俳優の竹内涼真が主演を務めるTBS系日曜劇場『テセウスの船』(毎週日曜21:00~)の犯人考察大会がこのほど都内で行われ、主演の竹内も出席。原作者・東元俊哉先生から届いた手紙で衝撃の事実が明らかになり、「初めて知りました」と驚く場面があった。
週刊漫画誌『モーニング』(講談社)で連載されていた東元俊哉氏による同名漫画を原作とするこのドラマは、平成元年に警察官の父親が起こした殺人事件により世間からずっと後ろ指をさされ身を隠すように生きてきた主人公・田村心(竹内)が、あるきっかけでその事件当時にタイムスリップし、事件が起こる前の平成元年で父・文吾(鈴木亮平)とともに事件の真相を追う本格ミステリー。
先週放送された第2話のラストで、真犯人候補の筆頭と目されていた長谷川翼(竜星涼)が死亡。すべての登場人物が怪しく、真犯人探しはふりだしに戻った。ドラマを見た視聴者の間で犯人考察が始まるなど、物語の真相に注目が集まっている。
そこでこのほど、現役の探偵および探偵学校に通う生徒という推理のプロを集めた「考察大会」を実施。参加者は職務柄、素顔を明らかにできないため全員マスクとサングラスを着用という異様な光景となった。会場には、主演の竹内も登場。参加者たちの異様ないでたちに「皆さんマスクとサングラス姿で、雰囲気が怖すぎる!(笑)」とたじろぐ場面もあったが、「プロの皆さんの考察が聞けるということで駆けつけました。どんな考察をされるのか大変気になっています」と興味を示した。
さらに、ドラマプレゼンターの赤ペン瀧川も登場。ドラマに登場する人物たちの「怪しすぎる行動」を得意の3分間プレゼンで披露。改めてすべての登場人物に犯人の可能性があると確認したところで、原作者・東元俊哉先生から届いた手紙が紹介された。
そこには、主演・竹内への労いの言葉と共に「原作と犯人が違うと聞いている」という衝撃の事実が。これは、主演の竹内も知らされていなかったようで「初めて知りました。原作は読んでいますが、ドラマの台本では原作にない展開もあったので、どうなるのかなと思っていたんですが…」と驚いた様子だった。
ここでいよいよ、会場に集まった探偵たちが犯人と思った人物をランキング形式で発表。1位になったのは、小学校教師の木村さつき(麻生祐未)と、謎の車椅子の男(安藤政信)。さらには、心の母・佐野和子(榮倉奈々)や、心の妻・由紀(上野樹里)といった答えも。「犯人が打ち込んでいると思われるワープロにあった『超能力』という言葉は、雪崩の場面に遭遇したさつき先生しか知りえない」、「2話で登場した犯人の目はまつげが長いので女性」、「文吾の自宅に証拠を隠せるのは家族である和子のみ」など、探偵ならではの鋭い視点で繰り広げられる考察の数々に、竹内は「なるほど…」と聞き入った。中には、2話で死んだ長谷川翼が実は死んでいないという驚きの考察も飛び出すなど、プロの探偵をもってしても真犯人が絞り込めず、3話以降の展開に期待が高まった。
日曜日に放送の第3話について「本当に前半戦のピークだと思う」と話した竹内は、「せっかく皆さんとこういったイベントで考察ができたので、これからの放送でも心と一緒に犯人を考えながら最後まで応援していただけたらと思います」と締めくくった。
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