俳優の志尊淳と城田優が、ディズニー/ピクサー最新作『2分の1の魔法』(3月13日公開)で、洋画アニメーションの吹き替えに初挑戦することが29日、明らかになった。主人公のイアンを志尊、イアンの兄・バーリーを城田が演じる。

  • 『2分の1の魔法』

    『2分の1の魔法』の日本版吹き替えを務める志尊淳(左)と城田優

『2分の1の魔法』は、はるか昔は魔法に満ちていたが、時の流れと科学や技術の進歩と共に魔法が忘れられ消えてしまった世界が舞台。

志尊が演じる主人公・イアンは、家族想いで優しい少年で、何をやってもうまくいかず自分に自信がないが、隠れた魔法の才能の持ち主。そんなイアンの願いは、生まれる前に亡くなった父に一目会うこと。父との思い出がないイアンは16歳の誕生日プレゼントに、亡き父が母に託した魔法の杖とともに手紙が贈られる。そこに“父を24時間だけ蘇らせる魔法”が記されていたが、魔法に失敗して“半分”だけの姿で父を復活させてしまう。一方、城田が演じるのは、魔法オタクで好奇心旺盛な兄バーリー。バーリーは明るく元気で、いつもイアンを見守っているが、実は幼い頃に亡くした父にもう一度だけ会って、伝えたいことがあった。

2人は“お父さんに会いたい”という願いを叶えるため、父を完全(全部)に蘇らせる魔法を探す旅に出るが、彼らに残された時間は、たったの24時間。24時間以内に魔法を完成させないと二度と会えなくなってしまうが…。家族の絆を描く本作に、衝撃的な感動の結末が待ち受けている。

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今回の抜てきに志尊は「まさかディズニー&ピクサー作品と関われる時が来るのかと、とにかくうれしい気持ちでいっぱいです!」と喜び、城田も「小さい頃から、『トイ・ストーリー』が大好きでずっと見ていて、新しい作品の兄弟の話で、本当に普段から弟みたいに可愛がっている志尊淳くんと一緒にやれて心から幸せです」と感激。

さらに兄弟役であるお互いの印象について、志尊は「優くんはいつもおちゃらけているんだけど、僕が悩みを相談すると、僕のフォローであったりとか、僕の味方に立って前に出てくれるところがすごくバーリーとリンクしている!」と明かし、城田は「淳ちゃんのすごく優しくて気遣いができるところが本当にハマり役で、たぶん2人の関係性をそのまま出せれば、シンプルにこの物語にちゃんと愛とか色とか情とか温度が生まれるんじゃないかな、と思います!」と強い絆をアピールし、本作の出来栄えに自信をのぞかせた。

配給のディズニーは、志尊の起用理由について「志尊さんは優しくてピュアなイメージを持ちながら、高校生の役から難しい役まで様々な役柄を演じてこられました。イアンの弱さだけでなく、彼が自分を信じて成長していく様も表現頂けると思い、オファーしました」と説明し、城田については「バーリーも幼い時に亡くしたお父さんにもう一度会って伝えたい特別な想いを心に秘めています。城田さんの仲間や家族を大事にする大らかな人柄がバーリーにぴったりで、また舞台やテレビなどマルチに活躍されており、バーリーの陽気だけれど、不器用な部分も持ち合わせた難しい役どころも演じていただけると思いオファーしました」と語っている。

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