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【この記事のエキスパート】
元パニーノ店「ベターデイズ」オーナー:木村 則生

元パニーノ店「ベターデイズ」オーナー:木村 則生

某食品会社の乳製品開発部門で、約10年にわたりチーズを開発。
その後有限会社ベターデイズを設立し、さまざまなチーズをふんだんに使ったパニーノと、エスプレッソ、ワインを販売する「ベターデイズ」をオープン。
約10年間営業するも、ファンに惜しまれつつ閉店。

共同レシピ集2冊(「サンドイッチノート」柴田書店、「サンドイッチバリエーションブック」誠文堂新光社)、チーズ本1冊(「プロフェッショナルチーズ読本」誠文堂新光社)を出しています。


意外と難しいチーズのカット。簡単にきれいにカットできる便利なアイテムがチーズカッターです。人気のステンレス製やピアノ線タイプなど種類もさまざまな。まな板付きや薄切りに対応してるものも。チーズの種類に合わせて使いやすいチーズカッターを選びましょう!

ワイヤーでカット!
チーズカッターとは?

チーズカッターはとは、金属ワイヤーを用いてチーズをカットするための道具です。

水分が多くやわらかいチーズや、油分が多くてべたつくチーズ、ほろほろと崩れやすいチーズなどをきれいにカットできる便利なアイテムです。

チーズをカットしたり加工するアイテムとしては、ほかにもチーズナイフがあります。こちらは文字通りナイフの形状をしているので、比較的柔らかいチーズを切るのに向いています。

また、薄くスライスするチーズスライサーや、チーズを細かくすりおろすためのグレーターなども便利です。チーズの種類や、用途に合わせて使いわけてみましょう。

チーズ専門家に聞いた
チーズカッターの選び方

出典:Amazon

チーズ専門家の木村則生さんに、チーズカッターを選ぶときのポイントを教えていただきました。

ポイントは下記。

【1】チーズの特徴に合ったカッターの形状を選ぶ
【2】刃は細いものがおすすめ
【3】お手入れのしやすさもチェック
【4】長く使えるものを選ぶ

上記のポイントを押さえることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。

【1】チーズの特徴に合ったカッターの形状を選ぶ

チーズカッターには、「ワイヤータイプ」、「チーズナイフ」、「スライサータイプ」があります。

チーズの種類に合わせて、チーズカッターのタイプを決めましょう。

まな板付きのワイヤーチーズカッター

出典:Amazon

まな板(カッティングボード)に細長い溝がついていて、U型のワイヤーを押し込むことでチーズをカットできるタイプ。

まとまった量のチーズを等間隔にカットするのに向いています。硬めのチーズから白カビやウォッシュなどのボディが粘るチーズや青カビやモッツァレラチーズのような柔らかめのチーズまでさまざまなタイプのチーズに対応しています。

また、まとまった量のチーズを等間隔にスライスするのにはカッティングボードがついているこのタイプが向いています。普段からチーズをよく購入される方は1台持っておくと便利です。

櫛の形をしたワイヤータイプ

出典:Amazon

両端から一本のワイヤーが伸びているタイプ。シンプルな形状で小さいため省スペースに収納できるのが魅力です。

誰でも簡単に扱いやすい仕様になっているので迷った時やキッチンで簡単に使えればよいという方は、とりあえず試してみるのもおすすめです。

大型のギロチンカッター

ギロチンと呼ばれる大型のワイヤーチーズカッターもあります。

チーズへの圧力が少ないため、崩れやすいチーズをきれいに切り分けられるのが特徴です。

主に青カビチーズ(ブルーチーズ)をカットするときに使われることが多いです。台座の真上にワイヤーがあり、台座に置いたチーズにゆっくりとワイヤーを押し込むことでチーズをきれいにカットできます。

ナイフタイプ

出典:Amazon

ナイフタイプといってもさまざまな種類があります。

たとえば「オメガナイフ」と呼ばれているナイフは、刃先がギザギザしていて、側面には複数の穴があいていて、ナイフの先にはフォークエンドが付いています。比較的柔らかいチーズを切るときに使いやすいタイプです。

オメガナイフで切るのが難しい硬いチーズの場合は、刃が厚めの包丁やペティナイフで切り分けるようにしましょう。

その他にも、チーズを砕くパルメザンナイフや、ハードチーズ専用のナイフなどがあります。チーズの種類や性質に応じてナイフのタイプも選ぶようにしましょう。

【2】刃は細いものがおすすめ

出典:Amazon

チーズをきれいにカット、あるいはスライスする際にはその粘りをいかに逃がすかがポイントとなります。

ハードタイプのチーズならば、包丁でも巧く(うまく)切り出すことができますが、カマンベールなどのソフトなチーズは刃に粘りついてきれいに切ることがとても難しいです。

そこで選ぶべきはチーズとの接触面積の少ない細い刃のナイフとなります。それをつきつめるとピアノ線のような針金を使ったチーズカッターがおすすめです。

【3】お手入れのしやすさもチェック

現在流通しているチーズカッターおよびチーズナイフはたいてい刃の部分はステンレスでできていますが、買い求める前にもう一度確認しましょう。

ステンレス製でないとある程度使うと刃が錆(さ)びてしまうことも。

もっともステンレスでも使った後にきちんと洗って掃除をしないと、汚れがついている部分から錆びてしまいます。ですから、洗いやすさや掃除のしやすさも考えて選びましょう。

【4】長く使えるものを選ぶ

出典:Amazon

パルミジャーノ・レッジャーノのような超硬質チーズは別としても、チーズ自体は基本的にやわらかなものが多いです。だからしっかりした構造でなくても問題ないと思われるかもしれません。

しかしやわらかなものを切るとはいえ、刃と柄の接合部などは工作が甘いと、やがてそこが壊れることになります。

名のとおったメーカーのチーズカッターやチーズナイフならば、しっかりした構造のものが多いため、長く愛用することができるでしょう。

選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)