アイドルグループ・ジャニーズWESTの藤井流星と神山智洋が、日本テレビのドラマ『正しいロックバンドの作り方』(4月20日スタート、毎週月曜24:59~)で主演を務めることが11日、明らかになった。

  • (左から)栗原類、藤井流星、神山智洋、吉田健悟=日本テレビ提供

このドラマは、日本最大級の音楽フェス出場を目指すロックバンドのダメダメ男4人による成長物語。ボーカル&ギターのシズマこと赤川静馬を藤井が、その弟でドラムのテツこと赤川哲馬を神山が演じ、ベースのオギノこと荻野禄郎役で栗原類、パーカッションのコバこと小鳩のぼる役で吉田健悟が出演する。

藤井は「僕自身、2回目のシンドラの主演となりますがとてもうれしいです。前回は濵ちゃん(濵田崇裕)、今回は神ちゃん(神山智洋)と一緒で、ジャニーズWEST全員制覇も夢じゃないと思っています(笑)」といい、「しかも同い年の神ちゃんと兄弟役と聞き、すごく驚きました。今は兄貴と呼ばれることに慣れてないですけど、『もう兄弟にしか見えへん』ってくらい2人の関係性のイメージを崩していきたいですね」と意気込む。

その神山は「僕は映像作品でのお芝居経験が少ないので、今回は勉強でもあり、挑戦でもあります」と気を引き締めながら、「シズマ、テツ、オギノ、コバ、そして演じる僕たち自身も同世代の男たち。そんな男4人のデコボコ感と一生懸命さを楽しんでもらえたらと思います。ドラマを観た方が、どんな小さなことでも、昔、諦めてしまったことを『もう1回やってみようかな』と思えたり、普段の悩みや抱えていることがスッと降りていく…そんなドラマをお届けしたいです」と意欲を示した。

栗原は「藤井さんはクールに見えて熱い気持ちを持っているイメージ、神山さんは柔らかい雰囲気を持った方」、吉田は「藤井さんは、眉毛がとても印象的です。実は数年前、あるドラマで僕はエキストラとして参加していました。あの頃から数年経ちましたが、ご一緒できるとは思いませんでした。神山さんはとても器用そうだけど、それだけではなく熱いハングリーさを持つ人。共演できてうれしいです」と、主演2人の印象を語っている。

企画・脚本監修は西田征史氏、演出チーフは山岸聖太氏と、話題作を手がける2人がタッグを組む今作。畠山直人プロデューサーは、この2人と「若者がなかなか夢を語りづらい不透明な現代の日本で、時代と少しだけズレていて、何かを間違えちゃってるかもしれないけれど、それでも愚直に夢を追う20代の青春物語を描こうということになりました」と経緯を説明。

そして、主演の2人については「ジャニーズWESTというグループの、カラッと突き抜けてはいるんだけど、どこか泥臭いというか、何事にも必死に食らいついていく姿がマッチしました。そんなWESTの中でも、とにかくまっすぐで熱い男、バンドのリーダーで兄のシズマには藤井流星さんが、一見クールに見えながら胸の奥に熱いものを秘めた皮肉屋・弟のテツには神山智洋さんがピッタリはまると思い、オファーさせていただきました。関西出身ということで、もちろん笑いに対する感性も期待しています」と話している。