
◆本記事はプロモーションが含まれています。
【この記事のエキスパート】
音楽/DTM/PCオーディオ 専門ライター:田澤 仁
90年代にプロドラマーとして活動、その後、音楽ライターとして書籍、雑誌などの執筆を行なっている。
DTM、PCオーディオ関連の著書、DTMソフト、シンセサイザーの日本語マニュアル制作など多数。
Webでは2007年~2009年までサイトAll Aboutで「ロック」のガイドを務めたほか、音楽情報サイトBARKSでは国内外の数多くの有名アーティストのインタビュー、ライブ取材などを行なっている。
得意分野はAOR、ハードロック、フュージョン、80年代。
小学校の授業でも使われ、誰もが親しみのある鍵盤ハーモニカ。子供用だけでなく、近年では大人向けのものも発売されています。この記事では、鍵盤ハーモニカの選び方とおすすめ商品を紹介。鍵盤ハーモニカケースや通販の人気ランキングも掲載しています。
子供用から大人用まで!
鍵盤ハーモニカの選び方
鍵盤ハーモニカは、小学校の授業で使ったり、大人の趣味として使ったりと幅広い年代に親しまれています。ここでは音楽ライターの田澤 仁さんに取材のもと、種類が豊富な鍵盤ハーモニカを選ぶ際のポイントを解説していきます。
幼児・小学生・大人など年齢に合わせた鍵盤数を選ぶ
まずチェックしておきたいのは鍵盤数(鍵数)です。鍵数とは鍵盤の総数、つまり白鍵(はっけん)と黒鍵(こっけん)の合計数のことです。
25鍵:保育園や幼稚園の小さなお子さんにおすすめ
25鍵になると本体のサイズも小さくなります。小学校に上がる前の幼稚園や保育園に通う小さなお子さんに音楽にふれてもらうという目的なら、小さい25鍵のものが向いているでしょう。
32鍵:鍵盤ハーモニカのスタンダードで小学生におすすめ
よく使われるのは25鍵や32鍵、37鍵といったあたりですが、そのなかでも中心になるのが32鍵のものです。
32鍵なら音楽の教科書に掲載される曲の音域をじゅうぶんカバーできます。小学校などで指定されることが多いのもこのタイプ。小学生向けなら32鍵が最適です。
37鍵:本格的な曲を演奏したい大人用としておすすめ
広い音域を使って本格的な演奏をしたいなら、37鍵や45鍵といった大きいサイズのものを選ぶとよいでしょう。音階が増え音域の幅が広がることで演奏できる曲のバリエーションも増えることでしょう。
音域は小学校の定番「アルト」を選ぶ
鍵盤ハーモニカには、カバーする音域によって低音のバス、中音のアルト、高音のソプラノといった種類があります。
もっともよく使われるのはアルトで、誰もがイメージするような鍵盤ハーモニカらしい音色が特徴ですから、特別な理由がない限りアルトを選んでおけば間違いありません。一般的に小学校などで使われるのもアルトなので、お子さんへのプレゼントの場合もアルトが最適です。
ただし、学校によっては音域が指定されていることもあります。学校で使うものを選ぶ場合は、事前によく確認してください。
演奏しやすさを左右する付属品の吹き口の形状で選ぶ
息を吹き込む部分である吹き口(歌口/唄口〈うたぐち〉と呼ばれることもあります)は、ストレート形状とカーブ形状の2種類があります。どちらも演奏のしやすさにかかわるパーツなので、どんなタイプが付属しているかを確認しておきましょう。
ストレート:スムーズに演奏したいなら
ストレートはダイレクトに息が通るためスムーズに吹くことができます。肺活量の弱い子供でも楽に吹くことができるでしょう。
その反面、鍵盤が見えづらいという点には注意が必要です。
カーブ:鍵盤の見やすさ重視するなら
カーブは鍵盤が見えるので自分の運指(うんし:楽器を演奏する際の指の運び)が見やすいという特徴があります。カーブの形状や角度はメーカーによって違うので確認するようにしましょう。
ホース:卓上で演奏するなら
ホースは卓上に置いて演奏する際に使います。鍵盤がはっきり見えるので弾きやすさでいうとホースが一番でしょう。
なお、これらのパーツは意外に破損しやすいのですが、メーカーによってサイズや形状が異なる場合がありますので、交換品を購入する際などには注意してください。
ケースの有無や種類で選ぶ
そもそもケースが付属しているかどうかもチェックしておく必要があります。また、ソフトケースかハードケースかも選ぶ際のポイントになります。
ハードケース:頑丈で衝撃に強い
一般的なのが、このハードケースです。多少乱暴に扱っても吹き口やホースが傷つくのを防ぐことができます。鍵盤ハーモニカは壊れやすいパーツもあるので、しっかり固定でき外部からの衝撃を防いでくれるハードケースが無難といえるでしょう。
ソフトケース:持ちやすくてデザインも豊富
子供用の場合、ハードケースの持ち手は小さく持ち運びしづらいことがあります。布製の専用バッグを用意することで、持ち運びがしやすくなり子どもの登下校時の負担を少しでも減らすことができます。
低学年の場合、肩にかけられるショルダータイプや、落下防止でフタやファスナーがあるものがおすすめです。
かわいくておしゃれななデザインのものが多数ありますので、デザイン重視の方もぜひ探してみてください。
保証やサポート体制も充実!
鍵盤ハーモニカの人気メーカー・ブランドは?
鍵盤ハーモニカは、たくさんのメーカーから発売されていますが、アフターサービスまでを考えた場合には、有名メーカーや人気ブランドの商品を選ぶのもひとつ。ここでは代表的なメーカーをご紹介します。
YAMAHA(ヤマハ)
楽器・音響機器といえばヤマハというように誰もが知る有名メーカーです。同社の看板ブランドが「ピアニカ」。鍵盤ハーモニカのことをピアニカと思っている人もいるぐらい認知度は抜群。澄んだ音色で音量も豊かです。
スズキ(鈴木楽器製作所)
日本で初めて鍵盤ハーモニカを製造、販売したメーカー。同社の看板ブランドは「メロディオン」。生産からアフターサービスまでを一貫して行うことで知られています。メロディオンは、その安心感から教育現場で使われることも多いです。
HOHNER(ホーナー)
ドイツの楽器・音響機器メーカー。同社の看板ブランドは「メロディカ」。教育用からプロ用まで祖添えるラインナップがあり、プロ用での知名度が高いメーカーです。
選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)