LINE Financialは12月6日、銀行口座における「口座維持手数料」に関するユーザー調査の結果を発表した。調査時期は2019年11月、調査対象は20~49歳の個人で、有効回答は284人。

口座維持手数料、95.1%が「負担したくない」

  • 大手銀行を中心に各銀行で検討されている「口座維持手数料」は、口座を持っているだけで手数料がかかるというものです。口座維持手数料がかかることについてどう思いますか?

    大手銀行を中心に各銀行で検討されている「口座維持手数料」は、口座を持っているだけで手数料がかかるというものです。口座維持手数料がかかることについてどう思いますか?

大手銀行を中心に各銀行が、口座を持っているだけで「口座維持手数料」を導入しようとしているというニュースを聞いたことがあるか質問したところ、「聞いたことがある」人は過半数の54.2%。一方、「聞いたことがない」人も半数近い45.8%を占めた。

口座維持手数料がかかることについては、95.1%が「負担したくない」と答え、「負担しても良い」との回答はわずか4.9%だった。

今欲しいものや目標、将来のために「銀行口座での貯蓄」をしている人は70.8%。今後、利用している銀行で口座維持手数料がかかるとして、今欲しいものや将来のために「銀行口座への貯蓄」を別の方法に変えたいと思うか聞くと、「変えたいと思う」が74.3%に上り、「わからない」は19.4%、「変えたいと思わない」は6.3%にとどまった。

今後、口座維持手数料がかかるとして、今欲しいものや将来のために「銀行口座への貯蓄」の代わりに、毎月少額の金額を決めて積み立て形式で行う「少額積立投資(口座維持手数料は無料と仮定)」を利用したいと思うか問うと、約5人に3人にあたる62.3%が「はい」と回答。同調査では、「『口座維持手数料』の導入によって、銀行口座に預金をすることに消極的になり、次なる『お金の働かせ方』として投資が一つの選択肢になると考えられる」とみている。