俳優の速水もこみちが、1月18日に放送スタートするABCテレビ・テレビ朝日系新ドラマ『この男は人生最大の過ちです』(ABC19日スタート・毎週日曜23:35~/テレ朝18日スタート・毎週土曜深夜2:30~)で、10年ぶりに連ドラ主演を務める。
今作で、速水が演じる天城恭一は若き製薬会社社長で、研究者・経営者として優秀でありながら、一途に思いを寄せる女性社員・佐藤唯(松井愛莉)だけには「ドM」な一面を見せ、「僕を奴隷にしてください!」との衝撃発言も。速水は「変態っぷりは見ていただきたいです」と笑顔を見せる。
また昨年には、公式YouTubeチャンネルをオープンさせ、私生活でも結婚するなど、大きな変化があった速水。YouTubeや私生活でのエピソードについても聞いた。
■久々の主演も「良い意味で楽な気持ちです」
――今回、10年ぶりの連ドラ主演となります。
そんな時間が経ったんだなって。僕は10年前ぐらいから、料理だったりとか、やりたいことをやるようになりました。その前までは結構メインでやらさせていただくことも多かったんですけど、逆に僕はちょっとメインじゃないところでやりたかったというのがあったものですから。
勉強のために、周りの人たちの目線も見てみたいなと。先輩たちの人に対する気の遣い方とか、役に対する入り込み方とか、人によって違いますが、一緒にいてちょっと話を聞くだけで勉強になりました。
――テレビ朝日系でいうと、昨年は天海祐希さん主演の『緊急取調室』に出演されてましたね。
知っておくことが大切だと思い、そういったことをいろいろとやらさせてもらったうえでの今回の主役は、非常にうれしかったです。気持ち的には気合は入れずにというか、良い意味で楽な気持ちです。この10年の間でいろいろやらせてもらったので、気持ちに余裕ができたんじゃないかなと。
――主演として臨む今作ですが、台本を初めに読んだときの感想をお聞かせください。
率直に面白かったです。僕はそんなに少女漫画原作の作品は読み慣れていない部分もありましたが、読んでいてのめり込んでいきました。ファンの方もそうだと思うんですけど、一番最初の天城が唯にひざまずいて「僕を奴隷にしてください」というのが、やっぱりインパクトがありましたね。ただのひと癖もふた癖じゃなくて、かなり癖があるラブコメディ。だから面白くなるんじゃないかって思いました。
■松井愛莉とのアクションで「あざだらけ」
――そんな癖がある天城を演じるわけですが、どうやって役作りをしていきましたか。
こういう世界観に慣れていなかったものですから、とにかく本を読みこみました。ありがたいことに、撮影に入る前に台本を全話分いただけましたので。その間にも、監督をはじめ共演者の方と読み合わせをしたり、コミュニケーションをとることもできたので、早い段階で打ち解けることができました。
僕は松井さんとご一緒するシーンがほとんどだったんですけど、途中から天城の友人である2人(平岡祐太演じる藍田航之郎、田中道子演じる三島冴)が出てきたときは安心しました。というのも、「このままで自分、大丈夫かな。やりすぎてないかな」ってちょっと悩んでいたんですよ。でも、天城と同じように変わりものである2人が出てきてくれたときは、「自分もこれでいいんだ」っていう安心感がありました(笑)。
――天城が唯に蹴られたりするシーンも登場しますね。
そういうシーンもたくさんありました。台本で書いてある以上のこともやられました(笑)。松井(愛莉)さんはあまりアクションをやったことがなかったそうですが、回数を重ねていくうちに、疲れているはずなのに、腕とかを回しはじめちゃって(笑)。ノリノリだったんですよ。
だから僕もちゃんとやらなきゃなと、技を受ける練習をしました。おかげさまであざだらけです。でも、撮影を終えて家に帰ってからでも、そのあざを見て、「うれしい、ありがとうございます」みたいな(笑)。
――まさに役と一体となっているんですね(笑)。天城の「ドM」ぶりに、共感はしますか。
いや、そんなに共感はしないですけどね(笑)。ただ天城は、やり方はよくないこともあるけど、唯に対してピュアなんだなという印象を持ちました。役との導線をつくっていくなかで、非常にやりやすかった部分はあります。