唐沢寿明が、テレビ東京系ドラマスペシャル『あまんじゃく 元外科医の殺し屋 最後の闘い』(2020年春放送)の主演を務めることが18日、明らかになった。

  • 左から木村多江、唐沢寿明、橋爪功

    左から木村多江、唐沢寿明、橋爪功

同作は唐沢が長年に亘り映像化を熱望していた藤村いずみによる幻の原作を実写化。元外科医の殺し屋・折壁嵩男(唐沢)は、医療の知識を駆使し、証拠を残さず、法で裁けない悪人を闇へと葬り去っていく。ある時中学生からの依頼を受け、自身の過去に触れるとともに医療の巨大な陰謀が明らかになっていく。2018年9月に放送して高視聴率を獲得し、Twitterでも日本トレンド入りするなど大きな話題を呼んだ『あまんじゃく 元外科医の殺し屋が医療の闇に挑む」の続編となる。

監督は、前作同様『99.9 -刑事専門弁護士-』などで大ヒットを連発する木村ひさし。さらに、主人公・折壁嵩男の元恋人で内科医の梶睦子役の木村多江、正体不明の弁護士で折壁に殺しの仕事を仲介するエージェント・横倉義實役の橋爪功など、物語を盛り上げる豪華共演者も再集結する。

唐沢寿明 コメント

『あまんじゃく』のパート2をやると聞いて正直、驚きました。今回も話の展開はかなりシリアスなのですが、シリアスだけではなく、CGを駆使したトリック満載で結構笑えるところもあって、パート1以上におもしろい仕上がりになっていると思います。真面目にやっているからこそ、笑えるところがある。そこが見どころです。前作よりもさらに色々な意味でパワーアップした大人のエンタメを、是非楽しんで見ていただきたいです!

木村多江 コメント

前回の『あまんじゃく』ではアクション面など新しい自分を発見できてとても面白かったので、また睦子を演じることができてとても嬉しいですし、楽しみでした。このドラマは非常に大人のドラマだなと思いますが、その中にちょっとシュールな笑いも含まれていて、独特な世界が繰り広げられているんですね。ちょっと大人のファンタジーでもあり、大人の戦隊モノでもあり、でもやっぱり社会派のドラマでもあって。そんな多面的な要素のあるドラマなので、それを皆さんに深い懐で大いに楽しんでいただけたらいいなと思っています。

橋爪功 コメント

『あまんじゃく』が、再びスペシャルドラマとして帰ってくると聞いて、まったく驚きませんでした。監督の手腕を信じていましたから。
撮影現場では、唐沢さんがいろいろと工夫している姿がステキでした。駐車場や韓国料理店など、多少コメディタッチのシーンなどお気に入りです。楽しみにご覧いただきたいですし、みなさんがどんな印象をお持ちになったのか気になるので、ご覧になった方々の感想、あるいはメッセージをうかがいたいです。

テレビ東京 制作局ドラマ室 田淵俊彦プロデューサー コメント

毎日のようにニュースや新聞で医療ミスや再生医療の倫理観が問われる今、「命の価値」も日々変化している。そんな「不確かな価値観」に果敢に挑むのが、ドラマ『あまんじゃく』だ。様々なヒーローがいる中で、ここまで世間が求めたヒーローはいない。そう思えるほど冷酷でありながら、生きる意味や心の痛みを知り尽くした男、折壁嵩男が帰ってくる。放送後もネットなどで大きな反響を呼んだ『あまんじゃく』は、唐沢寿明、木村多江、橋爪功といった演技派俳優陣と木村ひさし監督の独特な世界観がぶつかり合う、いわば「バトル」のような作品だ。今回もめまぐるしい展開と息をもつかせぬどんでん返しで視聴者をくぎ付けにする。「番組の大きな見どころ」は2つある。
➀木村ひさしが巧妙に仕掛けるトリックと謎解き、サスペンスフルな挑戦を視聴者の皆さんはどれだけ見抜けるか?
②サブタイトルにもあるように、嵩男にとってこれが命を懸けた「最後の闘い」になる。それほど嵩男の今回のミッションはハードで、挑む相手はとてつもない巨悪だ。(この巨悪のキャストは後⽇、発表予定です。お楽しみに!)しかもその敵は身震いするほど残忍で、強大な権力と財力を持っている。どう見ても勝ち目がない相手に嵩男はどうやって闘いを挑むのか?
以上の見どころを引っ提げて『あまんじゃく』ワールドが再来する。前回楽しんで頂いた方も、今回初めてご覧になる方にも、満足して頂ける内容に仕上がっている。ご期待頂きたい。