俳優の山田孝之が、19日に放送されたテレビ朝日系トーク番組『川柳居酒屋なつみ』(毎週火曜25:56~26:21)で、教科書に抱いていた疑問を語った。

山田孝之

山田孝之

「人々からの共感」の話題になり、「共感……ダメですね、僕。求めないです」と切り出した山田は、「社会にあまり適応する能力がないことを察してこの場所に来たのかもしれないです。あまり適応する気がそもそもなかったのかも」と自らを客観視した。

そして、「社会の授業中に教科書を見ていて、『これは俺の人生に果たして必要なんだろうか』と思って。割れた土器の写真とか。古墳とか」と学生時代を回顧。「結局、義務教育は広く浅く何かに興味を持ってどこかに行くための場じゃないですか。それを1つずつ潰していっちゃったんですよね。『これはたぶんいらないな』とか」と取捨選択しながら学んでいったという。

この独特な感性はどこで磨かれたのか。読書は全くしないそうで、「早い段階で詰め込みを減らしたので、キャパがまだある」と山田は笑う。一方でその弊害もあるようで、「みんなが全く覚えてないことを覚えてて、覚えなきゃいけない『いつ、誰と、どこで会って、この人は誰なのか』を全然覚えていない」「『はじめまして』を同じ人に言った最高記録が7回」と具体例を挙げて笑いを誘っていた。