産業能率大学総合研究所は12月12日、企業経営者(経営トップ)に2019年の最優秀経営者を尋ねた「社長が選ぶ 今年の社長」を発表した。調査期間は2019年11月19~25日、調査対象は従業員数6人以上の企業経営者で、有効回答は490人。

ソフトバンクの孫正義氏が4年連続1位

  • 「社長が選ぶ 今年の社長」2019トップ10(出典:産業能率大学総合研究所Webサイト)

1位に選ばれたのは、ソフトバンクグループの孫正義代表取締役社長(127票)で、4年連続8回目の首位。11月に発表された「Yahoo! JAPAN」と「LINE」の事業統合が衝撃を与え、経営者としての先見性やスケールの大きさが多くの支持を集めた。また全世代から広く支持を受けており、特に40代以下の若手経営者から圧倒的な支持を得た。

2位はトヨタ自動車の豊田章男代表取締役社長(113票)で、50代と60代以上の社長からの支持では最多。3位はワークマンの小濱英之取締役社長(49票)、4位はアイリスオーヤマの大山晃弘代表取締役社長(26票)、5位はファーストリテイリングの柳井正代表取締役会長兼社長(22票)となった。

6位は日本電産の永守重信代表取締役会長(8票)、7位はソニーの吉田憲一郎代表執行役社長兼CEO(8票)、8位は同数でZOZOの前澤友作前代表取締役社長とメルカリの山田進太郎代表取締役CEO(社長)(各7票)、10位も同数でZホールディングス(ヤフー)の川邊健太郎代表取締役社長と楽天の三木谷浩史代表取締役会長兼社長(各5票)と続いた。

今回初めてトップ10入りしたのは、3位の小濱氏、4位の大山氏、7位の吉田氏、8位の山田氏、10位の川邊氏の5人で、このうち小濱氏と大山氏は企業としても初のトップ10入り。また、50歳未満(年内退任含む)が3人(大山氏、山田氏、前澤氏)トップ10入りしたのは、調査開始以来初となる。