明日4日に放送されるNHK連続テレビ小説『スカーレット』(毎週月~土曜8:00~)の第129回で、医師・大崎茂義役の稲垣吾郎が初登場する。
稲垣が演じるのは、喜美子(戸田恵梨香)が病院で知り合う医師で、息子の武志(伊藤健太郎)が病気になった際の主治医。穏やかで親しみやすく、武志と、その母・喜美子を精神的にも支えていく。
稲垣は「連続テレビ小説への出演は、約30年以上前に出演した『青春家族』(第42作・1989年前期)以来でしたので、今回出演のお話をいただいてとてもうれしく思いましたし、びっくりしました」とオファーを受けたときの心境を告白。
「僕にとって“朝ドラ”は特別なんです。(『青春家族』に出演した頃)まだ14歳だった僕は、部活をやっていたわけでも学校で優秀だったわけでもなく、ほめられたことがあまりなかったのですが(笑)、共演者の皆さんが僕の演技やアドリブをほめたり励ましてくださって自信になりました。そのとき、役者を一生やっていきたいなと心に誓ったんです。そういう原体験を作ってくれた“朝ドラ”にまたいつか出演したいと強く思っていたので、とても光栄です」と、朝ドラへの特別な思いを明かした。
また、自身が演じる医師・大崎茂義について、「一見風変わりに見えるかもしれませんが、なにか突拍子もないことをするわけではなく、医者としての信念を持ち、理想と現実に苦しみながらも、ヒロイン・喜美子と息子の武志を支えていく誠実な医者だと思いながら演じています」と説明。
「内田チーフプロデューサーからいただいた言葉がすごく印象的でした。これから喜美子は息子の病気という苦難を迎えるわけですが、その中で、“生きる”ということをテーマにしたお話にしたいとおっしゃっていて…。希望や勇気、そして生きることを、視聴者の皆さんにもう一度考えていただく作品になるよう、その一部として貢献できたらいいなと思います」と語っている。