自分の信念を曲げずに物事を成し遂げる「異端児(マーベリック)」たちを讃える「The Mavericksof 2019(ザ・マーベリックス・オブ 2019)」が11月14日に東京・晴海で開催され、各ジャンルで活躍する8名が受賞セレモニーに参加した。

  • ザ・マーベリック・オブ・2019の受賞者

今回で2回目となるこのイベントは、「Esquire」の日本版を発行するハースト婦人画報社が行うもので、エンターテインメント、ビジネス、カルチャーなど、各ジャンル別で「ザ・マーベリックス・オブ 2019」として表彰する。

俳優部門は俳優の満島真之介、女優の長谷川京子が選ばれ、お笑い部門にはミキ、パラスポーツ部門にはパラ陸上の山本篤、クリエイター部門には写真家・映画監督の蜷川実花、料理人部門には鮨職人の佐藤博之、スポーツ部門にはレーシングドライバーの佐藤琢磨、ビジネス部門には実業家の堀義人、そして特別賞にはラグビー日本代表の田村優が選ばれた。

俳優部門を受賞した満島真之介は、同じく受賞した蜷川実花の父親である演出家、蜷川幸雄とのエピソードを語り「この受賞をきっかけに世界に向けてがんばっていきたい」と意気込みをみせた。

  • 俳優部門を受賞した俳優の満島真之

パラスポーツ部門で受賞した山本篤は、ドバイで行われたパラ陸上世界選手権、走り幅跳びで3位に入賞し、東京パラリンピック日本代表に内定したことを報告し、銅メダルを披露した。

  • パラスポーツ部門で受賞した山本篤

クリエイター部門で受賞した蜷川実花は、異端児について「左右があって全員が右に行っても、正しいと思えば左に行ける人間になってほしい」と、子どもの時に父の蜷川幸雄から言われた話を紹介した。

  • クリエイター部門で受賞した蜷川実花

スポーツ部門で受賞した佐藤琢磨は「20年海外で挑戦を続けて、いいこともたくさんあったが歯を食いしばるようなこともあった。未来の子どもたちに、たくさん夢を持ってもらって何でもできるんだという事を体現したい」と語った。

  • スポーツ部門で受賞した佐藤琢磨

俳優部門で選出された長谷川京子は「受賞はすごく光栄。自分では異端児とは思っておらず、真逆の人間だと思っていた。反省はしても後悔はしたくないと思う今日この頃。皆さんの期待に応えられるよう自分の役割を全うしたい」と述べた。

  • 長谷川京子が異端児(マーベリック)な女優として表彰?

    俳優部門で選出された女優の長谷川京子

特別賞に選出された田村優は「異端児とは思っていないが、賞をもらえて光栄。ラグビー日本代表が活躍したので、こういう賞を日本代表のみんなにも贈ってもらいたい」と語った。

  • 特別賞に選出されたラグビー日本代表の田村優

また特別ステージとして、受賞者のミキによるお笑いライブも行われ、会場は笑いに包まれた。

  • お笑い部門で入賞し、漫才を披露するミキ