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【この記事のエキスパート】
整理収納アドバイザー/ライフアレンジニスト:出口 知子
株式会社ハート・コード所属マネージャー
整理収納アドバイザー、クリンネスト2級認定講師
片付けが苦手で主婦として劣等感を感じる日々が続いていたが、整理収納アドバイザーの資格取得がきっかけで2014年から株式会社ハート・コードに入社。家事代行、整理収納のプロとして実績を重ねる。
のべ800件以上のお宅にて掃除や片付けの現場を経験。現在も掃除やお片付けでお困りのお宅にて現場作業を行い、各家庭にあった効率良いお掃除方法や収納用品の提案も行っている。また同社マネージャーとしてお客様対応、スタッフ育成業務に携わる。大手住宅メーカー等で講師としても活躍中。
クリンネスト2級認定講座では自身の体験や現場経験を生かしお掃除の基本となる考え方の他、忙しい現代女性のお悩み解決のために仕事や育児と家事の両立を実現するお掃除方法をお伝えしている。
洗濯ばさみがたくさん付いていて、タオルや靴下、下着などの洗濯物を一気に干せる「ピンチハンガー(角ハンガー)」。この記事では、ピンチの選び方とユーザーイチオシの商品、プラスチック・ステンレス・アルミ製のおすすめ商品をご紹介します。引っ張るだけの超優秀な人気商品も!
整理収納アドバイザーに聞いた!
洗濯用ピンチハンガーの選び方
整理収納アドバイザーの出口知子さんのアドバイスをもとに、洗濯用ピンチハンガーの選び方を紹介します。ポイントは下記のとおり。
【1】3種類の素材
【2】ピンチの数と間隔
【3】フック部分の機能性
【4】便利な機能
【5】収納のしやすさ
【6】デザイン
上記のポイントをおさえることで、より具体的に自分にあう洗濯用ピンチハンガーを選ぶことができます。一つひとつ解説していきます。
【1】ピンチハンガーの素材はおもに3種類
ピンチハンガー(角ハンガー)のピンチや土台部分は、大別するとステンレス製、プラスチック製、アルミ製の3つにわけられます。
ステンレス製|耐久性が高く劣化しにくい
シンプルな見た目が人気のステンレス製ピンチハンガー。劣化しにくくサビにくい特徴があり、雨や日光にさらされても大丈夫。外干しが多い方でも長く使えるでしょう。耐久性も高いので、水を吸ったジーンズなど重いものを干すときにも便利です。
一方で、重量が重い点、プラスチック製などと比べると価格が高い点がデメリットになります。
プラスチック製|軽量で持ち運びに便利
プラスチック製のピンチハンガーは、手ごろな価格で購入でき、軽量で持ち運びがしやすいことが最大のメリット。大きなサイズが必要な方や、干し場所が複数あって移動が多い方には便利でしょう。
一方で、耐久性が低く、雨や日光に弱く劣化しやすい点がデメリットとなります。定期的に買い替えが必要です。
アルミ製|耐久性と重量のバランスがいい
アルミ製に関しては、土台部分がアルミでできていて、ピンチがプラスチック製のものが多いです。金属の丈夫な性質とプラスチックに次ぐ軽さを兼ね備えて、場所を選ばすマルチに使えるでしょう。
【2】ピンチの数と間隔をチェック
ピンチハンガーのピンチ数(洗濯ばさみの数)は、20個、30個、40個など商品によりさまざま。下着や靴下など、ふだん洗濯物を干す量に合ったピンチの数を選びましょう。
目安として、一人暮らしや二人暮らしの場合は20~30個ほど、4人家族であれば40~50個ほどあるといいでしょう。
【エキスパートのコメント】
ピンチの間隔にも注意して!
