新型コロナウイルスに関連する騒動の影響で、学校給食が取りやめとなったことから牛乳が需要減となる可能性が話題になっています。その状況を救うべく、ツイッターで突如として起きているのが、“蘇(そ)”ブームです。
蘇は“古代のチーズ”とも呼ばれ、牛乳を煮詰めて作る乳製品。主に飛鳥時代から平安時代にかけて作られていたんだそうで、しっかり乾燥させればある程度の長期保存も可能とのこと。また複雑な手順が不要ということから、多くの人の心を動かしたようです。ツイッターでは、蘇を作って写真を掲載する人が続々と登場していました。
ぬえさん(@yosinotennin)も、そんな蘇を実際に作ってみた1人。制作工程をツイッターにアップされています。
今回ぬえさんが用意した食材は、牛乳1リットルと砂糖を少し。フライパンに材料を入れ、火にかけて80分ほどかき混ぜることで蘇を作りました。
最終的には80グラムの蘇が完成。ぬえさんは、「温かいうちにひとくち大に丸めて、ラップで軽く茶巾に絞ってコーヒーのお供に。たんぱく質の塊なので、筋トレ中の方のおやつに最適かと」とコメントしていました。
ぬえさんは、もともと日本史がお好きなんだそう。お話を聞いてみたところ、「蘇についての呟きが流れてきたので作ろうと思った」「80分かかったが、飛鳥~平安時代の人々に思いを馳せながらだったので楽しかった」と、作ろうと思ったきっかけと実際に作ってみた感想を教えてくれました。
古代の日本人が食べていた食事を、手軽に自宅で再現できることも蘇の魅力のひとつ。興味を持たれた方は、ぜひ作ってみてはいかがでしょう?
歴史ファン、蘇を作り始めましたよ(11時30分)
— ぬえ (@yosinotennin) March 2, 2020
冷蔵庫にあった牛乳1リットル、砂糖少し。←適当
フライパンに牛乳を開けて砂糖投入、弱火にかけてかき混ぜる pic.twitter.com/JL0DilX56X
1リットルの牛乳から80グラムの蘇ができました。温かいうちにひとくち大に丸めて、ラップで軽く茶巾に絞ってコーヒーのお供に。たんぱく質の塊なので、筋トレ中の方のおやつに最適かと。
— ぬえ (@yosinotennin) March 2, 2020
甘さは加減しやすいですね、これ pic.twitter.com/RmZQ3kGmcE