エン・ジャパンは1月8日、「働く女性の仕事の評価」に関する調査を発表した。調査は2019年11月14~12月11日、『エンウィメンズワーク』を利用する女性515人を対象にインターネットで行われた。
調査結果は以下の通り。まず「定期的に仕事の評価を受けることは大事なことだと思いますか?」と尋ねると、「思う」(90%)、「思わない」(10%)という結果に。
また、「定期的に仕事の評価を受ける機会はありますか?」と聞くと、「ある」(48%)、「ない」(52%)となった。
「定期的な評価機会がある」と回答した方に「自分の仕事への評価に満足していますか?」と聞くと、「満足している」(48%)、「満足していない」(52%)となっている。
そして、「自分への評価に満足している」と回答した方にその理由を聞くと、「評価結果が給与や賞与に反映されている」(46%)、「評価者が自分の仕事をよく理解している」(35%)、「適切な目標が設定されている」(28%)、「評価基準が明確」(26%)、「成果だけでなくプロセスも評価してもらえる」(25%)、「自己評価よりも高い評価が得られている」(25%)、「評価結果へのフィードバックが丁寧」(14%)、「評価結果が昇進や昇格に反映される」(10%)、「その他」(3%)となった。
また、「自分の評価に満足していない」と回答した方にその理由を聞くと、「評価基準が曖昧」(67%)、「評価者が自分の仕事をよく理解していない」(49%)、「評価結果が給与や賞与に反映されない」(46%)、「評価結果が昇進や昇格に反映されない」(31%)、「適切な目標が設定されていない」(30%)、「成果主義でプロセスは評価されていない」(24%)、「評価結果についてのフィードバックがない」(19%)、「自己評価よりも評価が低い」(14%)、「その他」(4%)という結果に。
続けて、評価を受ける際に気を付けていることを尋ねると、「自分の仕事を振り返ってから評価に臨む」(43%)、「伝えることを事前にまとめてから評価に臨む」(33%)、「成果だけでなく努力した過程も具体的に伝える」(30%)、「感情的でなく理性的・論理的に話す」(28%)、「過小評価・過大評価をせずありのまま伝える」(23%)、「仕事の成果を数値化して伝える」(19%)、「会社や部署の方針を踏まえて仕事の成果を伝える」(19%)、「工夫していること・気を付けていることはない」(13%)、「その他」(2%)となった。
評価を受けた際の嬉しかったエピソードでは、「自分は怒られたと感じたことが、上司にとっては期待だったということを知らされて、期待してもらえていることが嬉しく印象に残っている」(29歳)、「自分の仕事量をエクセルでデータ化してプレゼンし、時給をアップしていただけました」(42歳)というコメントがあった。
そして、評価を受けた際に残念だったことでは、「努力の量に関わらず、評価が一律だったこと。頑張っても認められない会社だと感じた」(24歳)、「良くない点だけ指摘され、評価されるための具体的なフィードバックがなかった」(33歳)、「あなたの仕事は数値化しずらいから、目標を立てにくいし、評価もしづらいと言われた。それを評価するのが、上司の仕事では? と思いました」(38歳)というコメントがあった。