ジャーナリストの池上彰氏が、最近大きな話題になっているニュースの数々、そして今さら「知らない」とは恥ずかしくて言えないニュースの数々を分かりやすく解説するテレビ朝日系番組『池上彰のニュースそうだったのか!!』。2日(18:56~)は、「実は知らない天皇や皇族」SPを放送した。
同局の丹羽敦子プロデューサーは「池上さんはNHK時代、宮内庁担当記者もされていたので、皇室のことには非常にお詳しいんです。ただ正直、皇室についてはいろいろ知っていたとしても、皇室の方が『どんなテレビ番組をご覧になっているか』とか普段の生活ぶりのことなど、オフレコな部分が多いらしく、『あー、この話はできないな』ということもたくさんありました。打ち合わせではかなり盛り上がっていたんですが…残念でした」と明かした。
続けて「日本人なら皇室に関するニュースはよく見ていると思うんですが、『意外とその言葉の使い方ひとつをとってみても意外と知らないこと多いよね』ということはおっしゃっていました」とのことで、「例えば“皇室”と“皇族”ってどう違うの?とか。“陛下”と“殿下”ってどう違うの? とか。みんなそれを聞いて『へぇー!』っていう感じでしたが、放送では割愛してしまったのがとても残念です」と振り返った。
また、「スタジオで意外と盛り上がっていたのが、神社の話です。生まれた時からなんとなく自然に行っていた、という方が多いのではないでしょうか。それだけに改めて『氏神さまって何?』とか『近所の神社にまつられている神さまは?』と聞かれると知らない、という人も多いようで」といい、「若いスタッフに“氏神さま”というワードが通じなくて、池上さんもかなり驚かれていました。おみこしを担いだことある、という人も意外と少なくて…『日本の伝統がどんどん消えていくね』と悲しんでおられました…」と話した。