「スターバックス・リザーブ・ロースタリー 東京」が、2020年2月28日に1周年を迎えました。オープン当初から行列ができ大盛況な同店は、いまや中目黒の観光スポットとなっています。どうしてそんなに人気なのか、今回はロースタリー 東京の魅力や、1周年を記念して販売される商品がどんな仕上がりとなっているのか、実際にお店に行って調査してきました。

  • スタバの観光スポット「ロースタリー東京」に潜入

「スターバックス・リザーブ・ロースタリー 東京」ってどんな店?

スターバックスが運営する次世代店舗として、シアトル、上海、ミラノ、NYに次ぐ世界で5番目にオープンした「スターバックス・リザーブ・ロースタリー 東京」。お店は、中目黒駅から池尻大橋駅に向かって目黒川沿いを進むと見えてきます。

  • 目黒川沿いにそびえ立つ「スターバックス・リザーブ・ロースタリー 東京」住所:東京都目黒区青葉台2-19-23

建物は4階建てで、いま話題の新国立競技場を手掛けた世界的建築家建築家・隈研吾さんが設計されたそう。ウッディな質感を生かした建物は、店内と外の景色を融合させた、温かみのあるデザインとなっています。

フロアごとに異なるコンセプトをもつ店内。1~3階では、それぞれオリジナルのメニューが提供され、ドリンクはもちろんゆっくりと食事も楽しめます。今回は訪れなかったのですが、4階のラウンジではコーヒーの魅力を紐解くセミナーやイベントなどが開催されているそう。いつ誰と行ってもその時々のシーンに合わせて過ごし方を変えられるのは嬉しいですね。

  • コンセプトが違う各フロアにはゆっくり過ごせるスペースがたくさん用意されています

そして、「ロースタリー 東京」の象徴と言えるのが、解放感あふれる吹き抜けの店内にそびえ立つ、ピンクゴールドの巨大なロースター(焙煎機)。この独自の焙煎所を店内に設置することによって、街中でよく目にするスターバックス店舗と違い、コーヒーの生豆の焙煎から提供までの全行程がここでなされ、こだわりの一杯をいただけるというのです。

  • 1階フロア中央には大きなロースターが。焙煎された豆が1日に数回機械から出てくる様子は圧巻です

そんな”こだわりコーヒー”をベースに考案されたドリンクやフードが数多くそろう「ロースタリー 東京」。その中から、今回は1周年を記念して登場する商品をフロアごとにいくつか紹介します。

  • 2階に上がる壁にはコーカップがずらり。訪れるだけでワクワクさせてくれる空間を演出します

限定ドリンクや各フロアとコラボしたスイーツが登場

まずは焙煎機の目の前、1階のメインバーに2月28日より登場する「バレルエイジド ハイボール」(900円)。こちらは、ウイスキー樽の中で熟成させたコーヒー豆から抽出したコールドブリューコーヒーを使用し、ソーダで割って、レモンで香りづけしたビバレッジです。

  • 「バレルエイジド ハイボール」(900円)

焙煎前にウイスキー樽に7週間熟成させ、さらにアルコールをとばすために4週間も時間をかけるという、焙煎するまでに11週間もかかったまさに手間のかかった一杯。アルコールは含まれていないものの、ハイボールのようにウイスキーの芳醇な香りが鼻をぬけ、レモンの爽快感を楽しめます。

つぎに紹介するのは、1階奥にカウンターを設け、店内においしそうな匂いを届けている、イタリアンベーカリー「プリンチ」が出す限定商品のデザート。

パンが有名なプリンチですが、それと同じほど女性からの支持を集め、筆者も大好きなのが「ティラミス プリンチ クラシッコ」(620円)です。そんなティラミスを今回は「ロースタリー 東京」の各フロアとコラボして登場させるというのです。

  • 香ばしいパンが並ぶプリンチのケースについつい足を止めてしまいます

味は全部で3種類。「ティラミス スターバックス リザーブ コーヒー」(750円)は、先ほど紹介したメインバーとコラボしており、スポンジ部分にスターバックス リザーブのコーヒーを染み込ませ、トッピングにココアスランブルをのせた一品。ティラミスの王道の味に、サクサク食感がクセになる、遊び心あふれる仕上がりになっています。

このほかにも、2階のティバーナとコラボした「ティラミス ティバーナ 抹茶」(750円)と、3階のアリビアーモとコラボした「ティラミス リビアーモ ストロベリー」(750円)が登場。抹茶のほろ苦さとマスカルポーネのコクがマッチしたティラミスや、甘酸っぱいストロベリーとマスカルポーネに高級ブランデーを加えた、大人な味わいのティラミスが楽しめます。

  • (左から)「ティラミス スターバックス リザーブ コーヒー」「ティラミス リビアーモ ストロベリー」「ティラミス ティバーナ 抹茶」「ティラミス プリンチ クラシッコ」※写真は「アニバーサリー ティラミス フライト」(1,800円)

どれか一つなんて選べないという方もご安心ください。全4種類の期間限定コラボ商品が一度に食べられるお得なセットも用意されています。1人では食べきれないほどのボリュームなので家族や友達とシェアして、それぞれ好みのティラミスを見つけるのもおすすめです。

フロアを上がれば桜を見ながら大人な時を過ごせます

最後に紹介するのは2,3階のバーフロアにて提供される、昨年オープン時にも登場し好評だった「ティバーナ クリーム ソーダ さくら」(990円)と「スプリング シャワー」(2,000円)です。

  • 「ティバーナ クリーム ソーダ さくら」(990円)

「ティバーナ クリーム ソーダ さくら」は桜色の甘酸っぱいさくらアリュールティーにアイスクリームをのせたビバレッジで、復活を期待するファンの声がとても多かったそう。

飲んでみるとポップな見た目とは対照的な、どこかなつかしさを感じる味わいです。これからの時期、目黒川に咲く満開の桜と同じ目線になる2階の窓をのぞけば、情緒あふれるひと時を過ごせることでしょう。

  • 桜とアイスがのって、ピンクと白の春らしい色合いに

落ち着いた雰囲気を醸し出し、中央の棚にはずらりとお酒が並んだバーカウンターがある3階。そのカウンターでバーテンによって一杯一杯丁寧に作られる カクテルが「スプリング シャワー」(2,000円)です。

  • 「スプリング シャワー」(2,000円)

カクテルにはシェリー酒と日本の蒸留酒をベースに、甘みを出すために桜のはちみつを使用し、桜の花びらを沈めたカップに注ぐ。仕上げに数滴たらす水出しコーヒーが水面に広がり、桜とコーヒーのコントラストが華やかな一杯となっています。

  • かわいいバーテンダーさんが作ってくれました

  • 最後にコーヒーを垂らして色付け

バーテンダーの作る姿を目の前で楽しめるカウンター席だけでなく、テーブル席も用意されているので、子連れのママもゆっくりお酒を飲みながら談笑できそうです。

  • 本格的なバーの雰囲気を楽しみたいならカウンター席がおすすめ

何度も足を運んでしまう魅力あふれる空間

このほかにも、ロースタリー 東京では1周年を記念した限定ドリンクが続々登場。さらに、店舗ではオリジナルのグッズや食器も用意されています。どれも無くなり次第終了となるので、ぜひお早めに足を運んでみてください。

ドリンク片手に満開の桜を愛でる……そんな非日常の空間を過ごせる場所だからこそ、「ロースタリー 東京」が国内外問わず観光スポットとなっている所以なのかもしれません。

  • 1階にはロースタリーの「R」が入った限定グッズがずらり

※価格は全て税別