ピンチがたくさんついているハンガーのほうが、洗濯ものを数多く干せて便利なように思えますが、ピンチの間隔が狭いと洗濯もの同士がくっついてしまい、間に空気が流れにくく乾くまでに時間がかかってしまう場合があります。
いつまでも湿った状態が続くと生乾きやにおいの原因にもなるので、ピンチの間隔がなるべく大きいものを選ぶことをおすすめします。部屋干し中心の方は、とくに注目してくださいね。
【3】フック部分の機能性にも着目を
ピンチハンガーというと洗濯ものをはさむピンチの部分に注目が行きがちですが、竿に掛けるフック部分にも注目してみてください。
【エキスパートのコメント】
風が吹いても動かないロック機能がついているフックや、腰高の干し場所にも対応できる短いフック、部屋干し派が増えてきていることもあり、竿だけでなく室内ドアや鴨居(かもい)にかけることができる商品など、フックの形状にひと工夫が施されているピンチハンガーも販売されています。
ご自宅の干し場所に合ったフックがついている商品を探してみてくださいね。
【4】便利な機能をチェック
外干しや部屋干しなど、どのようなシーンで使うかに合わせて便利な機能をチェックしてみましょう。
引っ張って外せるタイプ|大量の荷物を一気に取り込める
一般的なピンチハンガーの場合、ひとつひとつ洗濯ばさみを外す必要があり手間がかかりますよね。そんなときは、引っ張ることで洗濯物を外せるタイプが役立ちます。
たくさんの洗濯物も一気に外すことが出来るので、洗濯物が多い家族にはピッタリです。なお、衣類が傷んでしまう可能性があるので、大切な洋服は別で干すなどの工夫が必要でしょう。
乾きやすい構造|効率的に早く乾かせる
洗濯物を早く乾かすことで、生乾き臭も防げます。ですが、たくさんの洗濯物を一気に干すと風通しが悪くてなかなか洗濯物が乾きません。
そのようなときに役立つのが、乾きやすい構造に設計されたピンチハンガーです。風の通り道を作って、早く洗濯物を乾かすことが出来ます。
強い日差しにも耐えられる素材|ステンレスやポリカーボネート
天気のいい日は絶好の洗濯物日和ですが、気になるのがピンチハンガーへのダメージ。そこで、ステンレスなど、耐久性の高い素材を選ぶようにしましょう。骨組みがステンレスで、洗濯ばさみ部分がプラスチックのものなどは、取り出すときに熱くないので安心です。
また、ヘルメットなどにも採用される、耐久性の高いポリカーボネートを使用したピンチハンガーもおすすめです。
外干しがメインの方は、特にピンチハンガーの耐久性が重要になるでしょう。使いやすさと合わせてチェックしてみてくださいね。
【5】収納のしやすさも要チェック
使わないときに収納しやすいかどうかも、ピンチハンガーを選ぶときの大切なポイント。折りたたみタイプで収納できるものなら収納スペースを取りません。折りたたんだピンチハンガーは、ファイルボックスなどに入れて収納すると便利です。
折りたたんだ際にピンチ同士が絡まってしまうことがありますが、最近はピンチが絡まないよう設計された商品もあるので、ぜひチェックしてみてください。
【6】おしゃれでかわいい! デザインの好みで選ぶ
部屋干しなどでピンチハンガーを出しっぱなしにしたい場合は、デザインにも着目して選びたいところですね。
プラスチック製はカラフルなものが多いので、どうしても生活感が出てしまいます。シンプルでスタイリッシュな印象のステンレス製やアルミ製であれば、お部屋のインテリアを邪魔しないでしょう。
>>>整理収納アドバイザーからのメッセージ
【エキスパートのコメント】
ピンチハンガーで家事ストレスの軽減を!
日々の生活の中に定着しているお洗濯ですが、当たり前に行なう家事だからこそ、多少のストレスを感じながらも仕方なくこなしている方も多いと思います。
たとえば、ピンチハンガーが傾かないよう衣類のバランスを取りながら干すので時間がかかる、急な雨で取り込んだハンガーのかけ場所に悩んでいる、仕事帰りの疲れた体で洗濯ものを片づけるのが億劫(おっくう)……このような洗濯に関するプチストレスは、ご自分の生活スタイルにあったピンチハンガーを選ぶことで解消することもできます。
色や形など見た目にこだわることも気分が上がる要素ではありますが、いろいろと工夫が凝らされた機能にも注目していただき、使いやすいピンチハンガーを見つけてくださいね。