来年1月12日よりBS12 トゥエルビで放送される連続ドラマ『課長バカ一代』(毎週日曜19:00~)の制作発表会見が13日、都内で行われ、主演の尾上松也をはじめ、木村了、永尾まりや、板橋駿谷、武野功雄、若槻千夏、市川左團次が出席した。
漫画雑誌『ミスターマガジン』(講談社刊)で連載されていた野中英次氏によるギャグ漫画『課長バカ一代』を原作とするこのドラマは、家電メーカー・松芝電機の社員で、課長補佐代理心得」というよく分からない肩書きを持つ主人公・八神和彦とその部下たちが、大して内容のないバカな話を真面目に語り合ったりする複数のエピソードで構成。上司から任命される課題に毎回のようにバカをさく裂させながら奮闘する主人公・八神役で、尾上が“バカ”演技に挑戦した。
尾上は「漫画は笑いしか起きない本当に面白い漫画。劇画タッチで表情が変わってないのに言っていることがめちゃくちゃだというのが面白くて、『これをドラマにするってどうすんの?』って正直思いましたけど、そこに目をつけちゃったところが好きで、一緒にやらせていただいたチームも普段から気心しれた方たちだったので、このメンバーだったら楽しくできるんじゃないかということで即決でやりたいと思いました」と出演を即決。
また、「これだけバカっぷりを出すことにおいて何の躊躇もございませんでした。基本的に私も普段バカ寄りというか、ほぼバカなので、こういった役のほうが自分の性分には合っていると自負しています」ときっぱり。そして、「登場人物のほとんどが結局はバカだったというドラマ。その中にもちょっと感動があったり、いろんなバラエティに富んだことをしています。難しいことを考えずに見られる内容で、日頃のストレスを発散していただけるようなドラマになっていると思いますので、バカ笑いをしていただけたら我々もバカをした甲斐があります」と魅力を伝えた。
劇中では尾上の顔芸が炸裂しているそうで、永尾は「笑いをこらえるのが必死でした。松也さんの顔を見ると笑ってしまう。人の顔を見てNGを出すのは初めてでした」と振り返り、原作の大ファンだという若槻も「顔芸がすごい。原作を超える顔の表情だったりバカさ加減をアドリブで出してくれたのですごく楽しいと思います。かなり最高だと思います」と太鼓判を押した。
顔芸について、尾上は「顔がだいぶうるさいと言ってくださるんですけど、それは不本意。原作は無表情なところが面白いと思ったので、ハチャメチャなことをほぼ無表情でやろうと思っていたんですけど、無表情であれを表現するのができず顔に逃げたということ。私にとっては不本意」と話した。
『課長バカ一代』は、2020年1月12日よりBS12 トゥエルビにて放送(10話+スピンオフ1話=全11話)、2020年1月4日よりひかりTVにて配信(10話+スピンオフ2話=全12話)。