NHKは6日、俳優の窪田正孝が主演を務める2020年度前期NHK連続テレビ小説『エール』(3月30日スタート)の東京編の主な出演者6人を発表。女優の仲里依紗が朝ドラ初出演を果たすことが明らかになった。
仲が演じるのは、喫茶バンブーで夫の保と働く梶取恵(かとり・めぐみ)役。ときどき語る自分自身の過去の経歴は、夫も知らないことが多いという謎の女性だ。
仲は「この度、初めて朝ドラに出演させていただくことになりました。私の登場シーンは、少し空気が変わります。みなさんの癒やしになれたらいいなと思って演じていますので、楽しく観ていただけたらうれしいです」とコメントしている。
そのほか、コロンブスレコードのディレクター・廿日市誉役に古田新太、コロンブスレコードに裕一と同期で採用された作曲家・木枯正人役にRADWIMPSの野田洋次郎、コロンブスレコードの秘書・杉山あかね役に加弥乃、喫茶バンブーを妻の恵と経営している梶取保役に野間口徹、早稲田大学応援部五代目団長・田中隆役に三浦貴大役が決定。加弥乃、野田、三浦も朝ドラ初出演となる。
朝ドラ102作目となる『エール』は、全国高等学校野球大会の歌「栄冠は君に輝く」や阪神タイガースの歌「六甲おろし」など、スポーツシーンを彩る応援歌の数々を手掛けた福島県出身の作曲家・古関裕而(こせき・ゆうじ)氏と、妻で歌手としても活躍した金子(きんこ)氏をモデルに、音楽とともに生きた夫婦を描く物語。古関氏をモデルにした主人公・古山裕一を窪田正孝、妻となる関内音を二階堂ふみが演じる。
東京篇では、昭和5年、裕一と音は福島と豊橋、それぞれの故郷に別れを告げて、東京で新生活をスタートさせる。裕一は、レコード会社の専属作曲家として働きはじめ、音は、オペラ歌手になるために音楽学校に入学。個性豊かな人たちに囲まれて、2人はそれぞれの夢に向かって歩み始める。
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