京成電鉄はこのほど、駅ホームの安全性向上を目的に進めていた、ホーム上の非常停止ボタンとC-ATS(自動列車停止装置)との連動化工事をすべての区間で完了したと発表した。2月1日始発から全線で運用を開始したという。

  • 非常停止ボタンとC-ATSの連動イメージ

従来、駅構内や線路上などに異常があった場合、係員や駅利用者がホーム上のボタンを押すことで危険を知らせる列車停止表示灯が作動し、それを目視した運転士が手動で非常ブレーキを操作することにより、列車を停車させていた。

今回の連動化により、ホーム上のボタンが操作されると、C-ATSにより非常停止情報が付近の列車に送られ、運転士の非常ブレーキ操作の補助として自動的に非常ブレーキを動作して停車させることが可能になった。