ビジネスウェアのカスタムオーダーサービスを展開する「FABRIC TOKYO」。本稿では「若手ビジネスパーソンの初めてのオーダー」をテーマに新調したスーツを受け取って仕上がりを確認するとともに、FABRIC TOKYOのオリジナルサービスや店頭受け取りのメリットなどをチェックしたいと思います。

  • オーダースーツを取り扱う「FABRIC TOKYO」でオーダー体験

オーダー内容を再確認

Fit Your Life」をコンセプトに、サイズとともに生き方や価値観にフィットする"自分らしいビジネスウエア"を展開するFABRIC TOKYO。前編ではFABRIC TOKYOの店員さんにアドバイスを受けながら、大事な商談などのビジネスシーンだけでなく、結婚式などのフォーマルな場にも着て行ける3ピーススーツとワイシャツをオーダーしました。ついに仕上がりの連絡が届きましたので、さっそく店舗に受け取りに行きたいと思います。

  • 受け取りの対応をしてくれたFABRIC TOKYOの湯口紘司さん

まずは前編でオーダーした内容を再確認しましょう。選択したモデルは、メリノ種のスーパーファインウールを100%使用した発色の良い人気生地「Authentic」です。アドバイスを受けながらカスタマイズし、次のような内容でオーダーしました。


ジャケット

  • ジャケットボタン:2つボタン
  • ラペル:ピークド
  • ベント:センターベント
  • ポケット:スランテッド
  • 裏地:キュプラバーガンディ
  • ネーム刺繍:ネーム刺繍あり / 筆記体 / 白
  • ハンドステッチ:ハンドステッチ加工あり
  • 本切羽 (袖口本開き):本切羽加工あり
  • 水牛ボタン:ボタン変更あり
  • ボタンホール色指定:ワインレッド
  • 背抜き:背抜き加工なし(総裏)

スラックス

  • カフス:ダブル
  • タック:なし
  • ツーパンツ:なし
  • プリーツセット加工:プリーツセット加工あり
  • サスペンダーボタン:サスペンダーボタンなし
  • サイドアジャスター:サイドアジャスターなし

ベスト

  • ボタン数:6ボタン5つ掛け
  • ベスト襟付き:襟なし

オーダーしたスーツを試着

完成したスーツは、無料版サポートではオーダー後50日間は1回までのお直し/作り直しが可能です。店舗で受け取るメリットは、試着時に違和感を感じたらすぐにお直し/作り直しをお願いできること。店員さんという第3者の目から確認もしてくれますし、どのような直しをいれるかも相談できますから、この機会を存分に活かしましょう。

  • 完成したオーダースーツ。こだわりが詰まったスーツのディテールをチェックしていく

なお、「FABRIC TOKYO 100」という月額制のサブスクリプションサービスに登録すれば、何度でもお直し無料、補修用生地を最大2年間保持、仕立て費用のみでスラックス1本作成、1回までのお直し/作り直しが届いてから100日になる、といったメリットを享受できます。体型の変化が気になる方やスーツの着用頻度が高い方はFABRIC TOKYO 100 SUPPORTもあわせて検討すると良いかもしれません。

  • 袖や裾回りもピッタリ。身体にフィットする作りでありながらも窮屈な感じがありません。スラックスの丈も最適。今回は、軽くクッションが入るダブルで仕立ててあります

身体に吸い付くようにぴったりとフィットする感覚は、これぞオーダースーツ! スリムなデザインにしたにも関わらず、袖周りにも窮屈さがありません。いわゆる"吊るしのスーツ"ではベストなどはあまりサイズに幅が無かったりしますが、こちらも違和感を感じない快適な着心地で、自分の身体が細くなったように見えます。

  • 3ピーススーツならではのベストの着心地も特長

  • 腕周りからポケットまでフィットしたきれいなライン

  • しわができずに肩からストンと落ちるラインも魅力

  • 今回のオーダーのこだわりポイント。一番上のボタンホールだけ赤の刺繍に

合わせてオーダーしたワイシャツも、首周りから袖周りまでジャストサイズ。ワイシャツは、実はスーツ以上にオーダーの効果が大きいそうです。確かに、既製品は肩幅に合わせたら首周りがきつかったり、腕周りがきつかったりしますよね。オーダースーツを仕立てたことがない人にもぜひ一度この感動を味わってみてほしいと思います。

  • ワイシャツの袖口や首周りも窮屈さはゼロ

  • スーツもワイシャツも体にフィットしていますが、日常的な動作で窮屈さは感じることはないでしょう

今回は店頭で受け取りましたが、忙しい人は配送受け取りも便利。とくに採寸済みで2着目以降をオーダーする場合は、生地にもよりますが大きな直しを必要としない場合が多いでしょう。そんなときは手間のかからない配送を選ぶのもオススメです。

店舗でアドバイスを受ける

せっかく店舗で受け取りましたので、ついでにFABRIC TOKYOの店員さんにネクタイ選びをお願いしてみました。明るめのネイビー、ブルーストライプのクレリックシャツと青系色でまとまっていますので、ネクタイはブラックに近い個性的なデザインのものをチョイス。ネクタイの太さや素材に合わせた結び方までアドバイスをもらいました。

こうしてオーダースーツと厳選されたアイテムを身にまとうと、なんだかデキるビジネスパーソンになった気分です。トータルコーディネートを相談できるのは、店舗受け取りならではの魅力の1つでしょう。

  • 個性的なデザインのブラックのネクタイを合わせました

会計もWeb決済で

スーツを試着しフィット感を確認したら、先ほど選んだネクタイのお会計をします。ショールーム型店舗である「FABRIC TOKYO 表参道」にはレジスターがなく、現金を取り扱っていません。支払いはiPadなどの端末を使って、すべてWeb決済で行います。このネット店舗との融合も、FABRIC TOKYOの特長ひとつです。※商業施設などの館内の店舗では、その場での現金やクレジットも利用できます。

支払いの手続きを行っている間に、スーツは丁寧にテーラーバッグに収められ、ワイシャツなどのアイテムとともに紙袋にまとめられます。端末の操作が終わったら、あとは紙袋を受け取ってそのままお店を出るだけです。

  • オーダーや会計の処理はすべてWeb決済で行います

FABRIC TOKYOのこだわりとは?

今回は、ビジネスでもフォーマルでも使えるキレイめの3ピーススーツと、それに合わせたワイシャツ、ネクタイを「FABRIC TOKYO」でオーダーする流れをご紹介しました。FABRIC TOKYOの大きな特徴は、採寸だけでも歓迎され、その場で購入しなくても良いという点です。加えて、ビジネスウェアの日常課題を解決するサブスクリプションサービス「FABRIC TOKYO 100」を提供するなど、常に新しい試みを続けているブランドであるというところもポイントです。

初めてオーダースーツを検討する際は、お店の仕組みや最終的な価格が分かりにくく不安になりますが、FABRIC TOKYOでは必ずしも購入せずとも気軽に来店できるため、初心者にもやさしいブランドといえるでしょう。もちろん、一度採寸さえしてしまえばあとはいつでもインターネットでスーツをオーダー可能。地方にお住まいでオーダースーツ店が近場にないという人でも利用するチャンスがありそうです。