマーク・ニューソンが、伝統的なモンブランのボールペンに革新的な息吹を吹き込んだ異色のシリーズ。「M」はマーク自身の名前であり、「MONTBLANC」の「M」でもあります。
マグネットの力により、キャップのホルダー部分が、いつでもペン尻のモンブランのロゴマークと一直線になるよう考案され、ペンの品質はもちろん、見た目の美しさにもこだわった逸品です。
比較的手が届きやすいエントランスモデル
「PIX」
「モンブランのールペンがほしいけど、あまり高級なものは……」という人は「PIX」を検討してみては、いかがでしょうか。無駄なものをそぎ落とし、機能性を追い求めた「バウハウス(ドイツ)」の理念に影響を受けて創り出されました。
ブラックのイメージが強いモンブランのなかで、毎年のように新しいカラーを取り入れているPIX。コーラルレッドやブルーなど、まわりとはちょっと違うものを持ちたい人に向いています。
ちなみに、他のシリーズには万年筆もラインナップされていますが、この「PIX」はボールペンとローラーボールのみの展開となっています。
太いタイプか細いタイプか
【2】持ちやすいサイズを選ぶ
モンブランのボールペンの軸は、比較的太い12~15mmが多くなっているので、手の大きな人に向いているといえるでしょう。しかし、「マイスターシュティック モーツァルト」「PIX」は10~11mmと細めのタイプになるので、手の小さい女性にも扱いやすくなっています。
なお、携帯することが多い場合、長さ110mm前後のコンパクトタイプが持ち運びやすいと思います。
油性と水性の違い
【3】インクの種類で選ぶ
モンブランのインクには「油性」と「水性」の2種類があります。
油性:耐水性が高く、雨などによってにじむことが少ないのが大きな特徴になるので、重要な書類などに記載する際は「油性」を選びましょう。
水性:裏写りする点が気になりますが、筆圧が弱い人にも書きやすいという利点があります。海外では、水性インクのペンは「ローラーペン」と呼ばれているので、購入の際の判断のひとつにしてください。
ただし、水性インクのペンは、寝かせたまま書くとインクが出にくいので、必ず立てた状態で書く! ということに注意が必要になります。
細字(0.8mm)・中字(1.0mm)・太字(1.4mm)の3種類
【4】替え芯のサイズや互換性で選ぶ
ボールペンは、書いているうちにインクがなくなり書けなくなってしまいます。そんなときに用意したいのが替え芯(リフィル)です。初期段階では、ブラックのインクがセットされているケースが多いですが、替え芯(リフィル)を交換することで、青や赤、オレンジなど好きな色で字を書くことができます。
ただし、注意しなければいけないのが替え芯(リフィル)の互換性です。モンブランのボールペンの多くはリフィルに互換性があるため、問題なく使えるようです。
しかし、「マイスターシュテュック モーツァルトシリーズ」など、一部のペン軸が短いタイプでは使用できないこともあるので、購入する際に対応の替え芯(リフィル)についても調べておくと無難です。
替え芯(リフィル)は、細字(0.8mm)・中字(1.0mm)・太字(1.4mm)と3種類の太さがあります。好みに合わせてチェンジしましょう。
ノック式、ツイスト式、キャップ式の違い
【5】ツイスト式がおすすめ! ペン先の仕組みで選ぶ
ペン先の仕組みはノック式、ツイスト式、キャップ式の3つに分けられます。そのうちノック式は比較的安価。社内での打ち合わせなどで使う分には問題ないですが、大きな商談に挑む際、安っぽいノック式を使っていたら、信頼を失ってしまう場合があるかもしれません。
その点、モンブランのボールペンなら歴史と伝統があり、そういった事態にはならないでしょう。選ぶなら「どんな場面でも使えるツイスト式やキャップ式」と、覚えておくと安心です。高級さを求めるなら、ツイスト式がおすすめです。
ツイスト式:軸をひねるとペン先が出てくる仕組み。すぐに書き始めることができるため、字を書く機会が多い人から重宝されています。
キャップ式:キャップを外すというアクションが必要になりますが、スーツの胸ポケットや内ポケット、カバンのなかをインクで汚す心配はありません。
monoライターがアドバイス
使用するシーンや好みで選びましょう
【エキスパートのコメント】
「筆記具の王様」と呼ばれるモンブランは、車でいうとメルセデス・ベンツのような存在。高級で信頼性が高く、まさに王道を行くイメージです。マイスターシュテュックなどはまさにそんな感じの1本ですね。
ただメルセデスにおいてもコンパクトなAクラスなどがあるように、モンブランにもスタイリッシュな「スターウォーカー」やスリムな「PIX」シリーズなどがあります。使用するシーンや好みで選んでみてください。