京王電鉄は23日、京王線のダイヤ改正を2020年2月22日に実施すると発表した。「京王ライナー」の増発や時刻変更等により、快適な通勤・通学をサポートするという。東京都交通局も京王線と同じ2月22日に都営新宿線のダイヤ改正を行うと発表した。

  • 京王線が2月22日にダイヤ改正。「京王ライナー」が増発される

現行の「京王ライナー」は平日朝に京王八王子発新宿行2本・橋本発新宿行2本、平日夜間に新宿発京王八王子行5本・新宿発橋本行5本、土休日朝に京王八王子発新宿行1本・橋本発新宿行2本、土休日の夕夜間に新宿発京王八王子行6本・新宿発橋本行7本を運転。1月13日に利用者数300万人を達成した。2月22日のダイヤ改正では、土休日において朝の上り列車の時刻を見直し、「京王ライナー2号」を京王八王子駅7時25分発・新宿駅8時9分着、「京王ライナー32号」を橋本駅7時8分発・新宿駅7時50分着に変更。土休日深夜に新宿駅23時0分発、橋本行の「京王ライナー」を増発する。

平日の「京王ライナー」は朝に計3本、夕夜間に計4本を増発。平日朝の運転本数は京王八王子発新宿行3本(1本増発)・橋本発新宿行4本(2本増発)となり、ダイヤ改正後の「京王ライナー32号」は橋本駅を5時45分に発車する。平日夕夜間の運転本数は新宿発京王八王子行7本(2本増発)・新宿発橋本行7本(2本増発)に。増発される京王八王子行の2本は新宿駅17時0分発・18時0分発とされ、他の5本は20時台以降の毎時0分に新宿駅を発車する。橋本行は新宿駅16時40分発・17時40分発の2本を増発し、20時台以降は毎時20分に新宿駅を発車するダイヤとする。

京王線では平日朝、京王八王子駅を7時48分に発車する現行の急行を準特急(新宿行)に格上げするほか、つつじヶ丘駅8時33分発・新線新宿駅9時4分着・本八幡駅9時49分着の快速を増発(新線新宿～本八幡間の時刻は現行通り)。平日の日中時間帯、相模原線内の準特急は11～14時頃にかけて京王多摩センター～橋本間を各駅停車として運行する。平日23時台に新宿駅を発車する特急・準特急は現行の5本から4本に変更され、おおむね15分間隔の運転となる。

高尾線では平日・土休日ともに早朝に高尾駅4時49分発、北野方面の列車を設定して始発列車を20分繰り上げ、深夜も高尾駅1時11分着の列車を設定し、北野方面からの列車の時刻を繰り下げる。各列車とも北野駅または高幡不動駅で新宿方面の列車に乗り換えられる。なお、井の頭線のダイヤ改正は今回実施しないとのこと。都営新宿線は相互直通運転を行う京王線のダイヤ改正と同じ日に、一部列車の行先・時刻等を変更する。