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【この記事のエキスパート】
作家/アウトドアライター:夏野 栄
作家、マルチクリエイター、アウトドア・ファッションのライター・エディターとして活躍。
アウトドア誌やファッション誌でジャンルを超えて連載。ライトノベルやゲームシナリオを執筆。
アウトドアでは『キャンプチャリ』の制作やキャンプ場プロデュースを手掛ける。またファッションマーケットの企画運営からプロダクト開発まで幅広く活動。山岳部出身、海育ちのテンカラ師。
『BE-PAL』や『camp hack』、『OCEANS』や『MonoMax』『Fine』といったメンズ誌のほか、女性ファッション誌にも参加。
登山用のザックを購入するならあわせてそろえておきたいのがザック(リュック)カバー。急な雨や雪はもちろん、ホコリや砂からも大切な荷物を守ってくれます。そこでこの記事では、登山用ザックカバーの選び方と、モンベル、カリマー、ノースフェイスといった人気おすすめ商品を紹介します。
メリットも!
登山用ザックカバーとは
登山好きには、必須の登山用ザックカバー。登山中の急な悪天候に備えて、登山用バックカバーは装備しておきたいアイテムです。そんな登山用バックカバーのメリットをご紹介します。
(1)雨から私物を守る
登山ザックには、インナーウェアやパンツの着替えなどのほかにも、カメラやスマホ、財布など大切なものを収納しています。そのようなものが濡れてしまわないようにザックカバーをいつでも装着できるようにしましょう。
(2)雨からの重さ対策
登山のために、いくら荷物を減らしても雨でザックが濡れてしまうと荷物がかさんで重くなってしまいます。雨に濡れることも想定して持ち歩くようにしましょう。
(3)濡れた不快感を避ける
雨が降ると、重くなるだけでなくザックの表面が濡れてしまい違和感を感じてしまいます。不快感を避けるためにもザックカバーを必ず用意しましょう。
サイズ・フィット感、機能面、防水性・耐久性をみる
登山用ザックカバーの選び方
アウトドアライターの夏野 栄さんに、登山用ザックカバーを選ぶポイントを教えていただきました。
ザックの容量、しっかり固定できるものを
サイズ・フィット感から選ぶ
【エキスパートのコメント】
ザックカバーの性能を最大限活かすためは、マッチしたサイズ・フィットの商品を選ぶことが先決です。メーカーごとのS、M、Lという表記と実寸は異なるため、まずはザックに該当する容量(リットル)を確認しましょう。
ザックカバーは基本的にコードやゴム紐で絞って固定しますが、サイズやフィットが大きく違う場合、風や雨が浸入します。またザックカバーの生地が大幅に余ると、風に煽(あお)られた際に大きな抵抗となり危険です。
ドローコードやバックベルト、排水穴の有無も確認
機能面から選ぶ
【エキスパートのコメント】
ザック専用設計ではないザックカバーを使う場合、チェックしたい基本機能があります。まずはザックへの取り付け箇所と収縮ドローコード。山での雨は突然です、簡易にしっかり取り付けが可能かどうかをチェックします。また、しっかりフィットさせるためにはドローコードで固定できる機能は必須です。ゴムが入っているだけというようなザックカバーは強風で飛んでいきます。
ザック背面にバックルベルトで固定できる機能もほしいところです。ドローコードでいくら固定していても、胴で固定できないと風でバタつき、歩く際の抵抗になります。そして必ずほしいのが排水穴です。降雨量が多いと、背を伝ってザックカバー下部に雨が浸入する場合があります。その際、排水穴(水抜き)があれば水はたまりません。
重さと厚さのバランスを考慮
防水性・耐久性から選ぶ
【エキスパートのコメント】
ザックカバーは完全防水ではありません。例えばレインウェアの耐水圧が20,000程度だとすると、ライトウェイト生地のザックカバーでは耐水圧は2,000程度と十分の一ほどです。簡易的にザックを雨から凌ぐものという位置づけです。
荷物の防水面は総合力で構成します。まずはザック自体の防水性能と内部のスタッフバッグなどの防水性能をふまえ、ザックカバーにどの程度の防水性能がほしいのか検討しましょう。防水性と耐久性を優先すれば必然的にザックカバー重量は増えます。防水面に自信があれば軽量なカバーを、少しでも防水性と耐久性がほしい場合には厚手で耐水圧の高いカバーを選びましょう。
ナイロン製かポリエステル製か
素材で選ぶ
おもに使われている素材は「ナイロン」と「ポリエステル」です。
ナイロン:ウインドブレーカーなどの素材にも使われているナイロン。とくに格子状の「リップストップ加工」がされているものは薄くても破れにくく、穴が空いても広がりにくい特徴があります。
ポリエステル:ナイロンよりもリーズナブルな価格帯が多いポリエステル製。表面のコーティングによっても性能は違ってくるので、確認しておきましょう。
選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)